みなさんこんにちは! 観光情報サイト「旅狼どっとこむ」の旅狼かいとです。
今回は、英語学習を頑張ろうと思っている方や、海外で活躍することに興味を持っている大学生や高校生、社会人の方が気になるであろう「留学に行く意味」や「留学のメリット」についてお話ししていきます。
僕は大学時代にイギリスに留学し、1ヶ月という期間だったもののその後の大学生活や進路選択に大きな影響を受けた経験を持ちます。もちろん、留学に行ってきた他の方々とも交流していますので、そういった体験談をもとに今回は様々ご紹介していきます。
留学に行こうかどうか考えている方、留学に興味がある方はぜひ参考にしてみてくださいね!
【結論】留学は行くべき?
早速ですが、最初に結論から書いてしまいます。
留学に行くかどうか迷っているなら、「絶対に行くべき」だと個人的には思います。
ただしこれは、「何も考えずにとりあえず留学に行こう!」と言っているわけではありません。留学をオススメする上では条件や心構えも大切になってきますので、それをここからお話ししていきます。
【重要】留学は「意味あるもの」に”する”もの
僕は、留学へ行くことのメリットやデメリットは「客観的な情報として価値をもつ」とは考えていますが、結局「最後はその人自身による」とも思っています。
その理由は、
留学をする上で一番大切なのは「留学で何を得たいかを明確にする」こと
だと考えているからです。
そもそも「意味があるかないか」ではなく、「どうすれば留学を良い経験にできるか考えながら過ごす」と考えても良いですね。
例えばこう考えるのはどうでしょう?
とは言っても、「留学で何をしたいか」「どうすれば留学を良い経験にできるか」をパッと思い浮かぶ人はそう多くないと思います。
僕がどう考えたかで恐縮ですが、例えばこう考えるのはどうでしょうか?
【留学にはお金と時間がかかる】
→これだけのお金と時間をかけるのだから、価値のあるものにしないとな。
【1ヶ月の留学では語学力はつかない】
→今回の留学の一番の目的は「”海外で暮らす”という経験を積みたい」ことにある。もちろん、英語力も可能な限りつけたいから、行く前にある程度話せるように準備して、向こうでは日本語を使わないようにしよう。
→実際、僕は必要以上に日本人の方とは一緒にいないようにしました。
事前準備の内容と質も大切
また、僕は「貴重な英語だけの環境にせっかく身を置くことができるのだから、現地に行く前に少しでも英語力をつけてから行こう」とも考えていました。
実際、留学とは「英語を”学びに行く”場」ではなく「英語を”使いに行く”場」であると意識するだけで、事前準備の質や内容、現地での過ごし方が大きく変わると感じています。
留学を意味あるものにするためのアイディア
上に書いたもの以外で、僕が留学をした際に少しでも”意味ある留学”にするためにしようと思ってやろうと決めていたこと、友人の話から他の人にもオススメできると思った目標もここでご紹介します。参考にしてみてください。
受動的だったスタイルを海外の環境に触れて能動的にしたい
【そのためにやること】
一日一回、学校でも道端でも観光地でも、とりあえず知らない人に話しかけて何か話す
とにかく英語の上達のための努力をする。
【そのためにやること】
全授業に出席し、積極的に発言をする。課題も必ずやる
イギリスに行ったらサッカーを絶対にみたい
【そのためにやること】
自分で予約する方法を調べ、実際に見に行く
毎週末はロンドンの外に出て観光に行く
【そのためにやること】
留学に行く前にある程度計画を立てておく。そして学校が終わったら、イギリスのカフェを経験するついでにそこで計画を立てる
イギリスといえばパブ! だからパブでお酒を飲む(できればサッカー観戦したい)
【そのためにやること】
ビビらず入ってみる。ダメそうなら語学学校のアクティビティを活用する
ルームメイトの国について少しでも知る(できれば言葉を教えてもらう)
【そのためにやること】
積極的に声をかけて仲良くなる。休日や学校終わりに出かけようと誘う
☆逆に、こういった風に考えられない、受動的な留学を考えている方は「意味のない留学」になってしまう可能性があります。
留学へ行くメリット・得れたもの
上述のことを意識しながら生活したかいもあり、また、クラスメイトやルームメイト、先生方やホストファミリーに恵まれたこともあって、僕の留学は大いに価値のあるものになったと自負しています。
そんな僕が感じる留学のメリットや実際に僕が得られたものを体験談としてお話しします。最初に「あてに
海外の生活を体験できた
これは読んで字の如く、ですね。
僕は1ヶ月の留学だったのでホームステイをしていましたが、それでも「シャワーだけの生活(バスタブがない!)」や「イギリスの文化の中で生活すること(鉄道事情とか特に)」、「そもそも毎日が英語だけ」という日常では、観光の時とはまるで別物でとても貴重な経験ができました。
そして、この「海外での生活をしたい」というところに価値を置くかどうかも、留学に行くべきかどうかが大きく変わってくる点だと感じました。
今や日本にいても、オンライン英会話などを駆使すればかなりのレベルの英語力に到達しますし、「留学したことないけど英語ペラペラ」という知り合いの方が僕にもいます。
ですが「海外で生活する」ということは、日本にいるだけでは絶対に体感できないものです。ですので「海外で生活する経験」というのは、留学したからこそ得られるものであり、留学のメリットと言えるでしょう。
「とりあえず言う」という習慣がついた
上の「海外での生活」にも繋がりますが、ルームメイトとの会話でもクラスでの会話でも授業でも、海外ではとにかく「話すこと」を求められます。
これは、あえて言葉にしないところに意味を持たせる「直接言わない文化」である日本人からしたら、結構カルチャーショックなのではないでしょうか。(まぁ僕がもともと寡黙だったってこともあるでしょうが。。)
実際のエピソードとして、一回目は授業のディスカッション中にクラスメイトから、二回目はルームメイトと観光している時に、僕は「どうして自分の意見を言わないんだ」「もっとハッキリ言ってくれ」と言われた経験があります。
単純に英語力がなくて「何ていえばいいんだ…」と思っていたところもあったのですが、それでもこれだけ自己主張を求められると思っていなかったので衝撃の体験だったことを今でも鮮明に思い出すことができます。
そして、ここで得た積極性はその後の大学生生活や社会人になった今、活かされているように感じます。当然身をわきまえるべきシーンというものは存在しますが、それでも振り返ってみると「あのとき自分の意見を言ってよかったな」と感じる場面の方が多かったと思っています。
そのための意識変化のきっかけを与えてくれたのが留学だったので、「日本にいるだけでは得にくい価値観を得ることができる」という点も、紛れもない留学のメリットと言えるでしょう。
同世代の意識の高さや英語力の高さに触れることができた
もちろんこれは、留学している日本人以外の生徒全員というわけではありません。ただ、僕が関わった人たちは、自分の国の問題や世界情勢に意見を持っている人が多かったですし、少なくとも情報をとる姿勢がありました。
また、自分の将来についてしっかりとビジョンを持っている人も多かったです。この留学をどう活かし、今後どうなりたいか、そういうことを言える人たちが多かったのです。
当時の僕は日本の問題はもちろん、海外の問題も「そうなんだ〜」と思う程度でした。留学への熱意については負けないものがありましたが、その後の人生については結構漠然としていました。
この姿勢の違いについて良し悪しがあるとは思いませんが、それでも「海外に出ると身近にもこんなにすごい人がたくさんいるのか」と感じることができたのは、帰国後の僕があれこれと行動を起こすきっかけの一つになっています。
様々な国籍の人たちと話す機会を得れた
これは「英語の訛りに触れることができた」という意味で、とても貴重な経験だったと感じています。
日本で勉強をしていると、どうしてもCD音源の綺麗な英語に慣れてしまいますし、会話するとしてもネイティブや東南アジア系の方々が多いはず。
そもそもロンドンは移民が多い都市であり、僕がお世話になったホストファミリーのお父さん・お母さんはフランス語の訛りがかなり強い方でした。また、イギリス留学はヨーロッパや南米からの留学生が多いため、スペイン語やフランス語、ドイツ語訛りの発音に触れる機会が多かったと感じています。週末の空き時間にはマンチェスターやリヴァプールなどにも観光して、イギリスの各地域の訛りにも触れることができました。
単純に「英語が好きだから」というのもあるとは思いますが、それだけ様々な訛りに触れることができるだけでも楽しいですし、クセに慣れることで今後どこかで訛りのある方と話すときも抵抗がなくなり、少しでも早くコミュニケーションがとりやすくなると感じました。
これも、一度にたくさんの国籍の生徒が集まる留学ならではのメリットだと思います。
ロンドンやイギリスについて少しだけ詳しくなれた
自分が留学する国ですから、当然興味がある国や行ってみたい都市を選ぶことになるでしょう。そんな国や都市にクラスわけですから、否が応でも留学に行く前よりは詳しくなるはずです。
僕の場合は、イギリスやロンドンについて少しだけ詳しくなれましたね!
・地元で有名なフィッシュアンドチップスのお店!
・観光するならここはオススメできる!
・〇〇で有名な場所だけど、実はね…
・電車や地下鉄に乗るときはこうすればいい!
・サッカーの観戦チケットの予約の仕方を知れた!
・ロンドンから△△へ行く方法なら任せてよ!
などなど、そこで暮らしたからこそわかることがありますし、知ったことを発信する場としてこのブログをそもそも始めたというきっかけにも僕はなっていますからね!
それに、たった数週間、数ヶ月でもそこで暮らしたのなら、多少なりとも他の国とは違う感情を抱けるようになるはずです。そういう場所があるって、意外とその後の人生で楽しくなりますよ!
外から日本を見ることで魅力に気づけた
最後のメリットは、「日本の魅力に気づくことができた」という点です。
僕たちが遠く離れたヨーロッパに憧れを抱くのと同じように、ヨーロッパや南米の方々は日本をはじめとするアジアの国々に興味を持ってくれていることが多いです。
アニメや漫画はその代表ですね! 男女関係なく『ワンピース』や『ナルト』を知っている人が多かったので、結構驚きました。それだけグローバルに認知されている文化が日本にあると思うと、なんだかんだで嬉しいことだと僕は感じます。
また、海外で生活したからこそ、日本の住み心地の良さは本当に素晴らしいとも感じました。
もちろん単なる慣れや日本語だからというところもあるでしょうが、それでも、トイレやお風呂はめちゃくちゃ綺麗ですし、バックが空いていても物が盗まれる心配がほとんどない治安の良さはとても安心できます。
英語や他の言語を学ぶほど、3種類の言葉を使い分ける日本語の凄さにも気づきました。
こういった日本についての考察は、日本から出た海外の環境で外国の人たちと交流を持つことができたから気づけたと僕は感じています。
僕は「明確にアイデンティティーとして日本人であることを誇りに思っている!」というわけではありませんが、それでも自分の国の良いところを素直に見つけられたというのは、胸がくすぐったくなるようなちょっとした自信につながりましたね!笑
留学に行くべき人と行くべきでない人
ここまでの内容を踏まえて、最後に僕が思う「留学に行くべき人」と「留学に行くべきではない人」を書かせていただきます。
留学に行くべき人
・留学先で能動的・主体的に行動を”起こそう”と思っている人(留学をきっかけにして受動的な自分を変えたい人)
・「英語力を付ける」以外にも留学をする理由を持っている人
・今の自分から何かを変えたい人
留学へ行くべきではない人
・就職活動などのために「留学をした」という実績がほしい人
・留学に行くだけで英語が身につくと思っている人
・「留学は自分でやらないといけないことが多いよ」と言われ、面倒だと思った人
留学へ行く意味 まとめ
ということで今回は、留学へ行く意味やメリット、留学へ行くべき人と意味がない人の特徴をお話ししてきました。自分語りっぽくなってしまった場所が多かったですが、一個人の体験談として参考にしていただけると嬉しいです。
僕個人の経験に基づいて結論づければ、留学は誰もに行ってほしいです。ですがここでご紹介したように、「ただ行くだけ」では意味のないものになってしまうのも事実です。
この記事を読んでいただいた方は、きっと留学に行こうかどうか考えている方だと思います。
まずは自分が留学で何をしたいか、何を得たいかをイメージし、その上で留学へ行くかどうか、行くならどんなプランで行くかを検討してみてください。
そして、あなたの人生に良い影響を与える素晴らしい留学生活を過ごしてほしいです! その一助に、このブログが少しでも力になれば嬉しく思います。
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