みなさんこんにちは!旅狼かいとです
今回ご紹介していくのは、京都有数の桜の名所として名高い名勝「円山公園」です!
明治維新までは八坂神社など隣接する神社の境内の一部でしたが、廃仏毀釈の一環として1887年(明治20年)に京都市初の都市公園となった、京都市最古の公園という歴史ももつ円山公園。
春の桜はもちろんのこと、夏は涼しげな行楽地として、秋は名勝・紅葉の景勝地として、そして冬は地域の人々の憩いの場として人々が集まる円山公園を、今回は観光案内していきます!
〜もくじ〜
円山公園の見どころ
ではでは早速、京都・円山公園の見どころをご紹介していきます!
桜の名所としての円山公園

京都の円山公園といえば、やはり「桜の名所」としての顔が一番でしょう!
見頃を迎える4月上旬ごろには、西の八坂神社側を中心にソメイヨシノやヤマザクラ、ヤエシダレザクラなどおよそ630本もの桜の木々が咲き誇ります。
文字通りの「公園」であり比較的背の低い桜の木も多いので、ゴザやシートを広げてのゆっくりとしたお花見や写真撮影も楽しめるのが嬉しいポイント!
(2021年現在では、新型コロナウイルス感染症防止の観点から、ゴザやシートを広げての宴会は禁止となっています。)
そんな春の円山公園一番の見どころが、「祇園しだれ」や「祇園の夜桜」と呼ばれるひときわ大きな枝垂れ桜になります!
祇園しだれ(祇園の夜桜)

正式名を「一重白彼岸枝垂桜(ひとえしろひがんしだれざくら)」という「祇園しだれ」。
ちょうど公園の中心部に立ち、樹高12m、幹回り2.8m、枝張り10mというその大きさから、観光名所として、そして「円山公園のシンボル」として地元の人々からも親しまれています。
1947年(昭和22年)に枯死してしまった初代に代わり植えられたのが、現在の現在の2代目祇園しだれです。
例年、3月下旬から2週間ほどは夜間のライトアップも行われますので、都として長らく日本を支えてきた京の街に思いを馳せながら夜桜も満喫できますよ!
日本庭園としての円山公園

円山公園の顔として忘れてはいけないのが、日本庭園としての姿です。
大正時代に七代目小川治兵衛によって作庭された庭園は、東山の雄大な自然を借景とした池泉回遊式庭園となっています。
国指定の名勝にも選ばれており、こちらは秋の紅葉のシーズンが一番の見頃となります!
庭園の中心には大きな池「ひょうたん池」があり、小川に沿って東山が聳え立つ東側へと進んでいくと、ちょっとした渓谷のような景色が広がっているのが特徴。
秋は意外と穴場的スポットとなるのも嬉しいポイント!
ひょうたん池の周りや庭園内にはベンチもあるので、紅葉の名所が多い東山エリアをご旅行の際は円山公園でひと息つくのもオススメです!
坂本龍馬と中岡慎太郎の銅像

公園東側にひっそりと立っているのが、ともに土佐出身の幕末の志士「坂本龍馬」と「中岡慎太郎」の銅像なのです!
海援隊(旧亀山社中)と中陸援隊、そしてともに近江屋で暗殺されたことで知られる坂本龍馬と中岡慎太郎。
1934年に、元海軍大臣だった吉松茂太郎が海軍の祖を作った二人を偲ぶために建てたものになります。
ちなみに、坂本龍馬が立ち中岡慎太郎が座っている構図は、二人の身長差を隠すためのものだそうですよ…!
円山公園の観光情報

開場時間と料金
自由散策
桜の見頃

例年、4月上旬
枝垂れ桜のライトアップ
例年3月下旬から2週間ほど
紅葉の見頃

例年、11月中旬~11月下旬
アクセス
京都駅 から市バス100・206系統で 祇園 下車から徒歩約3分
京阪四条駅 から徒歩約10分
阪急河原町駅 から徒歩約14分
地下鉄東山駅 から徒歩約15分
円山公園駐車場は普通車134台完備
24時間営業、260円/30分
周辺の見どころ
せっかくなので、ここで円山公園周辺の観光名所も簡単にご紹介していきます!
八坂神社

円山公園の西側に隣接するのが、かつて「祇園社」と呼ばれた祇園エリアの中心地「八坂神社」です!
実はこの八坂神社(旧祇園社)こそが、祇園の街の発祥の地なのですよ!
さまざまな艱難辛苦を乗り越えたスサノヲノミコトを祭神として祀る八坂神社は、無病息災・厄除け・災難除けなどのご利益があります。
主たる祭神であるスサノオ意外にも境内には多くの摂社が立っており、その歴史を窺い知ることができますよ!
実際、年始の初詣に訪れる人の数は伏見稲荷大社に次いで京都二番目の参拝者数を誇ります!
知恩院

円山公園の北側に隣接するのが「知恩院」になります。
シンボルである巨大な三門が出迎えてくれる寺院で、三門をくぐると進むことができる「男坂」をあがるのも名物の一つ。
浄土宗の宗祖「法然」が建てた草庵が起源とされており、幾度となく破壊や火災の憂き目に遭っているもののその度に再興を果たしてきた”力強い”寺院になります。
特に徳川家康が浄土宗徒であったことから、江戸時代に徳川家によって積極的な造営が行われてきたことでも知られていますね!
お坊さんの日々のお勤めや奉納、説法を一般の人に積極的に公開しているのも特徴で、最近はポスターなども親しみやすくおもしろいものが多い印象ですね!
山の中腹に立つ境内は広々としており、清々しい気持ちで参拝をすることができるのも知恩院の魅力です!
青蓮院門跡

その名の通り、「青」をイメージしたライトアップで近年旅行先として密かな人気を集めるのが「青蓮院門跡」になります!
皇室や摂関家やそれらの家系の子弟によって受け継がれてきた寺院である「門跡」の中でも歴史が深く、一時は仮の御所としても使われたことがある由緒正しいお寺。
青蓮院門跡の裏手の山を登った先には青蓮院の飛地境内である「将軍塚青龍殿」もあり、境内は桜の名所として知られ、さらに京都市街地を一望できる夜景でも非常に有名ですよ!
八坂の塔
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かつての京都の面影を感じさせる石畳の小路。
その中でも一際目を引く高い塔が、「八坂の塔」と呼ばれる「法観寺」の五重塔になります!
聖徳太子が夢の中で如意輪観音のお告げを聞いたことをきっかけにして建てたという伝説まで残る、まさに東山エリアのシンボル的存在です!
周囲の石畳や小路の古民家とともに塔を撮影するビューポイントとして非常に人気が高く、インスタ映え・フォトジェニックな場所としても知られています!
ライトアップは夜の10時まで行われているのもうれしいポイントですね!!
八坂庚申堂

祇園・八坂エリアの穴場スポットの代表格が、この「八坂庚申堂」ですね!
日本における「庚申信仰」発祥の地とされるお寺なのですが、、
いま八坂庚申堂が観光地として人気な理由は、カラフルな境内の風景から!!
八坂庚申堂では、願いを叶えるためには願いを持ち続けるのではなく「欲を捨てる」べしといわれているのですが、その”欲を捨てる”ために使われるのが「くくり猿」と呼ばれるお手玉のようなお守り。
このくくり猿が色とりどり用意されており、境内に奉納されている景色がフォトスポットしての人気をSNSで爆発させたのです!
フォトジェニックな想い出に残る一枚を撮れるということで、着物姿で訪れる女性も多い隠れ人気スポットなのですよ!
二寧坂・産寧坂

祇園から八坂神社や八坂の塔を越えてさらに清水寺の方向へ進むとあるのが、「二寧坂」と「産寧坂」です。
「これぞ京都!」と言わずにはいられない街並みには、お土産屋や古民家カフェが軒を連ねており、この道を歩いているだけでも十分な観光になってしまうほど!
豊臣秀吉の正妻「ねね(北の政所)」が高台寺に居を構えた際、子供が無事に産まれてくるを念じて坂をあがり清水寺にお参りしていたことから名付けられたという産寧坂と二寧坂。
個人的に、着物を着て歩きたいNo.1スポットですね…!!
高台寺と圓徳院

「高台寺」は、織田信長のあとを引き継ぎ史上初の天下統一を果たした豊臣秀吉の妻「ねね」こと「北政所」が秀吉を弔うために建立した寺院です。
そして高台寺とセットで紹介されるのが、お隣に立つねねが没した地といわれる「圓徳院」です。
夫である秀吉に対するねねの想いが込められている高台寺と圓徳院ですが、現在では、京都有数の紅葉の名所としても非常に人気があるのです!
特に、夜のライトアップはここでしか見ることのできない幽玄な風景を楽しめること間違いなし!!
秋の祇園・東山エリアでは必見のスポットです!!
⇨次ページ 実際に撮ってきた風景をご紹介していきます!
ではでは次ページでは、円山公園へと実際に行った際の様子を春と秋にわけてご紹介していきます!