みなさんこんにちは!旅狼かいとです!
「フランスは英語が通じない」というのは、フランスへ旅行に行こうとしている方なら一度は耳にする言葉ではないでしょうか。
僕もフランス旅行をするときに一番心配だったのは、”言語”の部分でした。
そして、実際にフランスへ行ってみた印象としては、、
「思っていた以上に英語通じるじゃん!」というかんじでした!笑
しかししかし!!
やはりフランスへ行くからにはフランス語を話せるにこしたことはありませんし、
人によってはフランス語で話しかけるか英語で話しかけるかで態度が大きく変わるとも言われています。
ということで今回は、付け焼き刃でも旅行のときに使いたい&使えるフランス語のフレーズをご紹介していきます!
この1ページで、フランス旅行を“フランス語によって“より楽しくできるよう心がけましたので、ぜひ参考にしていってください!
〜もくじ〜
なぜ最低限はフランス語を話した方がいいのか?

フレーズを紹介する前に、
「別に英語で乗り切ればよくね?」と思っている方に、
「少しでもフランス語を話した方がよい理由」をお伝えします。
どうもフランス人は、「たとえ外人でもフランスにいるならフランス語を話せ!」と考えている人が多いみたいで、冒頭で触れたように、フランス語で話しかけた方が気前よく接してくれるようになります。(もちろん全員ではありませんが!笑)
1つ、僕の友だちの話をご紹介しましょう。
彼らはフランスを観光中、駅のインフォメーションで駅員に質問をしようとしたそうです。
列に並び、自分たちの番になり、駅員に挨拶します。
” Hi. “
すると駅員の顔が鬼の形相がごとくに変わり、一言。
” Say Bonjour!!!! “
そうして列の一番後ろにもう一度並ばされ、再び待って質問したそうです。笑
もちろん2回目の挨拶は”Bonjour”でいったそうですが、終始不機嫌そうだったみたいです。笑笑
つまり、「挨拶くらいフランス語でしろ!」ということですね!
フランスでは、お店に入ったりインフォメーションで顔を合わせたりしたとき、必ず“Bonjour”と挨拶をします。
お店なら、日本語の「いらっしゃいませ」の感覚だと思います。
そしてこの挨拶に、お客さんも必ず答えます。
これをフランス語でやれ、ということみたい。
何を横暴な!とはじめは感じますが、でもこれ、日本国内のことに置き換えれば納得がいきます。
例えば、自分がレストランやお店の店員さんだとします。
そこに外国人のお客さんがご来店。
そのときに、
“Hello!”と言われるか、「コンニチハ!」と言われるか、どちらがより「接客をがんばろう!」と思えるか?
「コンニチハ!」ではありませんか?
少なくとも僕は、あっさりと英語で話してくる人よりは頑張って日本語を話そうとしてくれる人の方が好感をもてますね!
フランス人もこんな感覚なのではないかと考えています。
まあそれが、日本人よりも強くて顕著ってことですね!笑
これが、挨拶くらいはフランス語でやろう!と言う理由です。
フランス語で挨拶をすると、基本的にそのあとの会話もフランス語にはなりますが、その時はこのあと紹介するフレーズを言ったり、「??(フランス語わからない!)」という顔をしていれば多くの人は察してくれます!笑
そうなってはじめて英語を話した方が、プラスになることが多いですよ!
あとは何より、、せっかくフランスにいるならフランス語を話したいじゃあないですか!!
これだけは覚えておきたい!フランス語のあいさつ

まずは、「これだけは覚えておきたいフランス語の挨拶」をご紹介します!
ちなみに今回ご紹介するのは、僕が旅行中に使った or 旅行中に使うであろうフランス語のフレーズです。
つまり、旅行に向けて即席かつ最低限のフランス語を身に付けたい方向けです!
また、フレーズの発音をなるべく近い形でカタカナで書いていますが、あくまでカタカナ表記ですので、確実な発音はYoutubeなどで聞いてみてくださいね!
(フランス語特有の”r”の発音とかね!笑)
Bonjour ! :こんにちは!
まずは基本中の基本。” Bonjour “ですね!
「こんにちは」の意味で、発音は「ボンジュール」。
とにかく、どんな時でもまずはじめに「Bonjour(ボンジュール)」ですよ!
Bonsoir:こんばんわ
“Bonjour”の派生が” Bonsoir ”です。
「ボンソワール」と読み、「こんばんは」を意味します。
夕方ごろ以降の挨拶は「Bonjour(ボンソワール)」を使いましょう!
Merci !:ありがとう!
” Merci “は「メルスィー」と発音し、「ありがとう」の意味となります。
いつどこでも、感謝は忘れずに!
ちなみに、「ありがとうございます」は” Merci beaucoup “で「メルスィーボゥクゥ」と発音します。
2つの小さな”ウ”が発音のポイント。
まぁ、「メルスィーボク」でも伝わります。笑
Au revoir:さようなら
” Au revoir “もよく使う表現。
「オルヴォワール」と発音して、意味は「さようなら」。
お店を出るときに「Au revoir(オルヴォワール)」と店員さんが言ってくれるので、こちらも「Au revoir(オルヴォワール)」と答えましょう!
Je suis désolé(e):ごめんなさい
” désolé(e) “は「デゾレ」と発音し、英語の”Sorry“にあたる意味になります。
最後尾の”(e)”は「女性が言う場合はつくよ」という文法のルールですが、発音は変わらないので気にしないで大丈夫です。
しっかり謝りたいときは、「Je suis désolé(e). (ジュ・スイ・デゾレ)」。
“I am sorry.”とつくりはまったく同じです。
なるべくこの言葉を使わないように過ごしたいものですね!笑
Oui:はい / Non:いいえ
“Yes”と”No”にあたるのが、「Oui(ウィ)」と「Non(ノン)」です。
“Oui”って音、僕はクセになりました。笑
買い物・食事のときに使えるフランス語のフレーズ

続いては、買い物のときのために覚えておきたいフレーズです。
せっかくフランスに来たなら、スーパーではなくレストランやパン屋さんで食事をとりたいもの。
特に本場のパン屋さんは、基本的にどこに入っても美味しく感じるはずです!
僕たちは4,5ヶ所、街中の安いパン屋さんでパンを買ったのですが、どこも日本と同じくらいの値段なのにとても美味しかったですよ!
一度だけ焼きたてのクロワッサンを食べれたのですが、、あれは今でも忘れられません…!!
対面のお買い物でも勇気を出していけば意外と何とかなりますので、そのためのフレーズをご紹介します!
Ça, s’il vous plaît.:これください!
フランスを旅行するにあたって一番の”魔法の言葉”。
それがこれ!
” Ça, s’il vous plaît. “は「サ、スィルヴプレ」と発音し、欲しいものを指差して言うと「これください」の意味になります。
パンでもメニューでも、とりあえず指を差して「Ça, s’il vous plaît.(サ、スィルヴプレ)」と言えば注文できます!
はじめは「ホントかよ」と僕も思ったのですが、本当に通じます。笑
“Ça“は「これ」、”s’il vous plaît“は「お願いします(英語の”please“にあたる)」という意味。
直訳でも「これをお願いします」になりますね。
いいですか!
とにかく注文のときは「Ça, s’il vous plaît.(サ、スィルヴプレ)」です!!
Excusez-moi:すみません
英語の”Excuse me”にあたる表現が、” Excusez-moi “です。
発音は「エクスキューズ・モワ」。「モワ」です!(誤植じゃないよ!)
フランス語では、” -oi “の並びは” -owa “の発音になるので注意です!
ウェイター・ウェイトレスを呼び止めたいときなどに使います。
Bon appétit !:召し上がれ!
「ボナペティ!」と発音する” Bon appétit ! “という表現は、観光や旅行をしている僕たちが使うことはないでしょう。
しかし、レストランで食事をするときにはよく聞く言葉。
想像してください。
フランス人のイケメンウェイターor美女ウェイトレスが料理を席に運んできてくれたときに一言、”Bon appétit.“
このとき、「??」となってしまってはもったいないではありませんかっ!!
ということで(笑)、「Bon appétit.(ボナペティ)」は「召し上がれ」という意味の言葉。
ですので、もし「Bon appétit!(ボナペティ!)」と言われたら、こちらは笑顔で「Merci!(ありがとう!)」と答えましょう!
ちなみに、フランス語で「美味しい」は「C’est bon!(セ・ボン!)」です!
これも言えると、食事が一層楽しくなること間違いなしですね!
L’addition, s’il vous plaît.:お会計をお願いします。
食事をした卓上でお会計を済ませることが多い欧米。
その際、英語では“Check(bill) please.”と言ってお会計をお願いしますよね!
” L’addition, s’il vous plaît. “はそのフランス語版で、「ラディスィオン・スィルヴプレ」と発音します。
“L’addition“は「お会計、お勘定」を意味する言葉。
レストランによっては食事の進み具合をみて店員さんが持って来てくれますが、そうでないときはこちらから声をかけましょう。
覚えておくと”ちょっぴり”得する単語!

最後に、覚えておくと便利”かも”な単語をご紹介!
パン屋
- クロワッサン:「croissant(クロワッソン)」
- バゲット:「baguette(バゲットゥ)」
- チョコレート:「chocolat(ショコラ)」
- パン・オ・ショコラ:「pain au chocolat(パン・オ・ショコラ)」

レストラン
- 水:「de l’eau(ドゥ・ロ)」、「d’eau(ド)」
- ワイン:「vin(ヴァン)」
- 赤ワイン:「vin rouge(ヴァン・ルージュ)」
- 白ワイン:「vin blanc(ヴァン・ブラン)」
- 牛肉:「du bœuf(デュ・ブ)」
- 豚肉:「de porc(デュ・ポーク)」
- 鶏肉:「du poulet(デュ・プレ)」
- 魚:「poisson(ポワソン)」
旅行だけならこれだけで十分!

ということで、ここまで旅行のときに使うであろう最低限のフランス語フレーズをご紹介してきました!
ホントに最低限ですが、これさえあれば何とかなります!笑
というのも、旅行に向けてフランス語をちょっと勉強したくらいじゃ本格的に使いこなすなんてことはほぼできません。
僕は出発の2ヶ月前からフランス語をかじり始め、一通りの文法には触れました。
確かに、次の[発展]でご紹介するような文の形になったフレーズを覚えたり使ったりする上では、文法の勉強は役に立ちました。
理詰めで理解できるので、より早く覚えられますからね。
ただ、「フランス人とフランス語でコミュニケーションをとる」という点についてはまったく役に立ちませんでした。
なぜか。
リスニングがまったくできないから。
いくら受け答えの”流れ”を覚えても、そもそも相手が何を言っているのかわからなければ意味がありません。
聞いていたフランス語は、市販の教材のCDのみ。
現実の人の発音は、当然CDよりも早いし複雑。
CDなら単元で勉強しているし文字も手元になるので「こういうことを言うぞ、言ってるぞ」と心構えができますが、会話は当然そんなものありません。
2ヶ月で会話ができるレベルまでもっていくには、相当な勉強量とリスニング量が必要だと思います。
そして、旅行だけならそんなに時間をかける必要はないと個人的には思います。
なので、よく「フランス語フレーズ集」などに取り上げられている”Ça va?“などの挨拶はここでは取り上げませんでした。
普通に旅行するだけなら十中八九使わないですから!笑
もちろん、「今回の旅行を機にフランス語を本格的に始めてみようかな!」みたいな方は別ですよ!頑張って勉強してください!!(ちなみに僕はこっち側。笑)
☝️市販のフランス語の教材は何冊か手をつけましたが、さわりだけならこれが一番おすすめ!!☝️
[発展] 余裕がある人は覚えたいフレーズ!

ここからは、「最低限じゃ物足りないよ!」という方向けにもう少しフレーズを紹介します!
具体的には、さらに多くのことをフランス語で尋ねたりより細かな注文がしたい、という方ですね!
僕の中で優先順位が高いものから紹介していきますので、より上にあるものほど”使える”と考えてください。
数字
まずは「数字」です。
数字を一番使うのは、注文の際に「〇〇個ください」と言いたいときですね!
他にも使えると便利なことが何かと多いですし、聞き取りも”数字だけなら”何とかならなくもないです!笑
ここではとりあえず、1から10までご紹介しますね!
- 1:Un / Une(アン / ウヌ)(男性名詞には”Un”、女性名詞には”Une”がつきます)
- 2:Deux(ドゥ)
- 3:Trois(トロワ)
- 4:Quatre(キャトル)
- 5:Cinq(サンク)
- 6:Six(シス)
- 7:Sept(セット)
- 8:Huit(ユイット)
- 9:Neuf(ヌフ)
- 10:Dix(ディス)
Je voudrais ~ :〜をください
” Je voudrais ~ “は「ジュ・ヴドゥレ〜」と発音し、「〜をください」の意味になります。
“voudrais“が「〜が欲しい」という”want“の意味の動詞ですので、英語にすると “I want ~ ” に近い意味になります。
つまり、上で紹介した「Ça, s’il vous plaît.(サ・スィルヴプレ)」の上位互換ですね!
この「Je voudrais ~.(ジュ・ヴドゥレ〜)」を使い、“Je voudrais un Croissant.”で「クロワッサンを1つください」という表現ができます。
まあ別に、「Un Croissant, s’il vous plaît.(アン・クロワッサン・スィルヴプレ)」でいいんですけどね。笑
このへんは英語でいう「“I want ~.”と”I’d like ~.”の違い」に近いかもしれませんね!
👇英語のニュアンスの違いについては、詳しくはこちらで!👇
et:〜と
英語の“and“にあたるのが” et “です。発音は「エ」。
これは実例を使うのが一番わかりやすい解説になるでしょう。
僕が実際にパン屋さん言ったセリフで、
“Je voudrais deux Croissant et un pain au chocolat.“
があります。
これは、
「クロワッサン2つとパン・オ・ショコラをください。」
という意味。
“et”はこんなかんじで使います。
何か複数の商品を注文したいとき、便利なワードですね!
Qu’est-ce que c’est ? :これは何ですか?
” Qu’est-ce que c’est ? “は「ケ・ス・ク・セ?」とテンポの良い発音で、意味は「これはなんですか?」です。
メニューに書いてあるものがわからないときに使えますが、これで聞くと多分フランス語で返してくると思うので、どちらにしてもわからないかも。。笑
そして、、紹介はしましたが僕は一度も使っていません。笑
Où sont les toilettes ?:トイレはどこですか?
” Où sont les toilettes ? “。これは使いました!
発音は「ウ・ソン・レ・トワレットゥ?」。
英語で書くと“where are toilets?”。「トイレはどこですか?」です。
フランス語では「トイレ」は複数形になるみたいですね。
これもほとんどフランス語で返ってきましたが、多くの方は指をさして説明してくれたので場所はわかりましたよ!
Je ne parle pas français.:私はフランス語を話せません。
” Je ne parle pas français. “は「ジュ・ヌ・パルル・パ・フランセ」と発音し、「私はフランス語を話せません。」という意味になります。
買い物のときにフランス語で何かを説明されたときなどに使えます。
僕は2度使いました。
一度目は、電車の券売機が壊れているのに気付かずいじっていたら、隣の券売機を使っていたおばあちゃんが何かを言ってきたのでこの一言。
しかし、僕の” Je ne parle pas français. “が通じなかったのか、その後もフランス語で話しかけ続けられ、結局身振り手振りで故障していることがわかったというオチです。笑
おばあちゃん、ありがとう。
二度目は、レンヌの朝市でチーズを買おうとしたところ、各チーズの説明をフランス語でされたので” Je ne parle pas français. “。
今度は通じたのか、「英語を話せる若いのを呼ぶからちょっと待ってて」と英語で伝えられ、その後無事英語でコミュニケーションをとって購入できました!
そのお店は家族でやっている様子で、息子さんが英語を話してくれ、最初に「待ってて」と言ってくれたのがおそらくお母さん。
そしておばあちゃんが座っていたのですが、息子さんを待っている間ここでもフランス語で話かけられ続けました。笑
何を言っているのかホントにまったくわからなかったのですが(笑)、とても楽しかったですね!
なんだろう、、フランスのおばあちゃんは、日本でいう田舎に帰ったときに待っててくれるおばあちゃんの感じがすごくしましたね〜!
ちょっとほっこり。。
ちなみに、フランス語で「英語」は「anglais(アングレ)」です。
最悪、“anglais, anglais!”と言ってれば大丈夫、、だと思う!!笑笑
Bonne journée!:よい一日を!
” Bonne journée! “は「ボンヌ・ジュルネ!」と発音し、英語でいうところの“Have a nice day!”にあたる言葉。
アメリカだとお店の別れ際に“Have a nice day!”と言われることが多いそうですが、フランスの別れ際は「Au revoir(オルヴォワール)」が一般的。(覚えていますか…??)
このセリフをいつ言われたかというと、ホテルのエレベーターから降りるとき!
エレベーターには、僕と弟、そして、またもやおばあちゃんが乗っていました(おそらくお客さん)。
先に僕たちが降りたのですが、その際におばあちゃんが“Bonne journée.”と言ってくれたのです。
あまりに急だったのでとりあえず会釈することしかできず、ちょっと経って「“Bonne journée.”か!」と気づきました。
反応できなかった悔しさから結構印象深いフレーズだったのでご紹介しましたが、聞いたのはそこだけ。
どうやら、英語圏ほど使われる表現ではないようですね。
旅行で使えるフランス語 まとめ

改めて、[発展]も含めてここまで旅行や観光の際に使えるフランス語をご紹介してきました。
正直いって、今回のフレーズ集だけでは「これさえあれば絶対安心!」というレベルにはなりません。
しかし、この記事のフレーズがあれば多くの言葉の壁からくるトラブルを回避できるかと思います。
言葉の部分は、準備さえしておけば「喋れなかったらどうしよう、、」という心の壁は低くなるものです。
そして何より、その国の言葉をちょっとかじるだけでも、より旅行が楽しくなるものです!
ですのでぜひあなたも、フランス語に限らず海外旅行の際は訪問先の国の言葉に少しでも触れてみてください!
思わぬ出会いや新たな興味の扉が開くかもしれませんよ…!!