みなさんこんにちは!旅狼かいとです!

イギリスでは、「政治はウェストミンスター(Westminster)」「経済はシティ(City of London)」と地域的役割分担をされており、その歴史も非常に深いです。

そして、国があれば政治は必ずある。

つまり、政治が執り行われてきた場所はその国の歴史とともにあるということ

こののブログ記事でご紹介する「ウェストミンスター(Westminster)」地区はまさにイギリス政治の舞台であり、イギリスの歴史はウェストミンスターと共にあったと言っても過言ではないのです!

数多くの歴史的な建物が立ち並ぶウェストミンスターは、まさにロンドンのみならずイギリスNo.1観光地と言えるでしょう!

ということで今回は、そんなイギリスはロンドンのウェストミンスター(Westminster)についてたっぷりとお届けしていきますよ!

  

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ウェストミンスター(Westminster)の歴史

まずはじめに、この地域ウェストミンスターの歴史をご紹介しましょう。

伝説上のウェストミンスター発祥は、ローマ時代ごろまでテムズ川に流れ込む小川にあったとされる小さな島(または浅瀬)「ソーニー島 (Thorney Island) 」に「ウェストミンスター寺院(Wstminster Abbey)」が建立されたことによるものだと考えられています。

対して確認されている史実に基づくと、1065年にウェストミンスター寺院が建てられているので、確実なウェストミンスターの発祥はこの時と言えます。

ウェストミンスター(Westminster)という名前は、ウェストミンスター寺院を指した「セントポール大聖堂の西にある大寺院(修道院教会)West Minster(Monastery))」という言葉に由来します。

そして何より、冒頭でも触れたようにウェストミンスターは長らくイングランド(近代はイギリス)の政治の中心。

今日に至るまでなんと約1000年もの間、イングランドの政府が置かれ続けています。

現在では、各英国政府官庁や海軍本部、首相官邸などが並ぶ「ホワイトホール(Whitehall)」と合わせて、「ウェストミンスター(Westminster)」という地名はイギリスの議会や政界を意味する言葉としても使われます

これは日本でいう「永田町」や「霞が関」ですね!

  

 

ウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)

では次に、ウェストミンスター発祥のきっかけとなったウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)についてご紹介します。

上述の通り、確認されている史実では1065年にエドワード懺悔王(証聖王)(Edward the Confessor)が現在の姿のもとになる大寺院を建立したのが始まりです。

ちなみに、このときお隣のウェストミンスター宮殿も建てられたのですが、その目的は寺院の建設状況を見ることができるようにというものだったそうですのよ!

現在では宮殿がメインの見どころとなっていますが、歴史をたどると寺院の方が大元なのです!

ウェストミンスター寺院の話に戻ると、、
エドワード懺悔王の死後、ウィリアム1世(ウィリアム征服王)によってなされたノルマン・コンクエストによってたてられた王朝のほとんどの王が、寺院内の「エドワード懺悔王の礼拝室」で戴冠式を行なっています。

また、この部屋にはかつてスコットランドから戦利品として略奪してきた「運命の石」と呼ばれる「スクーンの石(Stone of Scone)」がはめ込まれた戴冠式用の玉座がありました。

この石の上で代々スコットランド王が戴冠式を挙げたとされていたことから、スクーンの石はスコットランド王の象徴とも言えるものでした。

つまり、この石の上でイングランド王が戴冠することで、スコットランドの支配も暗に意味していたと考えられています。

スクーンの石は現代に至るまでウェストミンスター寺院内の玉座にはめ込まれたままとなっていましたが、1996年にスコットランドに返還され、現在はエディンバラ城で保管されています。

ウェストミンスター寺院はゴシック様式の建築物として有名ですが、これはヘンリー3世が当時フランスで流行していたゴシック建築を取り入れようと改装したことがきっかけです。

その後、歴代の国王を埋葬するために多数の礼拝堂が造られたことに加え、国に貢献したと認められた人物もここに埋葬されることとなり、近代に至る長きにわたってその時代を代表する様式で増改築されています。

その影響で、本来教会で最も神聖な場所とされる聖域や主祭壇は東に位置するのに対し、ウェストミンスター寺院では中央やや西寄りに位置するという珍しい構造となっています。

ちなみに、ここに眠る有名人を挙げると、
自然哲学者にして物理学者、さらには天文学者でもあった「万有引力」の発見者アイザック・ニュートン
著書『種の起源』において自然選択によって進化がなされることを発表し、現代生物学の基礎を築いたチャールズ・ダーウィン
世界的に読み続けられている『オリバー・ツイスト』や『クリスマス・キャロル』の作者チャールズ・ディケンズ
などなど、名だたる偉人たちが埋葬されています。

が、、すでに墓地は満室のようで、これら超有名人の仲間入りは締め切られています。悲しみ。笑

現代においても、ダイアナ妃の葬儀が執り行われたり、ウィリアム王子とキャサリン妃が結婚式を挙げたりと、王室と密接な関係にある教会です。

その白亜の姿も相まって、まさに「王室の教会」にふさわしい出で立ちですね!

「白亜」を意味すると同時に最も古いブリテン島の呼び名「アルビオン」にも相応しいのでは、、!

   

ウェストミンスター寺院に併設されている聖マーガレット教会(The Anglican church of St Margaret)もセットで見所!

現在でも礼拝で使われているほか、結婚式場としても使われています。

イギリス元首相ウィンストン・チャーチルもここで挙式した歴史があります。

運が良ければ、英国紳士&英国淑女のおめでたいシーンを見ることができるかも…!

   

ちなみに、名前の大聖堂(cathedral)」と「寺院(Abbey)」の違いは、カトリック」か「プロテスタント(or カトリック以外)」かの違いです。

ですが、最近はプロテスタントの教会でも比較的大きなものは「大聖堂」と日本語訳されているようで、この辺が英語と日本語の不一致性が露見するところですね。。

やはり、英語名は素直に英語名のまま受け入れるのが一番早いと僕は思います!

     

ウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)の観光案内

開館時間

9:30~13:30(水曜日のみ18:00まで、最終受付は閉館の1時間前まで)

休館:日曜日

※日によって開館時間が変わることが多いので、常にホームページなどで時間を確認することをおすすめします。

料金

大人(18~64歳):£24(£22)

子ども(5~15歳):£10(£9)

学生・シニア(65歳以上):£21(£19)

※()内はオンライン購入時の値段

アクセス

ウェストミンスター駅(Westminster)より徒歩3分

    

    

ウェストミンスター宮殿(Palace of Westminster)

ではでは、今回のメインの見どころであるウェストミンスター宮殿(Palace of Westminster)の話をするとしましょう!

ウェストミンスター宮殿(Palace of Westminster)はイギリス・ロンドンのテムズ川沿いに建ち、現在はイギリスにおける国会議事堂(House of Parliament)として使用されています。

成り立ちについては、ウェストミンスター寺院のところで触れたように、最初はあくまで寺院に付属する形でエドワード懺悔王によって建てられました。

エドワード懺悔王の時代の後のノルマン・コンクエストによって、ウィリアム1世がノルマン朝を開きます。

ノルマン・コンクエストというのは、日本語では「ノルマン征服」と訳される、フランスのノルマンディー公だったウィリアム1世(フランス語名は「ギヨーム」)がイングランドを征服し、ノルマン人による王朝を立てたことを言います。

そんなウィリアム1世、はじめはロンドン塔(Tower of London)を住居としていましたが、後にこのウェストミンスター宮殿へと移り、これが契機となってウェストミンスター宮殿に宮殿としての機能が定着しました。

ちなみに、現在のウェストミンスター宮殿にはウィリアム1世や彼より前の時代のサクソン系の王朝の王によって使用された建築物は現在残っておらず、宮殿における最古の部分は次代のウィリアム2世によって建造されたものだそうですよ!

今日にまで続く機能である「議会」としての使用は、1295年に設立された初のイングランド議会である「模範議会」からだとされています

つまりはイングランドにおける第一回議会から使用されているというわけで、文字通り、イングランドの政治の歴史はウェストミンスターとともにあるということですね!

王宮としての機能は1529年のロンドン大火が発生するまで担っており、翌年の1530年にヘンリー8世がヨーク宮殿を「ホワイトホール宮殿」と改名して宮殿としました。
(ホワイトホール宮殿はのちに消失し、以降の第一宮殿は今日に至るまでバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)が担うことになります。)

このときはまだ、公にはウェストミンスター宮殿が王の住居だったそうですが、実際には議会と裁判所としての2つの機能のみを担うようになりました。

その後、1834年の火災によりウエストミンスター・ホールなどを除くほとんどが焼失してしまったため、これを機にイギリス政府は新国会議事堂の建設を計画します。

古典様式を好む一派が根強く残る中、若手建築家オーガスタス・ピュージンのキリスト教と関わりの深いゴシック様式を用いた計画が採用され、建築家チャールズ・バリーが「ゴシック・リヴァイヴァル様式」として設計・建築しました。

テムズ川を挟んだ対岸からの眺めに重点をおきながら構成されたというその宮殿の姿こそ、現在のウェストミンスター宮殿(国会議事堂)になるのです!

川側からは見づらいファサードです!

バリーの目論見通り、今日では対岸や正面にかかるウェストミンスター橋からが一番のビュースポットになっているわけですから、ゴシック・リヴァイバル様式様様ですね~!

逆光…!

ちなみに、ウェストミンスター宮殿は世界遺産に登録されていますが、その形態は宮殿単体としてではなく、
ウェストミンスター宮殿、ならびに聖マーガレット教会を含むウェストミンスター寺院
というウェストミンスター一帯の形で世界遺産に登録されており、宮殿内へは見学ツアーでのみ入ることが可能ですよ!

     

ウェストミンスター宮殿(国会議事堂)の観光案内

ガイドツアーチケットの購入について

チケットの購入方法

オンライン予約か現地のチケットオフィスで購入する2種類

チケットオフィスの営業時間

10:00~16:00(土曜日は8:45~16:45、日曜は休み)

ガイドツアーの開催日時

土曜日の9:00~14:15

英語のツアーは15分~20分おきに開催

フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語は当日指定の時間に開催

夏季(7月末~8月末)は月~金曜日も開催される

休館は日曜日

料金

大人:£28(£25.50)

子ども(5~15歳):£12(£11)

学生・シニア(60歳以上):£23(£21)

※()内はオンライン購入時の値段

アクセス

ウェストミンスター駅(Westminster)からすぐ

     

      

         

👆「ロンドン塔」こと”Tower of London”のご紹介はこちら!

  

  

ビッグベン(Big Ben)

さて、そんなウェストミンスター宮殿に付随する形で立つのが、ビッグベン (Big Ben) 」の愛称で親しまれる時計塔ですね!

そう、「ビッグベン」というのは、元はあくまで”鐘の”愛称だったのですよ!

それが今日では、時計塔全体、あるいは大時計の愛称になっているのです!

ちなみに、鐘の正式名称は「グレート・ベル」になります!

時計塔は、チャールズ・バリー設計のゴシック・リヴァイバル様式の建築物になります。

大時計の文字盤の下には金文字のラテン語で
DOMINE SALVAM FAC REGINAM NOSTRAM VICTORIAM PRIMAM
(「主よ、我らが女王ヴィクトリアに御加護を」)
と刻まれています。

長らく「クロックタワー」と呼ばれていた時計塔ですが、2012年の女王エリザベス2世の即位60周年を記念してエリザベスタワー(Elizabeth Tower)と名前が変更されたことが、近年話題にもなりましたね!

毎日正午に鐘が奏でる音は「ウェストミンスターの鐘(“Westminster Quarters” , “Westminster Chime”)」と呼ばれ、その起源は併設のウェストミンスター寺院のためにつくられたものなのですが、実は日本に非常に馴染みの深いものなのです!

なぜかというと、、

このウェストミンスターの鐘が、多くの学校や職場で使用されている始業・終業のチャイムの音階の元となっているのですよ!

一度聞いてみてください!きっと懐かしい想い出が蘇りますよ^ ^

夜のビッグベン!
赤バスとともに!

毎年、夏時間と冬時間を切り替える際に時計を止めて部品の補修・交換や鐘の調律などを行っていましたが、2017年8月21日から4年をかける予定で補修工事が行われています。

初めて鐘の音が響いたヴィクトリア女王時代の1859年から数えても、ここまで長期的に鐘の動作が停止するのは今回が初めてだそうですよ!

この関係で、改修期間中はビッグベンの周囲に工事の足場が設置され、全体がシートに隠れてしまっている状況となっています。

つまり、2021年(予定)まで鐘の音を聞くことができなく、ビッグベンもちょっと残念な感じになっているので注意です!

まあ、、シートに覆われたビッグベンはもう見ることができないかもしれませんから!笑

ともあれ改修後のビッグベンを楽しみにしましょう!

   

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ロンドンアイ(London Eye)

最後に、歴史あるウェストミンスターにおいては”異質”と言える「ロンドン・アイ(London Eye)」についてご紹介しましょう!

ロンドンアイ(London Eye)は、イギリスのミレニアムプロジェクトの一環として1999年末に開業しました。

開業当初は世界で一番高い観覧車としてギネス記録を更新しましたが、現在はヨーロッパ最高、世界6番目の高さを誇ります。

実はこのロンドンアイ、設置後も移設ができるように設計されており、当初は5年間だけの営業予定だったそうです!

現在では、今の場所での恒久的な営業許可をなされ、加えて2015年からコカ・コーラがスポンサーを務めています。

その関係で正式名は「コカ・コーラ・ロンドン・アイ( (Coca-Cola London Eye)」となっており、また、日暮れ後のライトアップの色がもともと青だったものから赤に変わったそうですよ。

対岸のニュースコットランドヤード(New Scotland Yard)近くから。
ちなみにこちらがニュースコットランドヤード(New Scotland Yard)
もう少しビッグベン寄りから

ロンドンアイの観覧車は、ホイールの外にカプセル型のゴンドラが32個突き出した形で、カプセル1個あたりの定員は25人。

そして、一周約30分間、空の旅を楽しむことができます!

チケットは普通券のほかに、列を大幅にスキップできる”ファストチケット”や周りの観光地とのコンビネーションチケット、さらにはシャンパンが飲めるチケットなど多くの種類が用意されています!

オンラインストアで購入すると割引がきいたり使用日時の制限が広かったりなど、パッと見たかんじ何かとお得でしたね!

ウェストミンスター橋から!
橋の上から横のロンドンアイ!
にしても、天気の良い日のロンドンは本当に綺麗だったなぁ。。
よく見るとポリスメンの皆さんが手を振ってくれています!
この辺に欧米味を感じます…!
橋を渡り終えたところのお土産屋 and 銅像 with “London Eye”
銅像はアポロンとかゼウスかな…?笑

    

ロンドン・アイ(London Eye)の観光案内

開館時間

4月上旬~6月:10:00~21:00(金・土曜日は10:00~21:30)

7月~8月、3月下旬~4月上旬:10:00~21:30

9月~3月下旬:10:00~20:30

休館:12/25

料金(スタンダート・チケット)

大人(16歳以上):£30(£27.50)

子ども(3~15歳):£24(£23)

()内はオンライン予約の場合

その他、列に並ばなくて済む「ファスト・チケット」や、周辺の観光地とのセットチケットなど、多数のオプションチケットが存在

アクセス

ウォータルー駅(Waterloo)から徒歩5分

     

      

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ウェストミンスターのまとめ

ということで、今回はロンドンのウェストミンスター地区の観光スポットをご紹介してきました!

ビッグ・べんの鐘の音とはしばしのお別れですが、白亜のウェストミンスター寺院や荘厳なウェストミンスター宮殿は、イギリス一の観光名所と言っても過言ではないでしょう

加えて、ロンドン市街地を一望できる新名所ロンドン・アイも加わり、一層観光地としての魅力がアップしましたからね!

休日には、ウェストミンスター橋やウェストミンスター寺院近く、さらにはウェストミンスター宮殿裏の公園などで、バグパイプの演奏がなされたり、お土産やお菓子の出店が開かれたりと、ちょっとしたお祭りのような雰囲気になっていたのもとても楽しかったです!

観るもよし、聴くもよし、歩くもよし、感じるもよし。

アクセスも最高ですから、イギリス・ロンドンにきたら、ウェストミンスターにはもう、行くしかないですよ!!

       

👆ロンドンの観光名所のまとめ記事です!こちらも要チェック!!