アーサー王のお膝元⁈ ブリテン島を救う伝説の騎士王が眠る地グラストンベリー|歴史・伝説・行き方

みなさんこんにちは!旅狼かいとです!

グラストンベリー(Glastonbury)は、イギリス南西部のブリストルから南に40km弱のところにある、英語では”town”と説明される小さな町になります。

周りをのどかな牧草地に囲まれた静かなグランストンベリーの町は、実はアリマタヤのヨセフ聖杯、そしてアーサー王伝説に関わりが深く、古くから「神秘的な力が宿る」と伝えられてきた土地なのです。

その影響から、ストーンヘンジと並んでイギリス屈指のパワースポットと言われており、パワースポットでは定番とも言える”UFO目撃情報”も上がっているとか…!

近年では、グラストンベリー・フェスティバル(Glastonbury Festival)の会場としても非常に有名ですね!

グラストンベリー近くの牧場で毎年行われており、音楽フェスのみならず、サーカスや演劇、ジャズにダンスやレゲエ、さらには映画上映までもが催されるということで、ロックフェスとしては世界屈指の規模。

イギリス留学中の目標の一つとして、パワースポットとしてのグラストンベリーを見ることを密かにあげていた僕!

というのも、僕はアニメやマンガの影響から大のアーサー王好きを自負しており(笑)、イギリスに留学すると決めたときからこのグラストンベリーだけは行こうと誓っていたのです!

ということで、、今回はそんなイギリス屈指のパワースポットであるグラストンベリーをご紹介していきますよ!!

   

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👆今回グラストンベリーへはこちらのバースから向かいました!

 

目次

グラストンベリーの見どころ

今回は冒頭から、グラストンベリーにおける観光名所をご紹介していきます!

グラストンベリー修道院(Glastonbury Abbey)

グラストンベリーに来たら見逃せない観光名所の一つ目が、町の中心に建つグラストンベリー修道院(グラストンベリー・アビー、Glastonbury Abbey)ですね!

日本語では、「グラストンベリー修道院跡」とも紹介されるこのグラストンベリー修道院こそが、グラストンベリーの伝説の始まりと言っても過言ではない場所なのです!

まずは何と言っても、この地にアーサー王王妃グィネヴィアのお墓があるのです!

アーサー王とグィネヴィア王妃の遺体が入っていると言われた棺がグラストンベリーで発見され、その棺がグラストンベリー修道院に安置されていたとされています。

アーサー王とグィネヴィアの棺は、この修道院の地下から発見されたという説と、後述する「トー(Tor)」から発見されたという2つの説があるのですが、どちらにせよ現在に至るまでグラストンベリー修道院が”アーサー王のお墓候補”とされているのです!

ちなみに肝心の2人の棺は、16世紀にヘンリー8世によって修道院が解散された際の混乱に紛れて行方知らずとなってしまっています。。

ですので、現在あるお墓は形だけのものです。

…地面を掘っても何も出てきませんよ。笑

お墓の前の修道院跡の一部。まるで”門”ですよね!

このアーサー王の伝説に加え、グラストンベリーにはキリスト教と聖杯にまつわる伝説も存在します。

それが、ナザレのイエス(イエス・キリスト)の叔父であるアリマタヤのヨセフのお話。

イエスがまだ幼いとき、ヨセフはイエスを連れてブリテン島を訪れます。

この時に最初に上陸したのが、「アヴァロン」という場所でした。

そしてイエスの死後、ヨセフが聖杯を持って再度アヴァロンを訪問したところ、地面に置いた杖から根が生え、「聖なるいばらの冠 (聖なるサンザシ、The Holy Thorn)」になったといいます。

ここで登場する「アヴァロン」こそが、グラストンベリーのことだとされているのです!

アヴァロン(Avalon)」はブリテン島のどこかにあるとされる伝説の島のことで、アーサー王が最後を迎えた場所として知られていますね!

アリマタヤのヨセフのお話におけるアヴァロンは、このアーサー王伝説に登場するアヴァロンとは別のものと考えられているようです。

こちらがセイヨウサンザシの花です。「ホーソン」という別名もあるそうですよ!
引用:365花撰より

また、ヨセフはイエスと訪れたアヴァロンに、「地上に存在するすべての教会の中で最初の教会」を建てたとも言われており、これが後にグラストンベリー修道院になったと伝えらています。

この文言は諸説あるみたいで、
「地上に存在するすべての教会の中で最初の教会」は「イギリスで最初の教会」であるという説が、
「イエスと訪れたアヴァロンに」は「グラストンベリー・トーの麓に」と、より具体的に書かれている説もありました。

まあ伝説というのは、後から色々なお話がごっちゃになってつくられることがよくありますからね。笑

それでも、今に至るまで残っている伝説に登場するということは、アヴァロンとグラストンベリーは何かしらの繋がりがあるのでしょう。

実にロマンがある話ですよね〜!!

  

写真でグラストンベリー ・アビー!

では、グラストンベリー・アビーの様子を写真とともにご紹介してきます!

まずは入り口!

入場!

修道院跡ということで、敷地内には建物の残骸と思われる建造物が並んでいます。

廃墟といえば廃墟ですが、その残り方といい佇まいといい、なんだか不思議な雰囲気は感じました。

最初に見える”跡”です。
壁、かな?

早速「アーサー王のお墓」に向かいます!

改めて見ても、まるでお墓を守る”門”のよう…!
お墓は”後付け”なので、ふさわしい場所を選んだのかも知れませんね。
これがお墓。意外と質素。
アーサーのお墓であること、棺が見つかった元々のところから移されてきたことなどが書かれています。
お墓の奥に置かれた意味ありげな岩。なんだろこれ。。
反対側から。
ちょくちょく人はいましたね!

目的はこれで達成ですが、せっかくですから”伝説の地”グラストンベリー修道院を散策します。

建物の基礎でしょうか?
一際大きな建物跡の内壁です。
このイギリス留学中は、「写真を傾けるのがおしゃれ」だと感じていたのです。。
普通に黒歴史レベルだし、、これはさすがに傾けすぎではなかろうか。笑
ちょっと洒落てみる。。
模様が見てとれます!
ここがアーサー王とグィネヴィア王妃のもともとのお墓だったみたいですね。
唯一原形をとどめている建物。
小ぶりなかんじが可愛らしいです♪
なぜ全体を写さなかったのだろうか…笑
こちらも外観は多く残っていますね。
敷地そのものはかなり広めです。
奥の方は緑が茂っています。
池。奥にはトールの丘が見えます!
鯉、かな?小さな魚もたくさんいます。

敷地内をぐるっとまわり、最後にもう一度アーサー王のお墓を拝んでグラストンベリー修道院をあとにしました!

次は晴れている時に来たいなぁ…!!

   

グラストンベリー修道院の観光案内

開館時間

3~5月、9~10月:9:00~18:00

6~8月:9:00~20:00

11~2月:9:00~16:00

入場は閉館の45分前まで

休館 12/25

料金

£5(子ども:£3)

アクセス

ブリストルから到着するバス停の目の前

    

    

   

パワースポットたるトー(Tor)へ!

続く目的地トー(Tor)を目指し、一度町の中心部を離れます。

地図アプリはあえて見ることなく、街中から見えるトーの塔を目指して歩きます!

これがグラストンベリーのメインストリートです!
なんとなく、町の規模感は想像できるでしょうか。
雰囲気のあるところですね〜
普通に住宅街!

そのまま丘に向かって歩いていくと、何やら”いい感じ”の道が見えてきました!

これはトールに続きそう…!
羊さんたちが見つめてくる。。お邪魔します!
ここまで、グラストンベリー市街地から歩いて15分くらいだった気がします。
まわりには”まだ”家が立ち並んでいます。

   

グラストンベリー・トー(トールの丘、Tor)

ではここから、本格的にトー(Tor)のご紹介をしていきましょう!

グラストンベリーにおける「トー(Tor)」は一般的に、グラストンベリーの町の中心から少し離れたところにある小高い丘と、その丘の上に立つ塔のことを指しています。

グラストンベリー修道院とともにグラストンベリーの町のシンボルであり、同様に伝説の舞台、さらにはイギリス随一のパワースポットにもなっています。

名前についてですが、『地球の歩き方』には「トール」と書かれていますが、ネットやテレビ番組では「トー」と紹介されているものが多い印章ですね。

イギリス英語の発音だと”r”の音は巻かずに伸ばす音に近くなるので、イギリスの発音通りに書くと「トー」の方が近くなります

ということで、この記事では「トー」とご紹介しています!

トーの丘の高さは158mと決して高い訳ではないのですが、グラストンベリーの町とその周囲はほとんど平坦なので、町のどこからでも目にすることができます。

その様子は、まさに”不思議”かつ”ミステリアス”。

そもそも”ただの丘の頂上に塔が立っている“というこれだけでもうパワースポットなんだよなぁ!

そして、グラストンベリーにおけるUFOや”不思議な光”の目撃情報のほとんどは、このトーの周辺なのだとか。。

そんなトー一番の見どころと言うと、やはり頂上にある塔でしょう。

下から見たトールの丘と塔!

塔は聖マイケル(St. Michael’s Tower)の屋根のない教会(礼拝堂)の跡地で、14世紀に建てられたものだと考えられています。

ちなみに、「マイケル」は”Michael”英語読み。

一般的には、大天使「ミカエル」の名前で知られていますね!

その神秘的とも言える佇まいからも”パワースポット感”を感じることは十分できますが、このトールにはさらに伝説があります。

それが、『この”トールの丘”こそがアーサー王が眠る島”アヴァロン”である』というものです。

言い伝えには、「この丘は、かつては海に浮かぶ島であった」というものがあり、さらには12世紀末に、グラストンベリーからアーサー王と王妃グィネヴィアのものとされる棺が発見されたことから、この「アヴァロン説」ができたと考えられているのです。

グラストンベリー修道院のところでご紹介した、”アヴァロン=グラストンベリー”説をよりピンポイントにしたと解釈すればよいでしょう!

アーサー王は”選定の台座”から”聖剣エクスカリバー”を抜いたことで王となったという伝説ですね!

また、このあたりが海であったというのは無理がある設定のように思いますが、グラストンベリー近郊はかつては湖や湿地帯が広がっていたようで、その中にある丘を「海に浮かぶ島」と言ったとされています。

そして近年、アーサー王伝説研究家なる人たちがこのトールをダウジングしたところ、地下に迷宮のような立体構造を確認したという発見を報告したそうです!

グラストンベリー修道院の修道士たちが修道院の解散後、聖杯や聖遺物などをトールの地下洞窟に隠したという伝説が存在しますので、これが本当ならかなりの発見になりますが。。

ダウジング。まあ、、なんだか、、、胡散臭ささは、、、、否めませんが、、、、、笑

ともあれ、こういう伝説ってなんだかウキウキしますよね!

  

写真でトー!

ではでは、実際にトーの丘を登った様子をご紹介していきましょう!

トーの丘に続きそうな道を発見したのち、とりあえずはそのまま進んでいきます!

途中すれ違った人と”Hi!”と挨拶を交わしたりと、意気揚々で登り始めましたが、、

歩いても歩いても、なかなか丘が近づきません。。

グラストンベリー修道院や街中から見るとそうでもなかったはずなのに、思った以上に距離がありました。。

雨上がりということで道はぐっちゃぐちゃだったし。。
もはやハイキングでした!笑
門!
かなり広いところに出てきました!
にしても、相変わらず傾けた写真が多い。笑
近づいた、、のかな?!

さらに進んでいくと、、

おぉ!看板!
やっと”入り口”です!笑

ここからはわかりやすかったです!

初めからこういう道にしておくれよ。。笑

   

寄り道!アヴァロンの庭!!

ここで、頂上登頂前に一箇所寄り道!

入り口をまっすぐ進んだところに”Avalon Orchard“なる庭園が…!

これは、、寄るしかないです!!

“orchard”は「果樹園」の意味ですね!

伝説上の「アヴァロン」は美しいリンゴが生えることで知られる楽園だったとされており、”Avalon”という名前も、「リンゴ」を意味するケルト語の”abal”やブルトン語とコーンウォール語の”aval”に由来すると言われています。

「最古の果物」として知られるリンゴ(林檎)は、ギリシャ神話や北欧神話といった数々の神話や、旧約聖書の『創世記』に登場する「アダムとイヴ(エバ)」の物語に登場する果物ですね!

近世・近代のお話だと、『白雪姫』や『ウィリアム・テルの伝説』にもリンゴが関わっていますし、ヨーロッパのお話には何かとリンゴがつきものと言えますね~

ヘンテコな木に何かが巻かれています。
紐、かな?きっと願掛けでしょう!
木々に遮られて「一望!」とまではいきませんが、のどかなイギリスの田園風景を眺めることはできました!
確かに果樹園みたいですね!
ホントにリンゴがなるのなら、とてもロマンがありますね〜!
こちらは、、果樹?
結構広めです。
お邪魔しました…!

  

いよいよ、トーの頂上へ!

“アヴァロン”をあとにして、再び塔を目指します!

ゴールはもうそこだ!

ちなみにこの丘登り、階段は結構急なことに加え、道は狭く、手すりのようなものもないんです。

僕が登った日は階段が雨に濡れていて、しかも風が強く、本当に足を滑らせて転がり落ちるんじゃないかって思いました。笑

この写真はその危険度がわかりやすいのではないでしょうか!!笑

ですが、ここは旅人の足腰の強さの見せどころ!

ズイズイと登っていきますよ!笑

あとちょっと…!
ついたー!!

結局、町の中心部から1時間ほどかかってトー頂上の塔に到着しました。

大変な道のりではありましたが、その分、登りきったときの清々しさと頂上からの眺めは最高でした!!

トー頂上からの風景は本当に壮観でした!!

塔の様子。

こんな丘の上にぽつんと塔があるなんて、本当に不思議です。

上から光が差し込む内部。
トールの説明書き。興味がある方は読んでみてください!
(別に読むのが面倒とかそんなわけではない。そんなはずはない。)
オシャレに!
全体像。
方位を示してるものと思われます。

再び丘の上からの風景を!

とりあえずやっておくパノラマ。
本当にのどかです〜
この絶景なら犬くん(ちゃん)も黄昏ますよね。わかりみ。
お兄さんどちらへ…?!
うっすら雲が切れ始めてきてくれました!
町も一望できますよ!

頂上からの風景は堪能しましたので、そろそろ降りていきます!

バイバイ!
当時の俺、名残惜しかったのでしょう。
結構こういう写真を撮ってました。笑

そしてそして、降り始めた頃からなんと雲が切れてくれて、隙間から日の光が差し込んでくれました!

帰りはトールの”正面”にあたる道から!
夕陽との組み合わせがぴったりすぎる…!!

この風景は、本当に神々しく幻想的でした。。

登ってみてさらに、ここがパワースポットと呼ばれる理由がわかった気がしました。

最後にもう一振り返り。。
かなり降ってきました!
降りて、、
降り切った…!!
ナショナルトラストの門です。

おそらくですが、行きに使った道は”裏道”のようでしたね!

行きとはうって変わり、帰りはかなりすんなりと降りることができました。笑

こんなに楽だったの〜〜!」と思わずにはいられませんでしたね。笑

ですが、裏道を使ったからこそ撮れた写真、寄れた”アヴァロン”がありましたので!

運動にもなったし、よしとしましょう!!

このように、トーに登るには2通りの道があります。

どちらも頂上へは繋がっているので、個人的には行きと帰りの道を変えてみることをおすすめします!

神秘的で不思議な佇まいのトー、足元と足腰には少々注意ですが、丘の上の塔とそこからの眺めは一度でいいから絶対に観るべき絶景ですよ!!

   

グラストンベリー・トーの観光案内

開館時間

基本的には終日開放

料金

無料

アクセス

    

     

チャリス・ウェル&ガーデンズ(Chalice Well & Gardens)

グラストンベリー・アビーやトール以外にも、グラストンベリーには不思議なスポットがたくさんあります。

その1つが、トールの丘の麓にあるチャリス・ウェル(Chalice Well)です。

日本語では「聖なる井戸」と訳されるこの泉の底には、イエス・キリストの”最後の晩餐”の際に使用された聖杯が埋められているという伝説があり、現在に至るまでの2000年以上、「聖水」と呼ばれる水が枯れることなくこんこんと湧き出ているのです

グラストンベリー・アビーのお話しで出てきた「ヨセフが持ち込んだ聖杯」と話的には一致しますよね!

この「聖水」の特徴としては「赤い水」であることです。

なぜ赤いかというと、この辺りの地層には鉄分が多く含まれているそうで、それが溶け出しているから。

そして恐らく、この赤い水こそが伝説の”タネ”と言えるのではないかと思います。

というのも、『共観福音書』によると、
イエスは最後の晩餐でにおいて、パンを裂き「私の体である」と言って弟子たちに与え、杯を取って「私の血である」と言い、弟子たちにその杯から飲ませた
のだそうです。

実際に飲んだのはワインだったとされていますが、この際に使われた杯こそが、キリスト教における伝説の「聖杯」なのです。

そしてこのお話に沿って考えると、聖杯はイエス・キリストの血を浴びていることになりますよね。

そんな聖杯が井戸の底にあるとされ、しかも湧き出る水は赤い。。

これが「聖水」にならないはずはありませんよね!!

、、とまあ、伝説の”タネ”を考えるなんて野暮でしたね!笑

伝説は伝説であるからこそロマン溢れる素敵なものなのですから!!

話を泉に戻して、泉の見所のお話をしましょう!

この泉、ただ水が湧き出ているのではなく、泉を飾るようにつくられている英国式庭園も見所とされています。

英国式庭園ならではの可愛らしい敷地の中に、どこか不思議で神秘的ともいえる雰囲気を感じられるのが魅力。

ジョン・レノンが名曲”Imagine”の着想を得たとされるエンジェル・シート(Angel Seat)」と呼ばれるベンチもありますよ!

また、泉の奥にある木が「聖なるいばらの冠」こと「聖なるサンザシ」

こちらも泉とセットで要チェックです!

と、ここまで語っておきながら実際は閉園時間にかかってしまい入れなかったのです。。笑

OMG!

次は時間に余裕を持って来たいものです〜!

※『共観福音書』
キリスト教の新約聖書の4つの福音書のうち、『ヨハネの福音書』を除いた、『マタイの福音書』『マルコの福音書』『ルカの福音書』の3つの福音書の総称。

   

チャリス・ウェルの観光案内

開館時間

4/1~10月下旬:10:00~18:00

10月下旬~3月:10:00~16:30

12/25,26:11:00~15:00

その年によって年に何日か開館時間の変更があります。

詳しくは、公式ホームページをご覧ください。

料金

大人:£4.60(£5.10)

子ども(5~17歳):£2.30(£2.55)

()は寄付金を含めた入場料

アクセス

   

   

ホワイト・スプリング(The White Spring)

最後にご紹介するのが、チャリス・ウェルのすぐ近くにある「ホワイト・スプリング(The White Spring)」という祠のような洞窟です!

ここでは、「赤い水」と「白い水」の両方を自由に飲むことができことに加え、”かなりすごいかんじの”宗教的な活動を見ることもできます。笑

というのも、この祠の最奥には祭壇があり、中はろうそくの火の光のみ。

その中の、水が溜まったところで沐浴やら瞑想をしている人がいました。

なんの宗教なのか、そもそも宗教なのかさえよくわかりませんでしたが、とにかく”すごいかんじ”だったのは鮮明に覚えています。。

祠の中は写真撮影が禁止だったのでその様子を記録してはいませんが、興味がある方はチャリス・ウェルとセットで寄ってみてください!

祠のすぐ横の不思議な形の石。
近くには鷲のような木像も。

   

ホワイト・スプリングへのアクセス

    

   

   

グラストンベリーの町を散策!

せっかく、はるばるグラストンベリーまで来たんだから!

いうことで、最後にバスの時間に合わせてグラストンベリーの町を散策しました!

メインストリート!
街中の教会。
こういうモニュメント、何かの意味を見出そうとしてしまいますよね〜
こういう道、すごくワクワクします!
市場、かな?
ちょっぴり感じる”ダイヤゴン横丁”感!
何屋さんなんだろう…?
グラストンベリー、静かでゆったりとしたいい町です〜
ここにも教会or修道院が。
写真では伝わりにくいですが、、
これは「おぉぉぉ〜〜〜」と唸ってしまうほど綺麗でした。。
バス停から見えるグラストンベリー修道院。
また来るね!

 

 

アクセス ~グラストンベリーまでの道のり~

アーサー王伝説やパワースポットが大好きという方にはぜひとも訪れてほしいグラストンベリーですが、、
残念ながら、お世辞でもアクセスが良いとは言えません

ですので一番手っ取り早い方法は、直接車で行くことです。

が、僕を含め運転できない方や、海外での運転はしたくないという方は多いと思います。

そんな方々は公共機関を使うことになります。

まずは、グラストンベリーから一番近くの大きな都市であるブリストル(Bristol)へ行きます。

そして、駅前のバス停から376番のバスに乗って、片道1時間半ちょっと行ったところにグラストンベリーの町があります。

ちなみに、グラストンベリー・フェスティバルの開催時期には、ロンドンから直行便バスがあるようですね!

これを使えばかなり楽ですが、人が多いのはほぼ確実。。

それぞれの方法の良し悪しを判断して、各々にあった手段でグラストンベリーへ行ってみてください!

   

写真とともにグラストンベリーへ!

ということで、最後にグラストンベリーまでの道のりの様子をご紹介します!

まずはブリストルへ!

本来ならロンドンから直接ブリストルの町へ向かうのですが、、
この日はまず、午前中にバース(Bath)の町を観光しました!

ロンドンからだと、バースに行くにしてもブリストルに行くにしても、どちらもパディントン駅(Paddington)を使います。

ということで今回の僕は、バースの素晴らしい街並みを堪能してから、バースの”Bath Spa“駅からブリストルの”Bristol Temple Meads“駅に向かいました!

バースからブリストルは15〜20分ほど。

二つの都市はすぐ近くなので、僕のようにセットで観光するのもおすすめですね!

バース→ブリストル

ロンドンのパディントン駅からだと、バースへは片道2時間ほどの道程となります。

ちなみに、ウェールズのカーディフからだと1時間ほどで到着しますので、ウェールズをセットで観光するのもアリですね!
(留学じゃなくてただのひとり旅だったら、多分カーディフに行ってたな…。)

  

ブリストルをちょこっと観光!

Temple Meads駅!おしゃれな外観ですよね!

グラストンベリーへのバスは、ブリストルのTemple Meads駅前のバス停から出ますが、1時間に1本か2本しかありません

僕がブリストルに到着したときも、次のバスにはまだ時間がありました。

ということで、せっかくなのでブリストルの町もちょこっと歩いてまわりました!

ブリストルの町はエイヴォン川の河口に位置する、古代ローマ人が建てた「アボナ」という港が元になったと言われているイギリス有数の港町です。

古代より商業港として栄えますが、18世紀〜19世紀にかけては産業革命の発展によってリヴァプールに港町の覇権を奪われ、そこに奴隷貿易の廃止が加わったことで、ブリストルの町は一時期衰退してしまいます。

しかし近代に入ると再び開発が進み、今日では”港湾都市ブリストル“の地位を築き上げています。

ブリストルの町は写真のような、”オレンジがかった赤”の建物が多かった印象ですね。

バースの”はちみつ色”といい、この辺りの地域は建物に統一感を持たせる文化なのでしょうかね?!

バスを待つ時間で見れるブリストルの見どころは、駅から10分くらい離れたところにある聖メアリー・レッドクリフ教会(St. Mary Redcliffe Church)ですね!

教区教会(Parish Church)としては国内最大の大きさを誇り、この教会を訪れたエリザベス1世が「イングランドで最も美しく、魅力的な教区教会」と絶賛したことでも有名です。

尖塔がとても印象的。
今回は外観を見るだけ、、

僕は今回、この聖メアリー・レッドクリフ教会しか立ち寄りませんでしたが、バスの待ち時間や予定外に空いた時間でふらっとまわりをまわってみると、色々と発見があるかもしれませんよ!

もちろん、どんなときも、どんな国でも、どんなところでも、です!!

駅から見える丘の上には、何やらカラフルな住宅街が…!
駅前に戻ってきました。

 

バスの車窓から!

ブリストルからグラストンベリーへは、376番のバス片道1時間半〜2時間の道のり。

この間は、イングランド中央部の田舎の風景を存分に楽しむことができますよ!

移動時間を睡眠にあてるのも悪くないですが、せっかくならイギリスのイングランド・ウェールズの境付近の田園風景を堪能しましょう!

ちなみに、ブリストルの駅前のバス停は”普通の”バス停です!
(バスターミナルみたいなところじゃなくて、路線バスってこと!)

町から離れていきます…!
だんだんと家が少なくなってきました。
だいぶ田舎だぁ
いよいよ田園風景です!
この辺りは土が見えてましたが、、
さらに進むと緑の絨毯に!
馬!
馬馬馬!何か被っているみたいですね〜
スキー場のリフトみたい。。
ちょくちょく小さな町、というか村を通ります。
“村”といっても、日本語の”村”のイメージでもなく、本当に「イギリスの小さな田舎町」が一番適切な表現でしたね〜
広めのお屋敷。イギリスの田舎に別荘とか欲しいなぁ、と思った瞬間。笑
菜の花畑、でしょうか?!
羊の放し飼いです!
モコモコ。。
のどか、ってこういうのを言うのか。。
小さな小さな生垣、みたいな…?

だいぶ進んだ頃から、少しずつ落ち着きがなくなってきた俺。。

というのもこのバス、グラストンベリーが終点じゃないのです!

これは結構注意だと思います。

グラストンベリーのバス停はグラストンベリー修道院の目の前なのですが、そもそもグラストンベリーのイメージがなさすぎてとても難しかった!

僕はスマホにイギリスのSIMカードを入れていたので、地図アプリでひたすら現在地を確認してました。笑

そんなことをしながらも、車窓からの風景はずっと楽しんでいましたよ!

まあ、車窓を楽しむくらいしかやることがないと言えばそれまでなのですが。。笑

ここじゃない、よな。。(心の声)
風車が!
こういう風景から急に町になるので、結構油断できないです。
ここかな…?!
いや、どうやら別の町みたい。
途中で一度、大きめの町に長めに停まりますので、ここも注意ポイント。
右下の文字がバス停の名前です。
にしても、レンガ造りがおしゃれでかわいいですよね〜〜!
再び田園風景。

そして、ついに、、その時が、、、!!

  

グラストンベリーをスルー?!

なんとっ!!

グラストンベリーをスルーしてしまったーーー!!!

まさかすぎて自分でもびっくり。笑

顔から血の気が引く、っていうのをしっかり実感した気がしましたね…。笑笑

帰りに確認したところ、グラストンベリーのバス停にもちゃんと”Glastonbury“という文字が書かれていました

が、、わかりにくくないかっっ!!

地図をみていたはずなのに、街中では地図に”Glastonbury”という文字が出ていなかったこと、なぜかこの時に限ってアナウンスを聞き逃していたこと、車内の掲示板には(多分)”Glastonbury”と書かれていなかったことなどなど、色々要因はありますが、、

とにかく、乗り過ごしてしまったからには戻るしかない。

結局、次の”Street”という町で下車。

これがなければチャリス・ウェルに行けたのに。。

まぁまぁまぁ、、旅にトラブルは付き物ですしー、これはこれで町を1つ楽しめましたからー!笑

それに多分、この町に来た日本人は両手で数えることができるよ!

その1人になったんだから!うん!笑

、、と、ちょっとふざけて書きましたが、
旅にトラブルはつきもの
は事実ですからね!

こういうときでも、いかに開き直って現状を楽しめるかこそが大事だと思ってます!(割と真面目に!!)

時計がおしゃれな「ストリート」という町のメインストリート。
ここもかなり小さな町でしたが、降りたからこそ感じられたものもありましたね!
何だろう、全体的に建物の背丈が低くて、何だかミニチュアの世界に入り込んだ感覚になりましたね!
グラストンベリーへ戻るバス停から。
“LIBRARY”ということは、図書館??

30分くらいして来たバスに再び乗り、今度はグラストンベリーで下車!

この後、最初のグラストンベリー修道院の入口へ向かうことになります。

ということで、ここまでグラストンベリーへの行き方とその様子をご紹介してきました。

グラストンベリーの町は、みなさんが想像しているより小さいと考えていた方がよいです

かなりわかりくいと思うので、不安だったら運転手さんや他のお客さんに聞いてみても良いかもしれません。

ともあれバスの移動中は、イギリスの小さな田舎町やのどかな田園風景を楽しむことができますよ!

これぞイギリス!!と思わずにはいられないことだけは保証します!!

   

[おまけ] 帰りのブリストル

グラストンベリーからはロンドンへ帰りました。

帰りの道筋は行きの逆。

つまり、まずはブリストルへ向かいます。

電車の時間に余裕があったので、あえて駅前ではなく少し手前でバスを下車し、町を歩いてみました!

ホントにだだの、夜の住宅地。
イギリスは「ヨーロッパの中でも治安が良い方」と言われるだけって、特に危険だと思うことはありませんでした。
橋!
再び、聖メアリー・レッドクリフ教会!、、長い名前だな!
下から尖塔。
これがiPhone6sの限界だった。。
実際のライトアップは幻想的でかつ”幽玄さ”も滲み出ていた印象です!
駅です!
長かった旅もここまで!
ロンドンへ帰還します!

     

     

   

グラストンベリーのまとめ

イギリス屈指のパワースポット、グラストンベリー、いかがだったでしょうか??

ワクワクしてくれたことと思います!!

最近はマンガやアニメが表舞台に出て来ることが多くなり、アーサー王を元にしたキャラやお話も多くありますよね!

僕もFateシリーズが大好きなので、この作品の影響も当然受けています。笑

旅狼どっとこむ
404: ページが見つかりませんでした | 旅狼どっとこむ 海外旅行・国内旅行問わず、観光地の見どころや行き方、時間などの情報を発信します。関連する雑学や歴史、言葉や言語も紹介中。男性・女性、学生・社会人関係なく、老若男...

Fateシリーズをはじめとする作品からアーサー王が好きになったという人はもちろんのこと、パワースポットが好きという方も、グラストンベリーを間違いなく楽しめると思います!

逆に、今まで興味なかった、という人も普段行かないようなところに行くことで、新たな刺激を受けることができるはずです!

ということで、皆さんもぜひ、グラストンベリーの魅力をその身で堪能してみてください!

他の国では感じることのできない、イギリスならではの雰囲気を味わうことができること間違いなしです!!

   

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