【2024】京都のライトアップならココ!高台寺と圓徳院の見どころ・歴史・ライトアップ・アクセスなど

京都のライトアップならココ!高台寺と圓徳院の見どころ・歴史・ライトアップ・アクセスなど|”ねね”こと北政所が残した2つの寺院【豊臣秀吉への愛の形】

みなさんこんにちは! 世界・日本の観光地や旅行情報、歴史や雑学をご紹介している旅狼かいとです。

突然ですがみなさん、「豊臣秀吉」という名前を聞いたら、一体どんなイメージを持ちますか? 日本史を勉強している方なら「太閤検地」や「刀狩」が思い浮かぶかもしれませんし、大河ドラマやアニメ・ゲームなどから「サル」というニックネームが連想された方もいるかもしれません。

そんな中で、「いや、秀吉といえば奥さんだろ!」という方はなかなかいないのではないでしょうか。

今回ご紹介する高台寺は、そんな豊臣秀吉の妻の「ねね」こと「北政所」が、秀吉を弔うために建立した寺院であり、夫である秀吉に対するねねの想いが込められた場所。そして現在では、京都有数の紅葉の名所としても非常に人気なのです!

というわけでこのブログ記事では、そんな高台寺の歴史や見どころはもちろん、拝観料やアクセス・駐車場情報、さらには今年のライトアップについてまでわかりやすく簡単にお届けします。加えて、高台寺と一緒に見たい、ねねが没した地といわれる「圓徳院についてもご紹介します。京都観光を予定されている方はぜひ最後まで参考にしてみてくださいね!


目次

高台寺とは? 歴史と蒔絵

世界的な名所である「清水寺」からほど近い京都東山に、「高台寺」は建っています。まずはそんな高台寺の歴史をお話しして行きます。

高台寺の歴史

高台寺は、豊臣秀吉の死後、妻の北政所(ねね)が秀吉の菩薩を弔うための寺院の建立を願い、秀吉ののちの時代の日の本を統べた徳川家康の命によって開創したお寺になります。

高台寺は創建当時、仏殿は北政所の実母である「朝日局」が安置されていた康徳寺の堂を移築・改築し、方丈や茶室は伏見城から移築したものと、豊臣秀吉や北政所に所縁のある場所から移されたものが多かったといいます。

また、幕末の一時期には、新撰組から離脱し、孝明天皇の陵(後月輪東山陵)を守るために活動した御陵衛士(ごりょうえじ)(高台寺党)の屯所となったこともあります。

その後の近世・近代において、数度の火災によって仏殿や方丈などを焼失してしまい、創建時の建造物で現存しているのは、三江紹益を祀る開山堂や秀吉と北政所を祀る霊屋(おたまや)、茶室の傘亭と時雨亭などとなっています。

茶室の傘亭の天井は、竹を放射状に組むことでから傘を開いた様子を表現したという珍しいものとなっており、時雨亭とともに桃山時代の茶室建築の代表的存在と言われています。

小堀遠州の作庭と伝わる池泉回遊式庭園と「臥龍池」と呼ばれる回廊は紅葉の名所としても知られており、毎年恒例のライトアップでは、ここでしか味わうことのできない幽玄な雰囲気を堪能できる場所として京都・東山エリアで随一の見応えを誇ります。

高台寺蒔絵

高台寺について語る際に忘れてはいけないのが、「高台寺蒔絵」と呼ばれる蒔絵です。

蒔絵」とは、漆で絵や文様や文字を描き、そこに金粉や銀粉をまき付けて定着させる日本漆芸の伝統的な技法のことです。

桃山時代には、皿や器だけでなく建築物にも蒔絵が施され、中でも秀吉とねねを祀っている高台寺の霊屋(おたまや)の階段や厨子(ずし)に施された蒔絵は、「高台寺蒔絵」として、同様の技法や似た意匠の蒔絵と合わせて今でも価値のある美術品として有名です。


高台寺に実際に行ってみた!

ではでは、実際に高台寺へ行ってきた際の様子をご紹介していきましょう!

今回は夜のライトアップの時間に訪問しました! 高台寺は京都で初めてライトアップを行った寺院なのだそうですよ!
入場前の参道から雰囲気が出ています!
提灯もたくさん。
こちらは「八坂の塔」こと「法観寺」ですね!
入場します!
茶室が並ぶ小道を抜けていきます。
ひらけた場所に到着。名庭「臥竜池」ですね!
こちらはプロジェクションマッピング! 高台寺はいまどきの流行りを積極的に取り入れている印象でした。
さて、臥竜池を進んでいきましょう!
そろそろかな。。
ジャジャン!!
木々のライトアップの幽玄さと池に映る様子が素晴らしすぎました!
紅葉のライトアップはこの後何ヶ所か行くことになるのですが、「まさにこれこそが”幽玄”だなぁ」という雰囲気は高台寺でしか味わえませんでした。。
写真の腕が鳴ります…!!
圧巻の光景です…!
次は浴衣を着てきたいものだなぁ。。

臥竜池を後にし、お次は裏山を登っていきます! まだまだ高台寺の見どころは終わりではありませんよ!

進んで行くと、竹林が見えてきます。
こちらの雰囲気もまた素晴らしい…!
ちょっとした平安貴族気分も味わえちゃえます(平安貴族が夜に散歩していたかは知らんけど。笑)
この雰囲気は、夜の高台寺でしか味わえませんね…!!

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高台寺の拝観情報・ライトアップ・アクセスなど

拝観時間

9:00 ~ 17:30 (17:00受付終了)

拝観料

・大人:600円
・中高生:250円
・高台寺・圓徳院・掌美術館の共通券:900円

2024年の夜間特別拝観(ライトアップ)

【開催期間(例年同じ時期)】
2024年は、10月25日(金) 〜 12月15日(日)

【拝観時間】
17:00 ~ 22:00 (21:30受付終了)

【拝観料】
・大人:600円
・中高生:250円
・高台寺・圓徳院・掌美術館の共通券:900円

高台寺は昼夜入れ替え制ではないため、夕方に入場すればライトアップ点灯後までずっといることができます。拝観料も日中のものと共通です。ライトアップスポットは昼夜入れ替え制の場所が多いため、これは嬉しいポイントですね!

紅葉の見頃

色づき始め:11月中旬
見頃:11月下旬~12月上旬

観光のおすすめ時間

午前中、ライトアップ

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高台寺駐車場

高台寺の境内に約100台分完備の駐車場があります。

【営業時間】
24時間(高さ制限2.3m)

※一般乗用車の場合は予約等も不要です。

【料金】
・最初の1時間:600円
・以降30分毎:300円
※23:00~翌7:00までの1時間:100円
※正月期間中は除く

【割引サービス】
・高台寺拝観:1時間無料
・圓徳院拝観:1時間無料
・賑店(土産)で3000円以上お買い上げ:1時間無料サービス券発行

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