写経机に紅葉した木々が写り込んだ写真がSNSに載せられたことで、近年爆発的に人気が広まった、京都の八瀬に佇む瑠璃光院

まさに現代の文明の利器によって人が押し寄せることとなった瑠璃光院ですが、実際に足を運んでみると、実に”侘び寂び”のきいた書院と庭園の雰囲気が色濃く残る、趣のある素晴らしい寺院でした。

春と秋に期間限定で一般公開がなされている瑠璃光院

今回は、そんな瑠璃光院の魅力をどっさりとお届けしていきますよ!

 

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瑠璃光院の歴史

瑠璃光院が立つ八瀬の地はかつては「矢背」と記されていたとされており、その由来は、壬申の乱で背中に矢傷を負われた大海人皇子(天武天皇)が「八瀬のかま風呂」で傷を癒したことからだと考えられています。

以降八瀬の地は、平安貴族や武士たちに”やすらぎの郷”として愛されていたそうです。

そんな八瀬の地に建てられた瑠璃光院は、岐阜市に本坊を置く浄土真宗無量寿山光明寺の支院で、歴代の本願寺門跡も訪れた由緒正しき寺院です。

明治から大正期にかけては、京都電燈などの創業者にして政治家としても活躍した田中源太郎が瑠璃光院が立つ土地を所有しており、そこに建てられていた庵に明治政府において太政大臣を務めた三条実美が「喜鶴亭」という名前をつけています。

その後、大正末期から昭和初期にかけて、建物は数寄屋造りの名手・中村外二が、庭園は自然を借景として佐野藤右衛門一統によって手がけられました。

これらが、現在の瑠璃光院に至るまで見られる建物と庭園となっています。

ちなみに、数寄屋造りの「数寄屋」とは「茶室」を意味し、今日の数寄屋造りは特別に高価かつ高度な技術を要する高級建築の代名詞とされていますが、もともとは、虚飾を嫌い、内面を磨いて客をもてなすという茶人たちが好むような、軽妙洒脱で質素ながらも洗練された建築が特徴の日本の建築様式です。

 

 

いざ、瑠璃光院へ!

ではでは、瑠璃光院の実際の様子をご覧いただきましょう!

瑠璃光院が位置するのは、京都の市街地からは少々離れた比叡山の麓にある八瀬になります。

電車やバスを乗り継いで八瀬比叡山口駅(八瀬駅)までたどり着きさえすれば、あとは看板や人の流れに沿って5分ほど歩いて行けば問題なく到着できますよ!

僕が瑠璃光院を訪問したのは11月中頃の紅葉のシーズン真っ只中だったこともあり、入場券の購入と同時に整理券も配布されました。

整理券配布が春の期間限定公開の際や、秋の公開期間の開催直後や終了直前でも行われているのかは定かではないのですが、少なくとも秋の時期の中盤では行っているようです。

また、公式ホームページでは開館時間が「10時」とあるのですが、僕は朝の9時前に到着し、9:10入場の整理券をもらいました

実は僕、瑠璃光院を訪問するのを決めたのは前日で、当日の朝までツイッターで瑠璃光院の入場情報を集めていました。

その様子からすると、8時半くらいから入場を開始しているような感じでしたので、「絶対に並びたくない!」という方は、8時台のうちに到着しておくのが確実だと思います!

ちなみに午後の時間に行くと、2~3時間は軽く待つようになるそうですよ!

地図を見ていただけるとわかるのですが、瑠璃光院周辺には待ち時間に合わせて観光できるような見どころがそれほどないため、1時間や2時間待ちとなるのが一番中途半端に時間を持て余してしまう可能性もありますので、注意してください!

ともあれチケットを購入した僕は、そのまま入場のための列に並び、、そしてついに、入場の瞬間。。!

整理券を配布していることから想像がつく方もいらっしゃるかもしれませんが、入場は人数制限を設けて行っているようでした。

ただ、入ってしまえば何時間いようと特に問題はなく、ゆっくりと写真撮影や写経、さらにはお茶を楽しむことができますよ!

 

順路を足早に進み、まず向かったのは書院2階の写経机です!

ここの机に映り込む木々の写真こそ、瑠璃光院を人気の観光名所たらしめていると言っても過言ではないですからね!

左の方みたいな感じで、机にカメラをおいて撮るのが一番うまく撮れます。
一度後ろへ行って順番を再度待ちます。。
今度はこちら側から!

写経机に映り込む彩り豊かな紅葉と未だ色づいていない緑葉のコントラストが、もうとにかく素晴らしい!!

本当に幻想的です。。

そんな書院2階の写経机、実際は肉眼で写真のように見ている暇はありません。笑

なぜか?!

それは、人が多すぎるから!!

係の人がストップウォッチを使って時間を計り、時間ごとに交代を促すほど混雑しています。。

まぁ当然と言えば当然かもですが、、笑

もちろん、一度撮っても再び並んでより良い一枚を求めるのはアリですし、角度や光の入り方によっても”映え方”が違いますので、納得がいくまで何度も撮りましょう!

せっかくここまで来たのですからね!

人だかりはこんな感じです。笑

譲り合いの精神は忘れてはいけませんが、過度の遠慮はこのときばかりは捨て去りましょう!(というか僕は捨て去りました。笑)

ということで、書院2階の様子を付け加えてから1階へ移動します!

 

書院1階に降りてきました!

1階には「八瀬のかま風呂」も置かれています!

1階は2階で見た木々が生えている姿を庭園に見ることができます。

他の寺院よりもかなり落ち着いた、”侘び寂びのある”雰囲気だったのがとても印象深かったです。

幽玄な雰囲気ですね〜
座って写真を撮る人、少しお休みしながら談笑する人、思い思いの時間を皆さん過ごされていました。。
床への映り込みは、、もうちょいかな。。
せっかくなら、部屋から庭園を見た一枚絵を撮りたい!と思い、少し待つことに。
こういう暗い中だからこその後ろ姿とか、もっと上手に撮れるようになりたいものです。。
きた!これが撮りたかった!!
こういうちょっとしたタイミングでは、察して待ってくださる方ばかりで本当にありがたかったし、これが日本人の美しい心だなぁとしみじみと感じました。。
次の間へ移動します。
本当に静かで穏やかな場所でした。
“静謐”ってこういうことを言うのかなって感じましたね。。
外から見ても雰囲気を感じる書院です。
こういう小窓が、”侘び寂び”を重んじる茶室の雰囲気を引き立たせてくれています。
次の庭園には小さな池もありました。
床への映り込み、もっとうまく撮りたかったなぁ。。
部屋の別の窓からは全然異なる印象を受けます。
再び庭園の方。
苔ってこんなに日本らしい趣のある雰囲気をつくってくれるのですね〜
鯉もいました!
ここが、数寄屋造りを一番感じられる場所なのではないでしょうか!
もっとも何度も言うように、書院そのもののつくりや庭園の雰囲気が、他とは少し違う、質素ながら趣深い雰囲気を漂わせてくれていましたよ!
この雰囲気を端的に表現できる語彙がないのが悔やまれます。。
ここでも、この構図で撮れるシャッターチャンスまで待ってました。笑
最後にお茶をいただきました。。
勝手に撮ってますが、いい雰囲気でお茶を飲まれていたのでつい。。
以上、瑠璃光院でした!

 

 

瑠璃光院の観光案内

拝観期間

春と秋の特別拝観時のみ

2019年秋は、10月1日(火) ~ 12月10日(火)

期間中の休みはなし

例年、春の公開期間は3月に、秋の公開期間は9月に発表されます。

拝観時間

10:00~17:00

上述したように、10時前から入場している時期もあります。

訪問する前日や前々日に、ツイッターなどのSNSを活用して情報を集めていただくのが最も正確です。
(2018年のときは、公式ページへの掲載は特にありませんでした。)

料金

一般:2,000円

学生:1,000円(学生証の提示が必須)

障害者手帳提示:1,000円(付き添いも1名まで1,000円)

紅葉の見頃

色づき始め:10月下旬

見頃:11月中旬~11月下旬

観光のおすすめ時間

午前中

こちらも上述したように、紅葉のハイシーズン以外は平日を利用すればそれほど時間を気にせず拝観が可能です。

しかし、紅葉のハイシーズンは大混雑することが予想されますので、午前中の早い時間に訪問するのが確実です。

アクセス

【電車】叡山電車叡山本線 八瀬比叡山口駅 から徒歩3分

【バス】京都駅方面からは、京都バス16・17・18・19系統「八瀬駅前」バス停 から徒歩7分

その他

JR東海ツアーズ(そうだ 京都、行こう)が主催する『京都洛北 瑠璃光院夜間特別拝観・八瀬もみじの小径ライトアップ』が例年開催されています。

詳しくはこちらの、JR東海ツアーズの「そうだ 京都、行こう」のホームページをご覧ください。

  

 

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瑠璃光院から八瀬駅までの様子

ここでせっかくですので、瑠璃光院から八瀬駅までの様子もご紹介しようと思います!

こちらでも紅葉を楽しめましたので!

“ミニ渡月橋”というところでしょうかね!
正面上の駅が八瀬比叡山口駅。
レトロな雰囲気、結構好きでした…!
紅葉と水の流れる音の組み合わせも素敵ですよね〜!
瑠璃光院とセットで、この八瀬でゆっくりするのもありですね!!

 

 

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瑠璃光院 まとめ

ということで、今回のブログでは京都の大人気スポット「瑠璃光院」と、おまけで八瀬の様子をご紹介してきました!

瑠璃光院は春と秋の限定公開ということで、春は青紅葉、秋は紅葉が、庭園で観られるのみならず、机や床に映り込んでいるところを楽しむことができるのが最大の魅力ですね!

また、数寄屋造りならではの”侘び寂びのある”雰囲気が特徴の書院と庭園そのものもとても素敵でした。

「質素」という言葉の”奥ゆかしさ”と言いますか、日本ならではの雰囲気と言いますか、、

とにかく、この瑠璃光院だからこそ、この瑠璃光院でしか感じることのできない雰囲気だったことは間違いないですね!

写真好きの方はもちろん行くべきフォトスポットですが、日本人だからこそ知っておきたい日本ならではの雰囲気を味わえる空間だったとも思います

春か秋に京都へ訪問する方は、ぜひとも瑠璃光院へ足を運んでいただきたい!!

きっとここでしか感じることのできない魅力を、あなたも見つけられますよ…!