今回は、昨年の夏に家族旅行で訪れた「かちかち山」こと「天上山」の観光案内に加え、
民話『かちかち山』のお話もご紹介していきます!

今日にまで残る民話や童話といった物語は、それぞれに「メッセージ性」のようなものが存在するからこそ残っているのだと僕は考えています。

その一端をこの記事で皆さんにも触れてもらい、少しでも童話や物語の世界に興味を持ってもらい、
さらに関連する地に足を運んでいただければ、これ以上の喜びはありません!

と、前置きはこの辺にして、早速内容に入っていきましょう!

  

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かちかち山の基本情報

冒頭でも書いたように、「かちかち山」は正式な名称ではなく、山自体は「天上山」という名前です。

では、どうして「かちかち山」と呼ばれるようになったのか?

それは、太宰治の『カチカチ山』でこの天上山が「カチカチ山」として舞台設定されたことに由来するのです!

太宰治といえば、『走れメロス』や『人間失格』などの作品で有名ですね!

この『カチカチ山』というお話は、『御伽草子』に収録されている短編で、太宰治が童話『カチカチ山』の自身の解釈を物語調に書いていくというもの。

つまり、元々の民話『かちかち山』では、舞台がここ天上山であるという明記はないのです。

民話『かちかち山』と太宰治について、詳しくは後述しますのでお楽しみに! 

 

ちなみに今回の記事作成のきっかけも、太宰治です!

というのも、最近太宰治の『人間失格』をテーマにしたSFアニメーションについてと、小栗旬さん主演の映画についての記事を立て続けに目にしたんです!笑

映画ナタリー HUMAN LOST

人間失格 太宰治と3人の女たち

どちらも大変に興味を惹かれるということで、以前書いたカチカチ山についての記事をリメイクしたという訳なんです!

 

👇アニメや書評については僕の雑記ブログをご覧ください!👇
         旅狼の雑記ブログ 

  

  

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かちかち山の観光案内

続いて観光案内。

観光地としてご紹介するなら「富士山パノラマロープウェイ」になります。

見所は、名前からもわかる通り天上山を登るロープウェイと、その展望台です!

  

ということで、まずはアクセスからご紹介!

アクセスは河口湖へ行くのとほぼ同じ

自家用車で向かう際は富士山パノラマロープウェイの専用駐車場を使うか、道路を挟んで向かいにある、河口湖畔の県営無料駐車場を利用します。

高速バスないしは電車を利用する場合は、河口湖駅へ向かい、そこから周遊バスか徒歩で乗り場へ行くことができます。

駅からは10〜15分ほどだそうですよ!

詳しくは富士山パノラマロープウェイ公式ページをご確認いただければと思います!

  

チケットを買って入場すると、タヌキが出迎えてくれます。

ロープウェイ入口では狸がお出迎え。

ちなみにチケットは「往復」と「片道」、さらには遊覧船とのセット券など、多くの種類が用意されています。

約40分のハイキングコースを使えば徒歩でも天上山を登ることができますので、プランに沿ったチケットをご購入くださいね!

 

では、ゴンドラに乗り込みます!

ゴンドラ。割とぎゅうぎゅうに詰めて乗りました。笑

 

だいぶいじっている写真で申し訳ないのですが(笑)、このように河口湖が一望できます!

こちらは山頂から。本当に素敵なところです!

上りの際は進行方向向かって左側に見えるので、そちらに陣取ると景色をより楽しめるかと思いますよ!!

カチカチ山こと天上山ロープウェイから見える河口湖は絶景

 

山頂にあるのが「たぬき茶屋」!
そして展望台はこの茶屋の屋上にあたります。

山頂の様子。相変わらず兎が懲らしめています。

お土産を購入できたり焼きたてのお団子がいただけたりします!

茶屋でお団子をいただく♪」という粋なことができるなんて、ちょっと嬉しいですよね!
(と言っても、風情を感じるほど静かではないです。。笑笑)

山頂のたぬき茶屋の名物。きな粉の方が「うさぎ団子」、みたらしの方が「たぬき団子」。登った際はお試しあれ^ ^
和菓子大好き勢としては食べずにはいられない!

 

茶屋の前でもウサギがタヌキをいじめてましたが、ここでもウサギがタヌキを、、笑

民話のワンシーンを実際に像にしているもの、実は結構あるのですが、
こうして見るとタヌキがアホっぽく見えてしまいますし、ウサギもなかなか。。笑

シュール、ってこういうことを言うのかなと感じます…!笑

 

こちらは河口湖とは反対の、富士山側の風景!

雲がなければ右手の樹海の先に富士山があるのですが。。。また次回!

街の奥に見える緑が青木ヶ原樹海です!

そしてその先に富士山!!となるはずが、、
この日はキレイに雲に隠れてしまっていました。。

この距離なら本当に迫力ある富士山が見えると思うのですが、、、

皆さんが富士山を眺めることができるのを祈っております!
そしてまたリベンジに行きたい!!

 

そして展望台の人気スポットといえば、
天上の鐘
うさぎ神社
かわらけ投げ
なのですが、、

ごめんなさいっ!!!

完全に準備不足で、写真の用意がありません!

というわけで、今回は公式サイトの写真をお借りしてご紹介します。

 

まずは「天上の鐘」!

霊峰富士」とも呼ばれる、古くから神聖なものとして讃えられた富士の山を眺めながら鐘の音を響かせれば、願いも叶うこと間違いなし!

ということで、鐘を鳴らすことで無病息災のご利益をいただけるそうですよ!

そしてこの形からもわかる通り、恋愛成就の効果もあるとか、、!!

というのも、頂けるご利益は鐘の鳴らし方によって変わるようで、こればっかりは行ってみて近くの看板を参考にしてください!笑

 

次に「うさぎ神社」!

こちらはなんと、ウサギを御神体として祀った神社になっていまして、両脇には狛犬ならぬ「狛兎」が鎮座しています!

向かって左の後ろ足で立っているウサギが「富士見兎」、右の頭を伏せているウサギが「夢見兎」という名前で、
「富士見兎」の脚に触れることで「健脚」のご利益を、「夢見兎」の頭を撫でると「知恵授受」のご利益を頂けるそう。

特に「健脚」については、この山頂から繋がっている三ツ峠を歩く方々の安全祈願と健脚も祈ってのことみたいです!

ちなみに三ツ峠は、日本二百名山、山梨百名山、日本の新・花の百名山という数々の「百名山」に選ばれており、「花の山」として親しまれています。

日本ウォーキング協会のコースにも認定されており、気軽に登山を楽しみながら富士山の眺めやたくさんの植物と触れ合うことができる名峰なんですね!

時間があれば、ゆっくりまわってみたいものですね〜〜

 

最後が「かわらけ投げ」!

まずこの「かわらけ投げ」というのは、何もここ天上山だけのものではありません。

かわらけ」というのは漢字で書くと「土器」となり、「素焼きの陶器」のことを言います。
加えると、特に「」のことを言うそう。

つまり、素焼きの杯を投げれば「かわらけ投げ」にはなります。笑

もっとも、そんなテキトウなもののわけはなく、
元は、厄除けなどの願掛けのために高所から素焼きの器や酒器を投げていました。

以後、「高所から素焼きの器を投げる」という形を残して、花見などでの余興の一つとなったそうですね!

 

次に、少し神話のお話をさせてもらいます。

天上山には、「磐長姫(いわながひめ)」と「木花開耶姫(このはなのさくやびめ)」という二神が祀られています。

この2人の神は姉妹であり、磐長姫が姉で「縁結び」の女神、木花開耶姫が妹で「」の女神とされています。

神話では、妹の木花開耶姫が天照大神の孫にあたる「邇邇芸命(ににぎのみこと)」に求婚されます。

それを大変に喜んだ姉妹の父、大山津見神(おおやまつみ)は、姉の磐長姫と共に差し出します。

この際、大山津見神は「磐長姫を妻にすれば、子々孫々命が岩のように永遠となり、木花開耶姫を妻とすれば、子々孫々木や花のように華やかに繁栄するだろう」という誓約をたてます。

しかし邇邇芸命は、絶世の美女と謳われた木花開耶姫のみを娶り、見た目が醜い磐長姫は大山津見神のもとに返してしまいます。

当然大山津見神は激怒し、「磐長姫を返してきたことで、子孫は短命になるだろう」と告げました。

そしてこれが、今日の人間の短命の元になったと伝えられているのです。

 

この神話からすると、木花開耶姫が「美の女神」なのはわかりますが、磐長姫が「縁結び」というのはどうもわからないですよね〜笑

これにはさらなる解釈が必要で、磐長姫は「石長比売」とも書き、「石長」、「石(岩)のように長い」、「岩のように永遠」、「長久に変わることのない女」という解釈ができるそう。

この「変わることがない女」というのは「心変わり」のことだと思いますね。

そんなところから、「恋愛」、そして「縁結び」となったと考えられます。

、、、かなり解釈を要しますね。。笑笑

  

ともあれ、
この二神に向けての願いを想いながら的にお皿を投げ当てるというのが
天上山のかわらけ投げ
というわけなんです。

もちろん、お皿が的に当たれば願いが叶う!ということですね。

 

ちなみに蛇足の情報を一つ。笑

「縁結び」の磐長姫は、『日本書紀』では邇邇芸命との子を身ごもった妹の木花開耶姫をなんと呪っています

これによって、その後の命、つまり今の人間が短命になった、という流れになっています。

このことからなのか、実は「縁切り」の女神としても知られているようで、
神様のご利益というのは案外都合の良い解釈なのでは…と思ってしまわなくもない神話でした。。笑笑

呪っておきながら「心変わりすることがない女」なんて、ちょっとゾッとしちゃうけど大丈夫なのか。。

っと、こんなことを言ってしまったらご利益をいただけませんね!笑笑

僕は「運」はあると思っていますし、そこに「神様の何らかのお力」というのがはたらいていると考えていますので!

 

そんなわけなので、最後のは本当に蛇足でしたが(笑)、カチカチ山こと天上山の観光案内はここまで!

このトピックの最後に、降りのゴンドラ待ちの際に撮った写真を載せておきます!

山頂のゴンドラ乗り場からの風景。紅葉の季節はここが一面赤や黄色に染まるとか。

  

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