みなさんこんにちは!観光情報サイト「旅狼どっとこむ」の旅狼かいとです!
京都らしい街並みが広がる観光スポットといえば、祇園と清水寺のちょうど間にある「二年坂と三年坂」ですね! 歩くだけでも観光として成立するくらい素晴らしい場所ですが、古民家が軒を連ねるこの一帯は甘味処やカフェ、食事処や料亭が立ち並ぶ名所でもあります。
そんな二年坂と三年坂でカフェやランチスポットをお探しの方へ、今回はオススメのお店をご紹介していきます! 旅行の合間の小休憩にはもちろん、インスタ映えな写真を撮りながら食べ歩きも楽しめる名店ですので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
二年坂(二寧坂)と三年坂(産寧坂)とは?
お店のご紹介の前に、まずは観光地としての二年坂と三年坂を簡単にご紹介していきます。
祇園から八坂の塔を越え、さらに清水寺の方向へ進むとあるのが「二年坂」と「三年坂」です。正式名称はそれぞれ「二寧坂」と「産寧坂」と言います。古き京都の街並みが色濃く残るこのエリアは、豊臣秀吉の正室であった「ねね(北政所)」がこの地で余生を送ったことから「ねねの小径」とも呼ばれます。798年(延暦17年)に清水寺が寺院として整えられて以降、清水寺の門前町として栄えてきました。
「まさに京都!」と言わずにはいられない街並みには、お土産屋や古民家カフェが軒を連ねており、この道を歩いているだけでも十分な観光になってしまうほど。着物を着て歩けば、それだけでもうインスタ映え間違いなしです!
二年坂(二寧坂)と三年坂(産寧坂)の名前の由来
それぞれ年数や数字が入っている「二年坂(二寧坂)」と「三年坂(産寧坂)」。名前の由来は、二年坂・三年坂それぞれに2つずつ説があります。
産寧坂の名前の由来
①豊臣秀吉の正妻「ねね」が高台寺に居を構えた際、子供が”産”まれてくるを”念”じて坂をあがり、清水寺にお参りしていたことから
②ねねをはじめとする人々が「”寧(やすら)かな”お”産”ができるように」と、清水寺へ安産祈願に訪れていたことから
二寧坂の名前の由来
①産寧坂の下にあることから二寧坂で呼ぶようになったから
②大同2年(807年)に坂ができたから
どうやら「産寧坂と二寧坂」の関係でいうと、「お産に関係することで名付けられた産寧坂がまずあって、次にその影響から二寧坂と名付けられた」と言えそうです。逆に「二年坂と三年坂」の関係でいうと、「二寧坂の別名が二年坂と呼ばれるようになり、その影響で産寧坂が三年坂と呼ばれるようになった」と考えられそう。
確かに、観光名所としての知名度でいうと二年坂(二寧坂)の方がありますからね。たとえ歴史としての順番が違くても、名前の付け方には色々と都合がついて回ることもあるのでしょうね…。
二年坂のちょっと怖い言い伝え
実は二年坂には「ここでつまずき転ぶと2年以内に死ぬ」というちょっと恐〜い言い伝えがあるのです! これは二年坂で実際に転んで亡くなってしまった人がいるのではなく、「石段の坂道は気を付けて」という警句が語り伝えられたものだとされています。
言われてみると、二年坂は観光シーズンになると人でいっぱいになりますし、雨の日は石段が滑りやすくなります。着物を着て下駄や草履で歩く方も多いでしょうから、本当に転んで2年以内に死んでしまわないよう、足元や周りには十分注意して観光を楽しんでくださいね!
二年坂・三年坂でおすすめのカフェ7選
ではここから、祇園と清水寺をつなぐ参道「二年坂・三年坂」における、オススメのカフェやランチができる甘味処をご紹介していきます! まずは小休憩にも食べ歩きにもおすすめのカフェから!
①スターバックス コーヒー 京都二寧坂ヤサカ茶屋店
二年坂のカフェといえば、古民家カフェとなっている「スタバ」こと「スターバックス」はハズすことができませんね! お店は完全に街並みと一体化しているため、気づかないうちに見落とさないようにご注意を。
暖簾付きの入り口を入ると、確かに見覚えのあるカウンターが出迎えてくれますが、内装もしっかりとかつての日本家屋を思わせる造りとなっています。特に2階には座敷スペースも準備されているため、京都らしい”和”の雰囲気の中でスタバの美味しいカフェを満喫することができますよ!
日中の時間はかなり混雑しているため、少しでも人がいない時間に行きたいという方は、周辺のお店がまだ開いていない9:00前か、逆に閉まった後の18:00以降がオススメです。
営業時間
8:00〜20:00(コロナウイルスの影響によって、営業時間は都度変更されています)
アクセス
京都市東山区桝屋町349
TEL:075-532-0601
②かさぎ屋
ちょうど二年坂を下ったところにあるのが「かさぎ屋」という甘味処です。レトロなお店の外観はもちろんみてくれだけではありません。なんと創業は大正3年で100年以上も営業を続けてきたお店なのです!
そんなかさぎ屋の名物は、最高級の丹波産大納言にこだわった餡でつくられたおはぎです。中でも、大粒でふっくらやわらかなつぶ餡・なめらかで風味豊かなこし餡・本格的なものはとても珍しい白餡の3種がセットになった「三色萩乃餅」がイチオシ!
かれこれ20年以上通っている、京都へ行ったら絶対に寄っているなど、知る人ぞ知る二寧坂の名店です!
営業時間
11:00〜18:00
アクセス
京都市東山区桝屋町349
TEL:075-561-9562
③二年坂 cafe 我楽苦多
かつての日本を思わせるハイカラな外観が特徴なのが「二年坂 cafe 我楽苦多」というコーヒーショップです! ここでしか飲むことができないフルーティーなオリジナルブレンド3種のほか、季節限定のブレンドやホットケーキといった軽食も用意されている本格的なカフェとなっています。
その場で焙煎するコーヒー豆やアーモンドも販売しているということで、香り高いコーヒーを満喫しながら休憩したい方へオススメです!
営業時間
11:00〜18:00
定休日:木曜日
アクセス
京都市東山区高台寺南通下河原東入桝屋町350−21
TEL:075-551-3583
④梅園 清水店
古民家の外見ながらどこかカジュアルさを感じさせる甘味処が「梅園 清水店」です。昭和2年創業という歴史を持ち、名物は俵型という珍しい形をしたみたらし団子になります!
みたらし団子は常に焼きたてを提供しているということで、和菓子好きにはたまらないお店になるはず! のんびりと店内でくつろぎつつ、美味しい甘味を楽しんでみてはいかがでしょうか?
営業時間
11:00〜18:30(ラストオーダーは18:00)
アクセス
京都市東山区清水産寧坂339-1
TEL:075-531-8538
⑤石畳
二年坂エリアで食べ歩きをしたいのなら、この「石畳」は要チェックです!
じっくり練り上げた手作りのペーストを使用した「抹茶ソフトクリーム」と、栗とカボチャのペーストにハチミツとラム酒が隠し味となっている数量限定のオリジナルソフト「栗とカボチャのソフトクリーム」の2点が名物となっています。
残念ながら栗とカボチャのソフトは販売休止中とのことですが、抹茶ソフトだけでもここに食べにきた甲斐があっという声が続出しているほど! 特に夏場の観光の際は、ぜひともお立ち寄りください!
営業時間
10:00〜17:30
定休日:火曜日
アクセス
京都市東山区桝屋町352
TEL:075-551-3031
⑥MACCHA HOUSE 抹茶館 京都清水産寧坂
その名の通り、抹茶を専門に扱うスイーツカフェが「MACCHA HOUSE 抹茶館」です! 京都の老舗「森半」の抹茶を使用しており、こだわり抜いた抹茶の洋菓子やオリジナル抹茶ドリンクを展開しています。三年坂にある店舗は、平安貴族が住んでいそうなお屋敷のお店になっているのも非常に印象的ですね!
そんなMACCHA HOUSEの名物が「宇治抹茶ティラミス」です。本格的な抹茶とセットになったメニューも非常に人気で、お茶本来の苦味とスイーツの甘味が見事にマッチしているという口コミが多かったです!
抹茶好きな方はもちろん、これを機に”本物の”抹茶スイーツに挑戦してみるというものアリだと思いますよ!
営業時間
11:00〜18:00
アクセス
京都市東山区清水3丁目337
TEL:075-532-5630
⑦藤菜美 三年坂本店
三年坂に店舗を構える「藤菜美」は、お団子やお餅といった和菓子を提供している甘味処です。清水坂には屋外庭園を併設した店舗もあります。
名物のみたらし団子などのお団子との見応え抜群のお茶のセットが500円で、お店も広々としているのでリーズナブルなお値段で小休憩できるのが嬉しいポイントですね!
小粒で甘さが控えめなのが特徴なので、ついつい何本も食べたくなるような美味しさがウリですよ!
営業時間
10:00〜18:00(不定休)
アクセス
【三年坂本店】
京都市東山区清水338
【清水店】
京都市東山区清水2丁目208-9 桜竹庵内
TEL:075-501-6744
京だんご 藤菜美 公式サイト
二年坂・三年坂でおすすめのランチ3選
続いては、京都らしさを味わえるランチにオススメのお店です!
①有喜屋 清水吉晴庵
3代目店主が天皇から「黄綬褒章」を贈られたことで、「世界でただひとり、日本国に認められた手打ち蕎麦職人のお店」と呼ばれるお蕎麦屋が「有喜屋 清水吉晴庵」になります。
昭和4年に創業してから手打ちそばにこだわっているという伝統を持ちつつ、ランチにもおすすめできるリーズナブルなメニューを取り揃えているのが特徴です。中でもお蕎麦とともにいただく天ぷらが絶品という声が多いですね!
「しっかりと京都らしいお昼を食べたいけど、お財布にも優しめのお店を選びたい!」という方へ特にオススメです!
営業時間
11:00〜18:00
定休日:月曜日
アクセス
京都市東山区清水3丁目334
TEL:075-532-0678
②総本家ゆどうふ 奥丹清水
江戸時代初期に創業を開始してから今日に至るまで、約375年もの間で続いている老舗の湯豆腐店が「奥丹清水」になります。滋賀県北比良地方の無農薬大豆と地下水、お塩から抽出した天然のにがりからつくる湯豆腐は、舌触りがなめらかで、それでいてしっかりとした弾力が特徴となっています。
食事を楽しむお部屋からは小川が流れる庭園を覗くこともでき、水のせせらぎを聞きつつ、大豆の豊かな甘みと香りを楽しむことができるのです。また、最近は湯豆腐のエッセンスを活かした「豆乳タピオカ」や「豆乳饅頭」、「豆乳黒蜜ラテ」も販売しているとのこと。
せっかくの京都旅行、お昼の時間も極上のひと時を過ごしたいあなたへオススメの一店舗でありながら、カジュアルに老舗の味を楽しめるお店にもなっていますよ!
営業時間
平日:11:00〜16:30
土日祝:11:00〜17:30
(ラストオーダーはそれぞれ閉店30分前まで)
定休日:木曜日
アクセス
京都市東山区清水3丁目340
TEL:075-525-2051
③阿古屋茶屋
「阿古屋茶屋」は、20種のお漬物、白ごはん・十六穀米・おかゆ、みそ汁、日本茶、2種類のもなかが、時間制限なしで食べ放題という、非常に珍しいお茶漬けバイキングです!
味付けは野菜本来の味を活かすために薄めとなっており、一つ一つが大きめにカットされているのも特徴の一つ。お漬物ではありますが、おかず感覚でいただけるという声が多いですね!
一風変わったそのスタイルから、二年坂でも屈指の人気店となっている阿古屋茶屋。場所は二寧坂の名物看板のすぐ手前、受付は開店1時間前の10時から行っているので、少し早めのランチとして混み合う前に入ってしまい、ゆっくりと楽しむのがオススメです!
営業時間
平日:11:00〜16:00(最終入店は15時)
土日祝:11:00〜17:00(最終入店は16時)
アクセス
京都市東山区清水3-343
TEL:075-525-1519
二年坂・三年坂でカフェやランチを楽しもう!
今回は二年坂・三年坂でカフェやランチにオススメのお店をご紹介していきました。店舗でくつろぎながら甘味や伝統の味を楽しむのもよし、美しい古都の街並みの中で食べ歩きを楽しむのもよしです!
二年坂・三年坂がある祇園・東山エリアは、清水寺や八坂の塔、安井金比羅宮などの見どころも盛りだくさんです。ぜひ時間をしっかりと取って京都観光を満喫してくださいね!
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