【仏検】フランス語検定3級に独学3ヶ月で合格する勉強法|参考書・問題集・勉強時間

フランス語検定3級に初学から独学で3ヶ月で合格する方法_サムネ

みなさんこんにちは!観光情報サイト「旅狼どっとこむ」の旅狼かいとです!

今回はみなさんに

「フランス語検定(仏検)3級」を「3ヶ月で」取得するための勉強方法・参考書・問題集・マインド

をお話ししていきます!

というのも、僕自身が仏検3級を、総勉強時間約135時間、実質3ヶ月間弱まったくのゼロから独学で合格できたからです。

フランス語検定3級に初学から独学で3ヶ月で合格する方法

もちろん、フランス語検定のレベルや難易度、問題構成からお話ししていきますので、ぜひ仏検3級取得を考えている方は最後までご覧ください!

  

目次

フランス語検定(仏検)3級の概要

まずは「仏検」ことフランス語検定3級の概要からご紹介します。

日程

フランス語検定は級に関わらず、基本的には年2回行われます。

例年、
春の日程として6月の第3週(6月20日前後)
秋の日程として11月の第3週(11月20日前後)
に行われています。

2022年は6月19日(日)11月20日(日)に実施される予定となっています。

勉強時間の目安

仏検3級の標準学習時間は「200時間以上」とされています。大学で第一外国語として受けていたら1年間第二外国語として週2回の授業なら2年間の学習に相当するとのこと。

フランス語検定3級_単語・勉強時間・問題集

単語と文法の出題レベル

範囲は基本的な文法の全範囲。必要語彙は1670語とされています。

問題の構成と内容

筆記試験とリスニング問題、それぞれの問題の内容は以下の通りです。

筆記(文法問題):大問9つ

大問1と大問2が綴りを書いて答える問題、大問3以降は選択肢を選ぶ問題です。

1:フランス語の表現・単語の書き取り

2:動詞の活用

3:文法の穴埋め(接続詞・副詞・代名詞が主)

4:前置詞を語群から選択

5:単語を並び替えて文章を作成

6:会話文に適切な一文を入れる

7:単語を語群より選択し、文章に適切に入れる

8:文章の読解

9:文章の空欄補充

リスニング:大問3つ

1:会話の一部をディクテーション(書き取り)

2:正しいイラストを選択

3:会話を聞いて問いの正誤を答える

フランス語検定3級 合格点と合格率

フランス語検定3級の合格点は、100点満点中60点と言われており、合格率は例年60〜65%となっています。3級の一つ上の準2級も同じくらいの合格率になっているので、フランス語入門者が最初に目指すべきレベルとしては、やはり3級か準2級と言えそうです。

ちなみに、準2級はスピーキングテストも入りますので、
「まずは筆記だけで挑みたい!」
という初学者は3級受験がオススメ

ここから本格的にお話ししていく「3ヶ月で独学で最短合格する方法」を参考にしてみてください!

  

仏検3級に独学で合格するための問題集・参考書

ではここから、仏検3級にゼロから3ヶ月で合格するための具体的な方法をご紹介していきます!まずは用意する参考書から。

単語帳:単語の暗記

語学の勉強の基礎の基礎、それが単語暗記です。単語の勉強から手をつけないと、文法の勉強の効率も落ちてしまいますからね。

フランス語 基本の500単語(基本の500単語)

仏検3級に3ヶ月で合格する方法_フランス語 基本の500単語

まったくの初学の人間が、最初からガチな単語帳を進めるのはあまりオススメできません。そこで、まずは導入としてオススメしたいのがフランス語 基本の500単語になります。

頻出の500単語が厳選されており、これ一冊で仏検5級レベルにも対応できるようになっています。日常会話というより、しっかりとフランス語検定を意識した単語帳になっているのもオススメできるポイントです。

ちなみに、「1ヶ月で復習する」とありますが、まったくの初学者でも全然使用できるレベルです。

  

でる順仏検単語集

仏検3級に3ヶ月で合格する方法_でる順仏検単語集

基本の500単語』で基礎の語彙力をつけたら、でる順仏検単語集で本格的に単語を入れていきます。

フランス語は学習者が多いということで数々の単語帳が売られていますが、「フランス語検定3級合格」という目的のために使うのなら、このでる順仏検単語集』が最もオススメです。前書きにも書かれているのですが、でる順仏検単語集』はフランス語検定に頻出の単語を順にまとめた、いわば検定用の単語帳だからです。
(TOEICでいうところの『金のフレーズ』シリーズのようなものですね)

この一冊で準2級レベルまで進められますが、3級合格を目指すのであれば「4級レベル」まで抑えれば問題ありません

  

文法参考書:試験勉強の核

語学勉強の肝と言えるのが、文法の勉強です。どの参考書も内容そのものはほとんど同じですが、どれを使うかによって理解のスピードや達成速度が変わってきます。

はじめてのフランス語

仏検3級に3ヶ月で合格する方法_はじめてのフランス語

フランス語は発音や語順、活用が英語と異なるため、はじめてフランス語を独学で学ぶという方は挫折する可能性があります。ですので、本格的な文法をいきなり学ぶ前に簡単なフランス語に触れることが、挫折回避のためにも重要です。

そのための参考書がはじめてのフランス語です。フランス語の言語でも出版されているため、見たことがある方もいるかも。

フルカラーで絵もポップ、シンプルでわかりやすく文法事項を紹介してくれているので、初学者の入門書としてとてもオススメ。また、後半部分には観光の際に使える用語が載っています。

イラストと一緒に単語があるため、暗記が捗るのもGOODポイント。

  

文法から学べるフランス語

仏検3級に3ヶ月で合格する方法_文法から学べるフランス語

いよいよ検定に直結する文法の勉強です。

本格的に文法を学ぶのなら文法から学べるフランス語がオススメ。

フランス語学習の文法書としては、『ゼロからスタート』シリーズや『新・リュミエール』、『ゼロから始める』シリーズ、『フランス語 初歩の初歩』などが知られています。しかし、構成解説のわかりやすさ・見やすさ例文の量演習問題の質の観点から、フランス語検定に初学で最短で合格するには『文法から学べるフランス語』が一番合っていると個人的には思います。

『文法から学べるフランス語』以外の他の参考書は、解説が初学者向きではなかったり会話から文法事項を説明していたりしているので、「少しフランス語を齧ったことがある人」にならオススメできます

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問題集:仕上げの演習

いくらインプットを頑張ったとしても、使いこなすためにはアウトプットを積まなければ意味が半減してしまいます。仕上げとして、問題集でしっかりと演習しましょう。

仏検公式ガイドブックセレクション4級・5級(公式ガイド4級・5級)

仏検3級に3ヶ月で合格する方法_仏検公式ガイドブックセレクション4級・5級

今回は「仏検3級」に合格するためのご紹介ですが、3級の前にある4級と5級の対策をまとめてできる『仏検公式ガイドブックセレクション4級・5級』は問題集として必ず行いましょう

同じ仏検ですので3級と問題構成もほとんど同じですし、基礎文法・基本単語の貴重なアウトプットの場になります。

  

仏検公式ガイドブックセレクション3級(公式ガイド3級)

仏検3級に3ヶ月で合格する方法_仏検公式ガイドブックセレクション3級

仏検公式ガイドブックセレクション3級は、最も本番の問題に近い難易度で同じ形式で演習できますこの問題集を完璧に仕上げれば、合格はかなり近いです。

仕上げのつもりで1周目の演習を行い、そこで正解率が少なかった範囲を『文法から学べるフランス語』や下の『検3級スピード合格』で復習していきます。そして2周目で、この『公式ガイド3級』の問題演習を完璧にして本番に挑みましょう。

  

仏検3級スピード合格(スピード合格)

仏検3級に3ヶ月で合格する方法_仏検3級スピード合格(スピード合格)

公式ガイドに加えて、『仏検3級スピード合格』を仕上げの暗記や復習に活用しましょう。その名の通り「スピード」感を持って合格できるよう、ここまでの文法事項がこの一冊にまとめられています。

特に1章の熟語表現は、()以外の部分もフレーズとしてまとめて暗記しましょう。綴りまでしっかり書けるようにすれば、第1問の表現の記述問題はかなり点数が取れるようになります。

また、スピード合格』の演習問題と最後の模擬試験は、かなり難しめに作られていますだからこそこの問題集で点数を取れるようにしておけば、本番は余裕を感じるくらいになりますよ

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過去問(仏検公式サイトの過去問題サンプル)

どんな検定でも試験でも、過去問演習は必須です。幸いなことにフランス語検定は、仏検公式サイトがコチラで過去問を2回分公開しています

一回分は自分の穴を見つけるための演習に、もう一回は、最後の完成度の確認に使用しましょう。問題の年度は古いですが、形式と問題の難易度は最近のものとほぼ同じと信頼して大丈夫です。

  

鉄則・マインド

仏検3級に3ヶ月で合格_マインドセット

参考書が準備できたら、あとは勉強するだけ!ただ、フランス語は初学者が独学でやると挫折しやすいと思いますので、ここで鉄則マインドをご紹介します。

以下の4つをしっかり意識して仏検3級合格を目指してください!

①”2時間”を毎日続けることを意識すること

3ヶ月で合格を勝ち取りたいのであれば、まずは勉強習慣をつくるところからはじめましょう。3ヶ月=約90日で一日2時間勉強すれば、180時間の勉強時間になります。これを継続することをとにかく意識してください。

「2時間どうしても取れない…!」という場合でも、1時間、あるいは30分、単語だけでも勉強する時間をとりましょう

語学学習で何よりも大切なのは「継続」です。

特にフランス語などという言語は、幼少期にやっていたり日常で目にするものではありません。少しでも良いので、必ず「毎日」フランス語に触れるようにしましょう。

ちなみに勉強時間については、あくまで目安です。お仕事がある日は一日2時間にいかなくても、休みの日にまとめてとってもOKです。

  

②「フランス語を身につける」というよりは「試験に合格する」という意識を必ず持つこと。

はっきり言います。

フランス語検定3級の出題範囲は「文法の全範囲」とありますが、頻出の範囲は決まっていますし、直前になったら重点的に見直すべき場所がハッキリしてきます

このときに「フランス語を身につけよう」とまじめになってしまうと、「試験に合格する」ための効率は落ちてしまいます

ここではあくまで「仏検3級合格」の方法をお伝えしているので、
「留学のために身につけたい」
「旅行前に話せるようになりたい」
といった方は、検定が終わってからにしましょう。

どちらにしても、「3級合格の力」があれば会話やフレーズが格段に聞けるようになっていますし、自分で言いやすくなっているはずです。

  

③語彙は4級レベルと問題集のものでOK

フランス語検定3級_単語レベル

もう一つはっきり言います。

仏検3級レベルとされる「1670語」は絶対にウソです。笑

135時間のフランス語勉強時間のうち、僕は単語の勉強に「約30時間+移動時間のちょこっと」しかかけていません。しかも、このうち約10時間は「もっと効率的に使えたわ~」と反省しています。30時間の勉強で1670語もの単語が身についたら、日本人は”英語”の単語力がもっとあります、絶対に。笑

そして僕の単語力は、「仏検公式の基準」でいうと4級レベルくらいだと思います。この語彙力でどうにかなりましたしでる順仏検単語集』の4級レベルまでと『仏検3級スピード合格』に載っている単語を覚えれば、ほぼ問題ないと感じています。

単語の勉強に時間をかけすぎないというのも結構大切ですし、文法の参考書を進めていると出てくる単語が結構似てきます。その中で自然と見る回数が増え、覚えているというものありますからね。

  

④フレーズ表現と動詞の活用は最低限綴れるようになること

言語学習において、「綴れる必要があるかどうか」は結構悩むところだと思います。

仏検合格3級を目指すのであれば、動詞の活用スピード合格』の1章のフレーズ必ず綴れるようにしましょう。また、『文法から学べるフランス語』の例文に出てくる表現や単語も、綴れるようにしておくととても有利です。

というのも、大問1と大問2は記述でそのままフレーズと動詞の活用が聞かれますし、リスニングでは聞いた単語を書き取るディクテーションがあるからです。

仏検3級に合格した方々のブログなどを見ると、「筆記の大問は捨てた」という方もチラチラ見ますが、僕はあまりオススメしません

どちらにしても学習の中で触れる場所ですし、書いて覚えるというのは学習の効率化の手段として有効だからです。であれば、最初から綴れることを前提に学んでおけば、文法事項をしっかりと入れながら筆記対策もできるということになりますからね。

  

仏検3級を3ヶ月で合格のためのポイント

フランス語検定3級に3ヶ月で合格する方法

仏検3級に短期間で合格するために必要なことは、間違いなく「効率化」です。

上述したように、単語は3級レベルまで覚える必要はないですし、あくまで「合格のため」という意識で学習するのが重要です。具体的な進め方でいうと、単語と文法を同時並行」「文法はすべての範囲を行う」というのはあまり得策ではありません

文法の参考書を読むためにある程度の単語力は必須です。そのためにも、最初の1週間〜2週間ガッツリと基礎の単語を『基本の500単語』で入れつつ、初学者向けに文法の基礎の基礎を説明してくれている『はじめてのフランス語』を進めるのがオススメ

ここでフランス語への抵抗も減るので、3週目から本格的な単語と文法の勉強を、それぞれでる順仏検単語集』と文法から学べるフランス語で進めていきましょう。

そして最後に、公式ガイドブック』と『スピード合格』で演習と復習を繰り返して、本番に挑みましょう。

  

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フランス語検定3級に3ヶ月で合格する方法 最後に

以上、フランス語検定3級に3ヶ月で合格する方法でした!

フランス語の表現は英語に似ているのも多いので、単語は英語学習が進んでいる人ほど有利と言ってよいでしょう。(学生時代の英語学習はここでいきる!中高生の方、あるいは中高生のお子様・知り合いがいる方は、絶対に英語だけはまじめにやらせた方がよいです!

ですが、英語学習をまったくやってこなかったという方であっても、かける時間を多くする」のと「勉強の一極集中」さえできれば、短期間で初学の事柄を詰めることは可能です。ぜひ今回ご紹介した方法を実践して、短期間で飛躍的にフランス語の能力を爆上げしていってください!!

On y va!!

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フランス語検定3級に初学から独学で3ヶ月で合格する方法_サムネ

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