みなさんこんにちは!観光情報サイト「旅狼どっとこむ」の旅狼かいとです!
埼玉県の西部に広がる「秩父」には数多くの神社やお寺が立っており、周囲の素晴らしい自然の力も相まって関東有数のパワースポットとしても知られています。
ということで今回は、「三峯神社」や「秩父神社」といった「秩父三大神社」に代表される「秩父観光の際に絶対に行きたいおすすめパワースポット」を5カ所ご紹介していきます!
東京の中心部からでも1時間半ほどで行くことができる秩父。ご夫婦やカップルの日帰り旅行やドライブ、友人同士での小旅行やちょっとした女子旅などにもピッタリです。次の週末やお休みでどこに行こうか悩んでいる方、ちょっぴり遠出をしたいと考えている方はぜひご覧になってみてください!
三峯神社(三峰神社)
「三峯神社」は、古代日本の大英雄「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」が「伊邪那岐神(イザナギ)」と「伊邪那美命(イザナミ)」を偲んで建てたのが社が始まりとされている神社です。
中世に関東地方の武士たちから信仰を集めたものの、一度は衰退してしまった三峯神社。それでも、修験者「月観道満」の再興によって再び栄え、今では「関東No.1パワースポット」と呼ばれるほどになっていますね!
そんな三峯神社には、白い3つの鳥居を組み合わせた「白の三ツ鳥居」や御神木から放たれるという「氣」を納めたお守り、本来神様がいらっしゃる場所である聖域「奥宮」や重厚感ある佇まいが印象的な「随身門(ずいしんもん)」、水をかけると龍の模様が浮かび上がる石畳や縁結びの木などなど、とにかくご利益たっぷりな見どころが盛りだくさん!
また、狛犬のかわりに狼を信仰する「三峯講」こと「山犬信仰」も非常に際立った特徴です!
標高およそ1100メートルに位置する三峯神社はお世辞にもアクセスがよいとは言えませんが、だからこそ感じられる澄み渡った空気、自然の力と荘厳な雰囲気は、まさに”神秘の秘境“と呼べる場所でした。
「人生が変わった」「呼ばれる」とまで言われるパワースポットですから、秩父へスピリチュアルなご利益を求めていくのであれば絶対に立ち寄りたい名スポットです!
三峯神社の祭神とご利益
【主祭神】
・伊邪那岐神(イザナギ)
・伊邪那美命(イザナミ)
【配祀神】
・天之御中主神
・高御産巣日神
・神産巣日神
・天照大神
【ご利益】
火難盗難除け、諸難除け、五穀豊穣、夫婦和合、子宝、家内安全、悪霊退散など
三峯神社の観光地情報
三峰神社の拝観時間や拝観料、アクセスは以下のようになっています。
拝観時間
境内自由散策
・授与所:9:00〜17:00
・祈願受付:9:00〜16:00
拝観料
境内自由散策のため無料
アクセス
〒369-1902
埼玉県秩父市三峰298-1
TEL:0494-55-0241
【電車・バスの場合】
西武観光バス「三峯神社線」を利用する
・「西武秩父駅」から約75分
・秩父鉄道「三峯口駅」から約50分
【車の場合】
・関越自動車道「花園IC」から国道140号線、皆野寄居バイパスを経由する(東京方面から)
・中央自動車道「甲府昭和IC」から国道140号線、雁坂トンネルを経由する(山梨方面から)
駐車場
秩父市営「三峰駐車場」を利用する
【利用時間】
8:00〜18:00
【料金】
・普通車:520円
・二輪車:210円
秩父神社
「秩父神社」のはじまりは3世紀後半ごろとされており、当時は「知知夫国」と書かれていた秩父地方の中心的な神社として崇められてきたといいます。
律令制度が崩壊したことで秩父神社を支えていた豪族が衰退し、一度は衰退してしまった秩父神社。しかし、中世に入ると妙見菩薩を信仰する宗派と習合したことで「秩父大宮妙見宮」として再び栄え、江戸時代には徳川家康の命によって日光東照宮と同じ様式である権現造りの社殿が建てられました。
そんな秩父神社の境内の見どころは、社殿と共に江戸時代に彫られたとされる彫刻の数々と「水占い」ですね!
特に本殿にあしらわれた彫刻の中でも、西側に彫られた「お元気三猿」と呼ばれる三匹の猿、正面左手上方にある「子宝・子育ての虎」、本殿東側の「つなぎの龍」、そして本殿の裏にあたる北側に彫られた「北辰の梟」という4つがとても有名です。
さらに、秩父神社といえば例祭である「秩父夜祭」も忘れてはいけません!
毎年12月1日から6日に行われる秩父夜祭は1600年代後半から続く非常に歴史あるお祭りであり、「動く陽明門」と呼ばれる山車を筆頭に日本屈指の豪華さを誇ります。2016年12月には「秩父神社神楽」とともに、「日本の山・鉾・屋台行事」の一つとしてユネスコの無形文化遺産にも登録されていますよ!
このように、まさに”秩父の伝統を表現するパワースポット”と呼べる秩父神社。秩父駅から徒歩3分という車がない人でもアクセスがしやすいところも、嬉しいポイントですね!
秩父神社の祭神とご利益
【主祭神】
・八意思兼命
・知知夫彦命
・天之御中主神
・秩父宮雍仁親王
【ご利益】
学業成就、合格祈願、子宝、子孫繁栄、開運など
秩父神社の観光地情報
秩父神社の拝観時間や拝観料、アクセスは以下のようになっています。
拝観時間
境内自由散策
各種参拝・祈願の受付:9:00〜16:30
拝観料
境内自由散策のため無料
アクセス
〒368-0041
埼玉県秩父市番場町1-3
TEL:0494-22-0262
【電車の場合】
・秩父鉄道「秩父駅」から徒歩3分
・「西武秩父駅」から徒歩15分
【車の場合】
・関越自動車道「花園IC」から国道140号線、皆野寄居バイパスを経由する
駐車場
神社近くに参拝者用の無料駐車場が2カ所ある
【境内東側の駐車場(秩父まつり会正面)】
約20台ぶん完備
【西門駐車場】
約30台ぶん完備
寳登山神社(宝登山神社)
三峯神社・秩父神社と共に「秩父三社」に数えられるパワースポットが「寳登山神社」です! この寳登山神社の始まりにも、三峯神社と同様に日本武尊(ヤマトタケル)が関わっており、こんな伝説となっています。
ヤマトタケルが現在の寳登山神社が位置する山を遥拝しようと山頂へと向っていたところ、猛々しく燃え広がる山火事に遭ってしまい、四方を炎で囲まれてしまいます。
さすがのヤマトタケルの万事休すか、、と思ったその時、絶体絶命の危機を救ったのは山犬たちでした。いつの間に姿を現した山犬たちが火の中に跳び入ると、なんと瞬く間に火が消えていったのです!
火を消した山犬たちはそのままヤマトタケルを頂上まで案内すると、現れたときと同じように忽然と姿を消してしまいます。
この不思議な出来事をヤマトタケルは、山の神が眷属である山犬「大口真神」を遣わして自分を救ってくださったのだと悟ります。そして感謝の意を表して、自身の祖先にあたる「神日本磐余彦尊(神武天皇)」、山の神である「大山祇神」、そして火の神である「火産霊神」の三神を祀り、山に「火を止める山」という意味を込めて「火止山」と名付けたのでした。
大口真神はのちに「お犬様」として親しまれる、狼を神格化した存在とされています。このあたりは三峯神社の狼信仰と繋がるものを感じますね!
ちなみに、寳登山神社の奥宮へはロープウェイで向かうことができ、神社の近くある「岩畳」という変わった形をした岩石も見どころとなっています。国の特別天然記念物に指定されていますから、こちらも寳登山神社と合わせて見ておきたいスピリチュアルスポットですね!
寳登山神社の祭神とご利益
【主祭神】
・神日本磐余彦尊(神武天皇)
・大山祇神
・火産霊神
【ご利益】
・火災・盗難除け、諸難除け:ヤマトタケルと山犬の火消しの伝説から
・金運招福、商売繁盛:「宝の山を登る」という神社の名前から
寳登山神社の観光地情報
寳登山神社の拝観時間や拝観料、アクセスは以下のようになっています。
拝観時間
境内自由散策
【社務所・神札所】
・4月〜9月:8:30〜17:00
・10月〜3月:8:30〜16:30
【ロープウェイ】
9:40〜16:30(時期によっては17:20まで)
拝観料
境内自由散策のため無料
【ロープウェイ】
大人:片道490円・往復830円
小人:片道250円・往復420円
※大人:12歳以上、小人:6歳以上
アクセス
〒369-1305
埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1828
TEL:0494-66-0084
【電車の場合】
・秩父鉄道「長瀞駅」から徒歩約10分
【車の場合】
・関越自動車道「花園IC」から国道140号を経由し、長瀞駅前交差点を右折してすぐ
・国道17号で熊谷を経由し、国道140号線へ
・境内に無料駐車場あり
秩父今宮神社
「秩父今宮神社」は知る人ぞ知る秩父のパワースポットです!
秩父の文化に多大な影響を与えたと言われる「武甲山」の伏流水が湧き出る「龍神池」に水神を祀ったのが始まりとされ、この霊泉に国生みの神である「伊邪那岐」と「伊邪那美」を祀ったことで本格的な信仰を集めるようになったと伝えられています。
その後、修験道を開いたとされる飛鳥時代の呪術者「役行者」が、霊泉の傍に観音菩薩の守護神である「八大龍王」を祀ったり、真言宗の開祖「空海」が護摩秘呪を行ったりと、密教との関わりが深くなったという秩父今宮神社。「秩父三十四箇所」を巡る「秩父札所巡り」の発祥の地ともされています。
また天文4年(1535年)には、当時流行っていた疫病を鎮めるために京都の今宮神社から須佐之男命を勧請しており、今では「宮中八神」と呼ばれる天皇守護の八神も社殿に祀られています。
境内に入ってすぐのところに祀られる「龍上観音像」は愛情・財産・出世にご利益があるとされ、「龍神木」や「駒つなぎのケヤキ」と呼ばれる樹齢約1000年といわれるケヤキの根本近くには、恋愛成就や縁結びのシンボルとされるハート型の空洞もあるのです!
このように、数々の伝説が語られスピリチュアルな見どころが満載の秩父今宮神社。
毎年4月4日には秩父神社とともに伝統ある龍神祭と水分祭も行われていますし、訪れた方からも多くの良い評判を受けています。秩父へ観光する際はぜひ足を運んでみてください!
秩父今宮神社の祭神とご利益
【主祭神】
・伊邪那岐大神(イザナギ)
・伊邪那美大神(イザナミ)
・須佐之男大神
・八大龍王神
・宮中八神
※「宮中八神」は天皇守護を司どる、神御産霊神・高御産霊神・魂積産霊神・生産霊神・足産霊神・大宮売神・御食津神・事代主神の総称
【ご利益】
安産祈願、家内安全、厄除、交通安全、商売繁盛、縁結び、合格祈願、病気平癒など
秩父今宮神社の観光地情報
秩父今宮神社の拝観時間や拝観料、アクセスは以下のようになっています。
拝観時間
9:00〜17:00
拝観料
境内自由散策のため無料
アクセス
〒368-0043
埼玉県秩父市中町16-10
TEL:0494-22-3386
・秩父鉄道ならびに西武秩父線「御花畑駅」から徒歩約6分
・「西武秩父駅」から徒歩約11分
・秩父鉄道「秩父駅」から徒歩約13分
聖神社
突然ですが、クイズです! 日本で最初の流通貨幣とされている銭貨の名前はなんでしょう?
正解は、、「和同開珎」ですね!
そんな和同開珎、実は秩父の和銅遺跡で採掘された銅を利用して鋳造されたのをご存知でしょうか? そして、和銅の発見を記念して、発見された和銅石と雌雄一対の和銅製のムカデを御神体とした神籬が、「聖神社」の始まりとされているのです!
「百足」と書かれるムカデを御神体とした理由は、文武百官に代わっての参列とした、ムカデが繁殖するように鉱業も長く栄えることを祈った、足がたくさんあるムカデは「お金に困らない」からなどと伝えられており、ムカデは今でも聖神社の神の使いとされているのですよ!
和同開珎ゆかりの神社であり、今では「銭神様」として知られる聖神社。ご利益はもちろん「金運」です! 本殿隣には和同開珎のオブジェがありますし、通常の五角形の絵馬とは別にお金の形をした絵馬も名物となっていますよ!
近くには和銅遺跡もありますから、金運アップを願いたい方はぜひ聖神社に足を運んでみてくださいね!
聖神社の祭神とご利益
【主祭神】
・金山彦尊
・オホヒルメムチノミコト(天照大神)
・クニトコタチノミコト(国常立尊)
・カムヤマトイワレヒコノミコト(神武天皇)
・元明金尊(元明天皇)
【ご利益】
金運向上
聖神社の観光地情報
聖神社の拝観時間や拝観料、アクセスは以下のようになっています。
拝観時間
9:00〜17:00
拝観料
境内自由散策のため無料
アクセス
〒368-0001
埼玉県秩父市黒谷822-1
TEL:0494-25-2411
・秩父鉄道「和銅黒谷駅」から徒歩5分
・関越自動車道「花園IC」から国道140号、皆野寄居有料道路を経由する
・付近に駐車場あり
おすすめパワースポットのマップと回り方
最後に、ここまでご紹介した5つのパワースポットをまとめた地図と、オススメの巡り方をご紹介します!
マップ
今回ご紹介した5つの位置関係は以下のようになっています。
オススメの回り方
上の地図を見ていただくとわかるように、秩父のパワースポットの中では「三峯神社」の立地がかなり離れており、アクセスがしにくいのが特徴です。
1日ですべて回る場合
もし5カ所を一日ですべて回るのであれば、まず最初に朝一番で三峯神社へ行くことをオススメします。その後に秩父駅近くの秩父神社と秩父今宮神社へ行き、北上する形で聖神社、宝登山神社と順番に巡るのが良いでしょう。
車であろうと電車・バスであろうと、午前中〜お昼にかけてで三峯神社へ、午後の時間で残りの4カ所へというプランになります。車での移動であれば現実的に可能ですが、電車とバスだと三峯神社へ往復するだけでかなり時間を使いますので結構ギリギリになります。少なくとも、三峯神社と宝登山神社の奥宮へ行く時間はないと考えましょう。
一泊二日で回る場合
対して、秩父で一泊するのであればかなり余裕が生まれます。
基本的には奥宮への参拝も込みで三峯神社に一日かけてしまい、二日目に残りの4カ所を巡るプランがおすすめですね!
各パワースポットでしっかりと時間を使えますから、付近の見どころや境内の細かなところまで見て回ることができるでしょう。また、途中に秩父を代表するの自然の名所やアニメの聖地巡礼スポットに立ち寄ることも可能だと思いますよ!
秩父のおすすめパワースポット まとめ
ということで今回は、秩父観光でおすすめのパワースポットをご紹介してきました!
関東の中では山がちなエリアということで、他の地域とは違った独特な文化や伝統が形成された歴史を持つ秩父。
東京都内をはじめとする首都圏からアクセスしやすいですし、ご家族や友人、カップルに女子旅、さらには一人旅など、どんな人でも手軽に楽しむことができるのが魅力です。
「ちょっと気分転換にパワースポットに行きたいな」と思った際は、ぜひ週末の小旅行や日帰りのドライブなどで秩父を訪れてみてくださいね!
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