皆さんこんにちは!旅狼かいとです!
今回のブログ記事では、兵庫のみならず関西圏を代表する温泉街である「城崎温泉」の観光案内をしていきます!
「疲れた体を休めたい」「いつも頑張っている自分にご褒美を。。」
なんて人にはピッタリですし、
「日頃の感謝をあの人へ…!」「特別なお祝いを兼ねた温泉旅行がしたい!」
といった目的も叶えてくれる、城崎温泉はそんな観光地・旅行先となります!
週末・3連休のちょっとした小旅行にはもちろん、長期休みや大型連休、年末年始の温泉宿泊を考えている方へ、
名物の外湯めぐりについてや温泉・旅館情報、観光名所の見どころなどなど、有意義な情報をお届けしていきますよ!!
〜〜〜以下、Reゾバ記事としての導入です〜〜〜
と、今回はほとんど”リゾートバイト中感”がない記事になっていきますが、
前回のReゾバ記事での宣言通り、現在の派遣リゾバの勤務地である城崎温泉について改めてご紹介していきます!
働いて住んでいるとだんだん愛着を感じるようになるものだなぁ、としみじみ感じている今日この頃です。
城崎温泉の歴史

まずは城崎温泉そのものについてお話ししていきましょう。
有馬温泉や湯村温泉とともに兵庫県を代表する温泉である城崎温泉。
城崎温泉の名物は、正装である浴衣に下駄履という姿で7つの外湯をめぐる「外湯めぐり」です!
そして、城崎温泉の歴史は平安時代以前から続いているとされており、城崎の温泉街としての始まりだと伝えられている伝説は、なんと2つ存在するのです。
まず一つが、舒明天皇の時代(600年代前半)に、コウノトリが湧き出る湯で傷を癒していたことにより温泉が発見されたという伝説です。
この伝説になぞらえて、温泉街ではコウノトリを描いた模様やお店の名前などを目にすることができます。
もう一つは、奈良時代初期の717年(養老元年)、現在の城崎の地を訪れ僧侶・道智が千日間の修行を行った末に湯が湧き出したという伝説です。
この時の温泉が後述の「まんだら湯」とされており、道智はのちに、温泉郷のはずれにある温泉寺の開山となっています。

城崎温泉が注目されるようになったのは江戸時代に入ってから。
江戸時代中期の古方派の漢方医・香川修徳(香川修庵)が泉質を絶賛し、もともと「新湯(あらゆ)」と呼ばれていた現在の「一の湯」を、「海内一(=日本一)」の意味を込めて「一の湯」に改名し、温泉郷そのものを「海内第一泉(かいだいだいいちせん)」と呼びました。
また、江戸時代の温泉番付において城崎温泉(海内第一泉)は”西の関脇”に定められており(最高位は大関で、西の大関は有馬温泉)、各地から名産を取り寄せた食事処や遊技場のほか、楽器やすごろくなどの娯楽のみならず槍や刀といった武器まで貸していた貸し物屋までもが軒を連ね、近郊から訪れた藩主や藩士をもてなしていたそうです。
幕末には、桂小五郎(木戸孝允)が新撰組に追われて城崎温泉に逃げ込んでいた時期があったそうですよ!
明治時代に入って勃発した日露戦争の際は、城崎温泉に傷病兵のための寮養所が設置されました。(のちの第二次世界大戦中は、温泉街そのものが軍事病院となっていました。)
その後も文人墨客に愛され、城崎温泉での湯治の様子を綴った『城の崎にて』を書いた志賀直哉や、『カインの末裔』や『或る女』に代表される有島武郎をはじめとする多数の文豪が訪れています。

現在の街並みの多くは、1925年(大正14年)に起きた北但馬地震の復興によって建てられた建物かその時代の建物に由来するもので、和風の木造3階建てとなっています。
この北但馬地震の復興は、城崎温泉における大きな転換期となりました。
というのも、それまで城崎温泉の旅館には内湯がなかったのですが、震災復興の際に掘り当てた泉源を利用して三木屋旅館が城崎で初の内湯を旅館内に設置したのです。
これが温泉地の伝統を壊すものとして裁判沙汰となり、20年以上も続く「内湯問題」に発展してしまうこととなります。
結局1950年(昭和25年)に和解が成立し、内湯の設置は認められましたがその規模は制限され、大浴場を希望する客は従来通り外湯に通うこととされました。
この決定は今でも守られており、今日の城崎温泉に建つ旅館のほとんどは、内湯を有してはいますが規模はそれほど大きくなく、代わりに旅館宿泊者は全外湯の入浴料を免除されています。
城崎温泉の名物・7つの外湯めぐり

ではでは、城崎温泉の名物である「外湯めぐり」について詳しくみていきましょう!
ここから本格的に、観光地案内となりますよ!
上述した通り、城崎温泉では”浴衣に下駄履き”という姿が正装とされており、城崎温泉の旅館のほとんどで温泉街へと出歩くための浴衣が用意されているほどなのです。
そんな温泉郷ならではの正装をまとい、温泉街の中心を流れる大谿川(おおたにがわ)に沿って立つ7つの外湯をめぐることを「外湯めぐり」と呼び、ここ城崎の名物とされているのです!
7つすべて巡ると、、みたいな話は特に聞いたことがないのですが(笑)、毎日それぞれの湯で、男女一名ずつ一番風呂に入った人に「一番札」を渡すという風習は存在していますよ!
そんなわけで、外湯めぐりの7つの湯をそれぞれご紹介していきましょう!
さとの湯(駅舎温泉、ふれあいの湯)

城崎温泉郷の玄関口である城崎温泉駅と繋がる形で立つのが、「さとの湯」になります。
歴史ある城崎の風情に”現代性”を加えた湯として建てられ、洋風の温泉と和風の温泉が男女日替わりとなるのが特徴です。
上階の露天風呂からは、日本海へと流れ出る円山川や正面の山々を眺めることができるほか、洋風温泉ではドライサウナやハマームレストが、和風温泉では蒸し風呂や0~5℃ペンギンサウナなど、豊富なサウナや入浴方法を楽しむことができるのもポイントです!
営業時間
13:00~21:00
定休日
毎週月曜日
料金
大人800円、小人400円 (小人:3歳~小学生)
一の湯(合格祈願・交通安全、開運招福の湯)

「一の湯」は、江戸時代中期の漢方医・香川修徳によって日ノ本一とされた名湯で、江戸時代に城崎温泉が「海内第一泉」と呼ばれるきっかけとなった温泉になります。
温泉街の中央に建つ桃山様式の歌舞伎座を思わせる建物は、まさに名実共に城崎温泉の象徴と言える場所となっています。
現在では、露天風呂が洞窟の中にある「洞窟の湯」としても人気を集めていますよ!
営業時間
7:00~23:00
定休日
毎週水曜日
料金
大人700円、 小人350円(小人は3歳~小学生)
その他
家族浴場あり(3名まで45分で3,150円、1名増すごとに+700円)
御所の湯(火伏防災・良縁成就、 美人の湯)

「御所の湯」は、南北朝時代の歴史物語『増鏡』に記された、1267年(文永4年)に後堀河天皇の姉・安嘉門院が入湯したという出来事に由来する湯になります。
実は江戸時代には、現在の7つの外湯に加え「殿の湯」ないしは「鍵の湯」と呼ばれた湯があったのですが、明治に入って御所の湯に合わせられたという歴史を持ちます。
その名の通り、まるで小さな御所のような温泉は観光客はもちろん、地元住民からも非常に人気の外湯となっていますよ!
営業時間
7:00~23:00
定休日
第一・第三木曜日
料金
大人700円、小人350円(小人は3歳~小学生)
その他
2019年12月25日現在、御所の湯は施設破損ならびにその修復のために閉鎖されています。
再開の時期は現在も未定で、復旧には1年ほどかかる(2020年夏~秋頃まで)との見方もありますので、訪問の際は公式サイトのお知らせをご確認ください。
※「御所の湯」休湯期間中は、「さとの湯」と「まんだら湯」の営業時間が「7:00~23:00」となります。
まんだら湯(商売繁盛・五穀豊穣、一生一願の湯)

717年(養老元年)、僧侶道智の曼荼羅を用いた千日間もの祈祷によって湧き出た湯が、「まんだら湯」の、そして、城崎温泉の始まりとされる説があります。(歴史のところでも書きましたね!)
そもそも「まんだら」というのは、一般的には「曼荼羅」と書かれる、仏教の、とりわけ密教において主尊を中心に諸仏諸尊が集会(しゅうえ)する楼閣を模式的に示した図像のことで、わかりやすく言うと「密教の思想を絵柄で表現したもの」になります。
また、道智の曼荼羅祈祷からおよそ800年を経た頃、一時的に沸きあがって熱湯となったまんだら湯の温泉を、京都の僧・日真が曼荼羅を描いて泉底に沈め、祈祷した結果数日にして適温に戻ったという言い伝えも残されています。
名の通り曼荼羅と大変に所縁のある信仰深い温泉は、今日では気泡風呂が楽しめる内湯と陶器風呂が並ぶ露天が売りの温泉となっていますよ!
営業時間
15:00~23:00
定休日
毎週水曜日
料金
大人700円、 小人350円 (小人は3歳~小学生)
地蔵湯(家内安全・水子供養、衆生救いの湯)

「地蔵湯」は、江戸時代には村人から「里人の外湯」として親しまれた温泉になります。
この湯の泉源から地蔵尊が出たことから「地蔵湯」の名が付き、それ以来庭内に地蔵尊を祀っていることでも知られていますね!
外観は和風の灯篭と玄武洞をイメージしており、7つの外湯の中では一番モダンな建物となっているのも見どころの一つです!
営業時間
7:00~23:00
定休日
毎週金曜日
料金
大人700円、 小人350円 (小人は3歳~小学生)
その他
家族浴場あり(3名まで45分で3,150円、1名増すごとに+700円)
柳湯(子授安産、子授けの湯)

「柳湯」は、中国の名勝である西湖から移植したという柳の木の下から湯が湧き出たという言われから名がついた温泉です。
大正から昭和初期の建物を再現していることに加え、檜造りの木枠の温泉は7つの外湯の中では一番の湯温となっており、古き良き外湯・湯治場という印象の温泉となっています!
営業時間
15:00~23:00
定休日
毎週木曜日
料金
大人700円、 小人350円 (小人は3歳~小学生)
鴻の湯(夫婦円満・不老長寿、幸せを招く湯)

「鴻の湯(こうのゆ)」は、舒明天皇の時代にコウノトリが足の傷を癒していたことから発見された、という伝説から名付けられた温泉になります。(こちらも歴史のところの復習です!)
城崎温泉の発祥は「鴻の湯」なのか「まんだら湯」なのかは、コウノトリの伝説か道智の曼荼羅祈祷の伝説かどちらを信じるのかによりますが、ともあれこの鴻の湯が城崎温泉郷の中では最古の湯とされています。
裏山と一体となった庭園露天岩風呂が鴻の湯の魅力と言われ、素朴な様式の建築は温泉街の街路から離れた閑静な場所に佇んでいます。
リゾートバイト先の社員さん曰く、天気の良い日は露天風呂から眺める星がとても綺麗だそうですよ!
営業時間
AM7:00~PM11:00
定休日
毎週火曜日
料金
大人700円、 小人350円 (小人は3歳~小学生)
一日入浴券

一日限定で城崎温泉の7つの外湯が入り放題となります。
大人:1300円
子ども(3歳~小学生):650円
城崎温泉を歩く

ここからは、僕が城崎の温泉街で撮影した写真をご紹介してきます!
今回は時間と場所ごとに見出しを変えて載せていきますので、日時がぐちゃぐちゃになって登場します。そのへん、どうか悪しからず。。
湯の里通り(一の湯〜まんだら湯)
まずは「湯の里通り」という名前がついた、一の湯からまんだら湯・鴻の湯の方へのびる通りからご紹介です!











今後のプライベートでは、、竹田城の雲海を見ながら寄りたいかな〜〜笑笑
こちらは御所の湯の隣に立つ「四所神社(ししょじんじゃ)」というお寺です。

主祭神である湯山主神(ゆやまぬしのかみ)に、多岐里比売神(たきりひめのかみ)、田記津比売神(たきつひめのかみ)、市杵比売神(いちきひめのかみ)という宗像三女神を加えた四所四神を祀った寺院で、いずれも温泉の守護神として讃えられています。(宗像三女神は水の守護神でもあります。)
現在の社殿は、大正14年(1925年)の北但馬地震での全壊・焼失を経て昭和3年(1928年)に再建されたものですが、その歴史は、まんだら湯を湧かせ、城崎温泉を発祥させたとされる僧・道智が、この四所神社を参拝して神託を受けたというほど深いものなのですよ!



御所の湯・四所神社の正面に立つのが、「木屋町小路(きやまちこうじ)」です。

休憩場所や約10店舗のお土産屋・食事処が入った施設で、お土産や食事は城崎・但馬ならではのものが揃っています。
中でも有名なのは城崎ビネガーと但馬牛料理ですね!

こちらへ進むと、まんだら湯や鴻の湯、温泉寺や城崎ロープウェイにアクセスできます。

こちらへ進むと、一の湯や柳湯のある大谿川(おおたにがわ)が中心を流れる温泉街へ向かえます!
ということで、大谿川(おおたにがわ)を見ながら進む温泉街の方へ進みましょう!






柳通り(一の湯〜柳湯〜地蔵湯)
「柳通り」は、大谿川が真ん中を流れる城崎の温泉街、”温泉街”のイメージがぴったりのメインの通りとなります!
大谿川を挟んで北側を「北柳通り」、南側を「南柳通り」と呼んでおり、両者は8本(一の湯から地蔵湯までの間では6本)の橋によって繋がれています。


















個人的には、この風景が一番好きかな〜!!


















ここで写真を撮っている人は結構多いですが、柳湯・一の湯の方に進んだ橋からの方が雰囲気のある写真を撮れると思いますよ!
駅通り(地蔵湯〜さとの湯・城崎温泉駅)
続いては、地蔵湯とさとの湯・城崎温泉駅を結ぶ「駅通り」を歩いていきましょう!








排気ボイラーのかんじがそれっぽく感じたんだよなぁ。。











その分種類の豊富なサウナを楽しむことはできましたよ!

出迎えの役割と見送りの役割を兼ねているというわけですね〜

城崎温泉街 夕方
お次は夕方ごろの城崎温泉街。


















なぜかはわかりませんが。笑(城崎温泉がジブリ作品のモチーフの一つになっているとかっていう話も聞いたことがないですからね…)
夜の城崎温泉郷
ここからは、日が沈んだ頃、夜の城崎温泉をご紹介!







カメラの使い方・写真の撮り方もだいぶマシになった頃合いかな。。笑




そう思うと、どうしてもカメラを構えてしまうのです…!


当然ながら、夜だと雰囲気がガラッと変わります!




駅側に寄って撮ったほうが”温泉街感”のある写真が撮れると思います!













人がいるかいないかでこんなにも雰囲気って変わるものなのですね〜!ちょっと勉強になりました。。









小学生の時に”地元の駄菓子屋さん”みたなところで遊んだことがある人は、ちょっと懐かしい想い出がよみがえって来るかも…!




このアンバランス感も城崎温泉の見どころ(?)ですね!笑

入れないのが本当に惜しい…!!





夜の木屋町通り
一の湯から御所の湯・四所神社を通ってまんだら湯や鴻の湯の方へ進む「湯の里通り」。
そんな湯の里通りの”裏道”に当たるのが、この「木屋町通り」です。
南柳通りから王橋を渡らず(一の湯の方へ行かず)、そのまままっすぐ進むと入ることができる通りになります。



















鴻の湯・温泉寺・城崎温泉ロープウェイエリア
最後にご紹介するのは、駅から向かうと湯の里通り・木屋町通りを超えた先にある、鴻の湯や温泉寺が立つエリアとなります。
城崎温泉駅からだと、歩いて15〜20分ほどと少し距離がある分、観光客の数は他に比べると少ない印象です。
「自然に囲まれた中でさらにゆったりとした時間を過ごしたい」という方にはうってつけの場所ですよ!


薬師堂をはじめとする温泉寺の境内をショートカットする形で、大師山の山頂まで登ることができます。















「湯楽」の文字が雰囲気をつくってくれていますね〜!

ちなみに、さらに進んだ先はこんなかんじになっていますよ!






夜のこのエリアの様子もざっくりとご紹介しておきましょう!






以上、城崎温泉の様子でした。
リゾートバイト中でも全然こうやって観光客気分を味わうことができますし、何度も足を運んでいるとまた違った発見がある・思わぬ場所と遭遇するのが、最近の楽しみの一つだったりします!
今まで知らなかった日本の場所に行くきっかけになるという意味では、やはりリゾートバイトは良いなぁと改めて実感している今日この頃です…!!
城崎温泉の紹介 まとめ

ということで、今回は城崎温泉街の案内をお届けしてきました!
本当は城崎温泉街周辺の自然の様子もご紹介しようと思っていたのですが、予想以上に写真を溜めていたので内容を分けることにしました。
(それでも相変わらずの写真の量なのはご了承くださいな。。笑)
城崎温泉の自然の様子は、また別の記事でお送りできるのではないかと考えていますので、こうご期待ということで!
ともあれ、城崎温泉そのものとしての紹介は今回の記事でしたつもりですので、年末年始や夏休み・春休みの長期休みはもちろんのこと、それ以外でも一年中7つの外湯を楽しむことができる城崎温泉に、みなさんぜひ足を運んでみてくださいね!!
p.s.
サンタさんからのクリスマスプレゼントということで、何とリゾバの派遣先の会社からクリスマスケーキの贈り物が…!!

派遣も含めた社員全員に贈られたということで、なかなか太っ腹です。笑
リゾートバイトにおいて大きな会社に派遣されると、こういう”粋な計らい”を受けることができるかもですよ!