みなさんこんにちは!旅狼かいとです!
今回の記事では、パリからフランス版新幹線TGVで3時間弱のところにある小さな城塞都市アヴィニョンと、アヴィニョン近郊のリュベロン地方に点在する美しい村々をご紹介します。
特にリュベロンの村々では、日本で販売されている絶景カレンダーにも載ることが多い、「フランスの最も美しい村」に登録されてるゴルドやルシヨンといった名所もご紹介しています。
華やかやパリとはまた違った、穏やかで麗しいフランスの田舎の様子をお楽しみください!
アヴィニョン(Avignon)について
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それでは、まずはメインとなるアヴィニョンの町からご紹介していきます。
プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏ヴォークリューズ県の県庁所在地にあたる町「アヴィニョン(Avignon)」。
元旦ということも相まってか、城壁に囲まれた小さなこの街にはとても穏やかな時間が流れていました。
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そんなアヴィニョンの街の一部は、歴史地区として世界遺産に登録されています。
今回は、その中でも有名な2つの名所をご紹介します。
法王庁宮殿(教皇宮殿)
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1つ目のアヴィニョンの名所は、「法王庁宮殿(Palais des Papes)」です。
「教皇宮殿」とも呼ばれる、アヴィニョンの町のシンボル的存在。
教皇とは、キリスト教カトリック教会の最高位聖職者の称号のこと。一般的にはローマ教皇(ローマ法王)のことを示しますね。
教皇は本来、ローマのバチカンに居を構えそこを教皇庁としているのですが、1300年代だけはここアヴィニョンに教皇庁が置かれていたのです。
その際に使われたのかが、この法王庁宮殿でした。
アヴィニョンに教皇庁が置かれた原因は、当時の教皇がフランスと対立し、フランス軍に襲われたことで操り人形状態だったこと、そして、教皇の最高顧問(最高位の補佐官)がフランス人となったことが挙げられています。
ローマからすれば、フランスによって教皇をアヴィニョンに連れ去られたも同然。
そんなわけでこの”事件”は、かの「バビロン捕囚」をもじって「アヴィニョン捕囚」と呼ばれており、のちのカトリック教会の分裂、さらにはプロテスタントの台頭の一因になったとまで言われる、非常に大きな出来事だったのです。
それもそのはず。
日本の歴史に無理くり合わせてみると、天皇が京都から他の地域、あるいは国外に連れ去られ、その地で新たな朝廷をたててしまうということですからね。
キリスト教、特にカトリック教会からしてみればたまったものではありません。
ともあれ、ローマから教皇の座をアヴィニョンに移した当初の法王庁宮殿は、内装や装飾がきらびやかで華やかな宮殿だったそうですが、教皇庁がローマに戻ると次第に衰退し、フランス革命時に略奪・破壊の対象となったことで荒廃してしまいます。
その後、建物の一部が獄舎として利用されるなどの歴史を経て、現在に至ります。
建物の中は当時の再現!とまではいっていないそうですが、中世ゴシック様式の建築物の中では最大級ですし、内装が少ない分、建物そのものを見学するにはうってつけ。
一見の価値は大いにありますよ!
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法王庁宮殿の開館情報
開館時間
4~6月、9/1~11/1 9:00~19:00
7月 9:00~20:00
8月 9:00~20:30
11/2~2/28 9:30~17:45
3月 9:00~18:30
無休
入場は閉館の1時間前まで。
料金
€11
サン・ベネゼ橋との共通券 €13.50
日本語オーディオガイドは別途€2
元日は値上がり料金となる年もある。
サン・ベネゼ橋(アヴィニョン橋)
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2つ目のアヴィニョンの名所は、「アヴィニョン橋(Pont d’Avignon)」としても知られる「サン・ベネゼ橋(Pont St-Bénézet)」です。
ローヌ川に架かっているこのアーチ橋は、戦闘や度重なる川の増水などによって、何度も破壊されては再建することを繰り返されてきました。
しかし17世紀の初めになると、アヴィニョンは橋の維持・修理を負担できなくなり、加えて人々も途中まで船を使うことでローヌ川を渡るようになります。
この結果サン・ベネゼ橋は、現在の「途中で橋が終わる」という奇妙な姿となりました。
橋が完成した当初から残っているのは、「サン・ニコラ礼拝堂」と呼ばれる聖ベネゼを祀ったチャペルのみとなっています。
そんなサン・ベネゼ橋がなぜ有名になったのかというと、『アヴィニョン橋の上で』というフランス民謡が広まったから!
僕はまったく知らなかったのですが(笑)なかなかに有名な民謡のようで、Youtubeなどにも載っています。
ちなみに、歌詞には何度も「アヴィニョンの橋の上で踊ろう🎶」と出てくるのですが、実際に橋の上で踊ったら十中八九川にダイブするそうです。笑
それくらい橋の幅は狭く、そのため実際に踊っていたのは川の中州にある島か川岸だったのだろうと推測されいるみたいですね。
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サン・ベネぜ橋の開場情報
開場時間
4~6月、9/1~11/1 9:00~19:00
7月 9:00~20:00
8月 9:00~20:30
11/2~2/28 9:30~17:45
3月 9:00~18:30
無休
入場は閉館の30分前まで。
料金
€5
法王庁宮殿との共通券 €13.50
アヴィニョンの街並み
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大きな見どころとしては、上述の「法王庁宮殿」と「サン・ベネゼ橋」の2つとなるアヴィニョン。
町はそれほど大きくないので、一日あれば街並み共々まわりきれるという、非常に観光しやすい都市だと感じました。
街の雰囲気も、中世の様子を感じられながらゆったりと落ち着いており、フランスの田舎町を見てみたいという方には特におすすめですよ!!
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この後、ゴルド、ルシヨン、フォンテーヌ・ド・ヴォークリューズというリュベロンの村々を巡り、夜にアヴィニョンに帰還しました。
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アヴィニョンのケバブが、今回フランスで食べたケバブの中で一番安かったです。
パリからアヴィニョンへのアクセス
アヴィニョン紹介の最後に、パリからのアクセスについてです!
まず、パリのリヨン駅からTGVに乗り、アヴィニョンTGV駅へ。
パリ・リヨン駅からアヴィニョンTGV駅までは、約2時間45分。
アヴィニョンTGV駅に到着後、在来線のTERに乗り換えて、町の城壁前にあるアヴィニョン・サントル駅(Avignon Centre)へ。
アヴィニョンTGV駅からアヴィニョン・サントル駅までは約5分です。
👇フランス国内旅行での移動方法について、詳しくはこちらをご覧ください!
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ゴルド(Gordes)
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ここからは、アヴィニョンの町から車でアクセスすることが可能なリュベロン地域の村々についてご紹介していきます!
まずは、その中でも一番の人気を誇る「ゴルド」をお届け!
ゴルドについて
「世界の絶景」や「美しい村」と言われると、必ず候補に入るのがこの「ゴルド(Gordes)」です!
「鷲の巣村」と呼ばれる、段々に組まれた村はまるで「天空の城」ですよね!
「カレンダーで見た!」なんて方もいるのではないでしょうか??
ゴルドの村の発祥は、古代ケルト人の時代にまで遡ります。
現在のゴルドの原型は、古代ケルト人がここにつくった城塞都市であるとされており、その性質上、ゴルドの村はヨーロッパの戦いの歴史に呑み込まれます。
古代ローマの侵攻、数々のフランス国内の内戦、そして第二次世界大戦…。
幾度となく戦火に焼かれた村ですがその度に復興を果たし、今日では「フランスの最も美しい村」に登録され、プロヴァンスのみならずフランス国内でも有数の観光地となっているのです。
そんなゴルドのベストショットポイント・ビューポイントは、やはり村を一望できる向かいの丘でしょう!
僕たちはツアーで行ったので詳しい道はわからないのですが(笑)、道自体がとても少ないので、個人で行ってもたどり着けると思いますよ!
また、このリュベロンの地域は晴れの日が多く、それによって魅力的な景観がより一層惹き立てられているのも間違いありませんね!
これは、1年の1/3は吹いているという地方風ミストラルの賜物。
強風となることも多く、住んでいる人たちからすると迷惑を被ることもあるそうなのですが(笑)、僕たち観光客からしてみるとありがたいことですね。。
ガイドさんによると、村の所々に見える細長い針葉樹系の植木は「ようこそ」という意味を持つ植物だそうですよ。
(木の名前は忘れてしまいました…。メモはやっぱり大事ですね。。)
周囲の地中海性の自然には人の手がほとんど加わっておらず、自然保護区にも登録されています。
マルセイユやニース、モナコなど、フランス南東部に訪問の際は、後述の村々などとともにぜひお立ち寄りください!
画像や映像でしかみられなかった世界が、そこにはありますよ。
写真でゴルド!
では、写真とともにゴルドの様子をご紹介していきましょう。
まずは、No.1ビューポイントの正面の丘からの全体像!
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村の中に入ってきました。
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ルシヨン(Roussillon)
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ゴルドに続いてご紹介するのは、「ルシヨン」の村についてです!
ルシヨンについて
「ルシヨン(Roussillon)」は、アヴィニョンの町から車で1時間弱のところにあるコミューンです。
まず「コミューン」というのは、フランスにおける地方自治体の最小単位になります。
ですが、「最も小さな地方自治体」という意味ではなく、あくまで最下位というだけ。
フランスの自治体は、大きい順にアロンディスマン(arrondissement)、カントン(canton)、コミューン(commune)と分かれており、日本語で表すとコミューンは「市町村」となります。
つまり、パリもマルセイユもルシヨンも、1つのコミューンとしては同等の扱いを受けることになっています。
ですので、パリ”市”やルシヨン”村”など、日本語でどう呼ぶのかは、実はその人の裁量なのです。
この辺りは国の地方自治の体制ですから、なかなか解釈が難しいとことではありますよね。。
ともあれ今回は便宜上、”村”と表現していきます。
ルシヨンは、「オークル」という赤みがかった、あるいは黄土色の土の鉱脈の中心部にあり、その岩肌の上につくられた村として有名です。
ゴルドと同様に、「フランスの最も美しい村」にも登録されています。
ちなみに、「フランスの最も美しい村」に登録されるにはただ美しいだけではいけないのですよ!
- 人口が2000人を超えないこと。
- 最低2つの遺産・遺跡(景観、芸術、科学、歴史の面で)があり、土地利用計画においてそれらの保護のための政策が行われていること。
という2つの条件をクリアし、さらにコミューン議会で承認を得ることではじめて登録されるのです。
ほかにも、景観を維持する取り組みなども必要で、景観を損ねるような建築物の建設はたとえ個人の所有であっても制限されますし、洗濯物を干すことも制限されるそうですよ。
また、一度認定されたからといって安心でません。
認定後にも審査があり、場合によっては資格が剥奪されることもあるのです。
このような厳しい審査を経て選ばれているからこそ、一層その価値が惹き立てられているのですね~!
はい、今度こそ、ルシヨンのお話に戻りますね。笑
10世紀末ごろから、特徴的な色をした土であるオークルは染料としての需要が高まり、ここルシヨンの経済活動の中心となっていきました。
時代が進むにつれて織物業や鉱業の技術も進歩し、それに合わせてルシヨンで取れるオークルの需要も増しています。
もちろん、オークルの需要が高まるほどルシヨンの村の財政も潤い、村は活気に満ちていきます。
しかし、20世紀に入ると次第に化学染料が主流となっていき、加えてより効率的に鉱山からの発掘も可能となったため、ルシヨンのオークル発掘は衰退していってしまいます。
今では“オークルの村”としてルシヨンが表舞台に立つことはありませんが、代わりにその景観を生かした観光業が、現在のルシヨンの主力産業となっています。
ルシヨンの建物のほとんどは赤、あるいはオレンジ色をしていて、これは漆喰とルシヨンのオークルから取れる顔料を混ぜたものだそう。
日本ではまず見ることができないような景観ですよね!
遠くから眺めてもよし、実際に村に足を踏み入れるもよし。
皆さんも足を運んだ際は、「自分だけのルシヨン」をぜひ見つけてみてください!
写真でルシヨン!
では、ルシヨンについても写真とともにご紹介していきましょう!
ゴルドと比べると、外観についてはゴルドに軍配が上がりますが、村の中の雰囲気や様子はルシヨンの方が楽しめましたよ!
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一口に「赤」といってもこの色を表すのは至難の技です。
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ジブリ感、、笑
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ジブリの世界観が好きな方はたまらないと思いますよ!
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フォンテーヌ・ド・ヴォークリューズ(Fontaine-de Vaucluse)
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アヴィニョン近郊、リュベロンの村巡りの締めくくりとなる「フォンテーヌ・ド・ヴォークリューズ」については、写真を織り交ぜながらご紹介していきます!
「フォンテーヌ・ド・ヴォークリューズ(Fontaine-de-Vaulcuse)」は、人口700人ほどの小さな村。
ここまでのゴルドとルシヨンとはガラッとかわり、ここでは緑と水が織りなす自然のハーモニーを楽しめます。
「フォンテーヌ(Fontaine)」は「泉」を意味し、ヴォークリューズはこの地域の名前。
つまり、村の名前の”Fontaine-de-Vaulcuse”は「ヴォークリューズの泉」という意味となります。
さらに名前の語源を細かく遡ると、「ヴォークリューズ(Vaulcuse)」は「閉ざされた谷」という意味のプロヴァンサル語”la Vau-cluso”(ラテン語で”Vallis Clausa “)からきているそうですよ。
実際に行ってみると、その名が示すように、四方を崖に囲まれた村の最深部に泉がありました!
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ソルグ川の源泉であり、ヨーロッパで最も豊富な水量を噴き出す泉こそが、この村の見どころです!
村といい泉までの道といい、大阪の「箕面の滝」を思い出す雰囲気でしたね~!
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泉には、村の入り口から川を沿って上流へ歩くこと約30分で着きます。
と言っても、川のすぐそこまで行くこともできるし、勢いよく流れ落ちる川を横目に歩けるしで、僕たちは行きだけで1時間近くかけていました。笑
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カメラの練習にもなります。
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最深部の泉に到着!
横の崖を登って反対側へ行くと、泉のほとりまでいけるのですが、こちらは岩に遮られているためかとても静か。
先程までの激流が嘘のようなひっそりとした空間で、ここまでの道とはまったく違う印象を抱きました。
この雰囲気ばかりはいってみないとわからないと思います。。
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カメラと編集の力でかなり明るくしてますよ!笑
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すると不思議な雰囲気に満ちた泉が迎えてくれます。
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村の入り口の明るさ、途中の激流、そして最深部の泉の雰囲気。
フォンテーヌ・ド・ヴォークリューズは、なんとも幻想的で不思議な場所でした。
個人的にはパワースポットになってもおかしくないと感じたのですが、同時に人が多すぎても雰囲気が壊れかねないと思ってしまいました。。
また、ゴルド、ルシヨンはリュベロンの中でも有名かつ人気な村ですが、フォンテーヌ・ド・ヴォークリューズは穴場的なスポットでしたね。
行く前はゴルドとルシヨンのおまけ程度にしか捉えていなかったのですが、終わってみると一番虜になっていたのはフォンテーヌ・ド・ヴォークリューズかもしれません…!
まさにこういう出会いこそ、旅や旅行の醍醐味ですよね!!
フォンテーヌ・ド・ヴォークリューズ、、自然が好き!という方は絶対に行くべき村ですよ!!
ちなみに余談ですが、日が落ちてから出店していた老夫婦の出店で買った揚げパンがとても美味しかった!
こういうところも、フランスの田舎を体感できた気がして素敵だと感じました!
アヴィニョンとリュベロンの村々 まとめ
![](https://www.tabirou.com/wp-content/uploads/2020/03/アヴィニョンの影-1024x683.jpeg)
閑静な城塞都市アヴィニョンから始まり、石造りの”街並みならぬ村並み”が素晴らしいゴルド、可愛らしい赤色に染まったルシヨン、そして、透き通る水が湧き出て流れるフォンテーヌ・ド・ヴォークリューズを紹介してきました。
後ろ3つの村以外にもリュベロン地方には、ラベンダー畑で非常に有名な「セナンク修道院」や、石造りの家々とリュベロンの谷を一望できる展望台が見どころの「ボニュー」など、それぞれの魅力をもった村が点在しています。
僕たちは、『VELTRA』というオプショナルツアー専門サイトで予約した日本人ガイドさんの案内のもとまわりましたが、海外での運転に慣れている方ならレンタカーで自由にまわるのもありですし、タクシーをチャーターしても良いでしょう。
まわり方もどこを訪れるかもあなた次第。
だからこそ、あなただけのアヴィニョン、そしてリュベロンの楽しみ方やお気に入りの場所が見つかること間違いなし!
大都会の喧騒とは無縁の、フランスを代表するのどかな田舎町。ぜひとも堪能してみてくださいね!!
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