秋の京都の紅葉めぐり

このテーマで初となる投稿は、京都の「嵐山です!

嵐山といえば、特に渡月橋周辺は京都の中でも随一の人気を誇る自然豊かな景勝地かつ歴史も深い名所として知られており、国内外問わず連日多くの観光客が訪れます。

今回、最初に嵐山の投稿を選んだのは、京都のみならず関西での紅葉めぐりで最も印象に残ったからです!!

そんな嵐山エリアの見どころを、主に紅葉に焦点をあててダイジェスト形式でご紹介していきます!

もちろん、紅葉が見頃になる季節以外でも参考にできるよう書いていますので、秋以外に訪問予定の方もぜひ読んでいってくださいね!

 

〜もくじ〜

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嵐山について

厳密に嵐山というと、渡月橋の西側にそびえ立つ山を指しますが、観光地としての「嵐山」は「渡月橋周辺」となり、これには渡月橋の東側にあたる嵯峨地区も含まれることが多いです。

平安時代に貴族の別荘地とされた歴史があり、その影響もあってか嵐山を題材として多くの詩(歌)が詠まれています。

現在でもその素晴らしい景観は健在で、「日本さくら名所100選」並びに「日本紅葉の名所100選」に選ばれているように、春は桜の、秋は紅葉の名所としても非常に有名です。

 

 

渡月橋

嵐山のシンボルこそ、この渡月橋ですね!

平安初期の承和年間(834年 – 848年)に僧・道昌が架橋したのが始まりとされ、
鎌倉時代に亀山上皇が、橋の上空を移動していく月を眺めながら、「くまなき月の渡るに似る」と感想を述べたことから、「渡月橋」と名付けられたと言われています。

紅葉の季節になると、紅、黄、緑と彩豊かに”秋の色”に染まる嵐山・小倉山を背にした渡月橋が、一層魅力溢れる風景となります。

ゆったりと川の水音に耳を澄ませながら、平安時代から続く渡月橋と山々の絶景を眺める。。

大変に”乙”な時間を過ごさせていただきました!

 

渡月橋の観光案内

紅葉の見頃

色づき始め:11月中旬

見頃:11月下旬〜12月上旬

イベント・催し物

毎年11月:嵐山もみじ祭

毎年12月上旬:嵐山花灯路

桜の見頃

3月下旬~4月上旬

観光のおすすめ時間

朝7時〜8時ごろ

お店が開いていないのでまだ食べ歩きなどはできませんが、ピーク時は渡月橋は人でいっぱいになります。

人の少ない時間帯で写真を撮ったり、落ち着いてゆっくりと雰囲気を楽しみたい方は、午前中のさらに前、朝の時間に訪問し、ここからお寺などを巡り始めると良いでしょう!

アクセス

嵐電(京福電気鉄道嵐山本線) 嵐山駅 から徒歩ですぐ

JR嵯峨野線 嵯峨嵐山駅 から徒歩15分

阪急嵐山線 阪急嵐山駅 から徒歩4分

 

 

キモノフォレスト

キモノフォレストは、「嵐電」こと京福電気鉄道嵐山本線の終点にして嵐山への玄関口である嵐電嵐山駅構内横にあるアートスポットです。

嵐電嵐山駅が2013年7月にリニューアルされたのを機につくられ、ここには、大正時代から続く老舗『亀田富染工場』の京友禅の生地が入れられたアクリルポールが立ち並んでおり、その数約600本、その種類は全32種類にものぼります!

着物の小径」と名付けられた京友禅のポール道はもちろんのこと、パワースポット「龍の愛宕池(あたごいけ)」も置かれており、若者を中心に人気の新スポットとなっています。

夕方から夜にかけてはライトアップもなされており、お着物でここを歩けばインスタ映えも間違いなし!!

まさに、「現代と中世の日本文化の融合地」と呼べるでしょう!

 

キモノフォレストの観光案内

観光のおすすめ時間

朝 / 夕方以降

嵐山エリア共通で言えることですが、日中は観光客がどっと押し寄せるため、満足に写真を撮ったりすることが難しいでしょう。

そのため、少しでも人が少ない中で写真を取りたい人は朝がおすすめです!

加えて、夕方以降のライトアップも見どころです!(こちらは人が多くなるのは仕方がないと受け入れるしかなさそうです…笑)

アクセス

嵐電(京福電気鉄道嵐山本線) 嵐山駅構内

 

 

保津川下り

嵐山を流れる大堰川の上流流域「保津川」。

この保津川の流域では、長岡京の時代から1000年以上に及んで林業が盛んであり、伐採した木材を京都の町へ運ぶのに保津川を使った水運が用いられていました。

そんな水運の終着点が嵐山であり、現代の保津川下りでは、当時の水運と同じルートを小舟で下ることができるのです!

春は華やかな山桜、夏は眩しい新緑、秋は彩豊かな紅葉、そして冬は純白の雪景色と、四季によってその姿を変える保津川の中を、時に急流・激流を越えながら下っていけば、穏やかな中で風景を楽しむ”静”の心と、スリルを求める”動”の心の両方を満たすことができるでしょう!

僕はこの保津川下りを、高校の修学旅行の際に体験しました!
「竿」を持った「竿さし」と呼ばれる船頭さんと、「櫂(かい)」を持った「櫂引き」と呼ばれる船頭さんの二人で舟を進めます。
途中、このあと紹介しますトロッコ列車も見ることができ、両者手を振りあう、なんてこともありました!
こういうのがいかにも観光地らしくて、何だかんだ楽しくなってきちゃいます!笑
このときはまだ紅葉は進んでいませんでしたが、船頭さんが観光案内をしてくれたり岩の紹介をしてくれたり、今まで打ってきた竿の窪みに竿を打つパフォーマンスを披露してくれたりと、あっという間の2時間でした!

 

保津川下りの観光案内

運航時間

3/10〜11/30:9:00〜15:30(最終便出航時間)

12/1〜12/9:9:00〜14:30(最終便出航時間)

※冬期お座敷暖房船:12月上旬〜3/9の10:00〜14:30発の4便

運休日

土日祝は不定期運航

12/29~1/4(年末年始)

暴風雨および増水の場合(雨天の場合は船にテントを張り通常通り運航)

その他、安全点検等で臨時運休あり

所要時間

約2時間

料金

大人:4,100円

小人(4歳~小学生):2,700円

紅葉の見頃

色づき始め:11月上旬

見頃:11月下旬

アクセス

JR嵯峨野線 亀岡駅 から徒歩約8分

京都縦貫道 篠IC から約10分(無料駐車場80台完備)

 

 

 

嵯峨野トロッコ列車

保津川下り」とともに、亀山の保津川・桂川の風景を堪能することができるのが、嵯峨野トロッコ列車です!

こちらは、JR線・嵯峨嵐山駅からすぐ隣にある「トロッコ嵯峨駅」から、上流の「トロッコ亀岡駅」までの約7.3kmをおよそ25分で結ぶ観光列車。

保津川下り中にも頭上を走る列車を見ることができますが、やはり列車は乗ってなんぼ!

時間によっては窓ガラスのない車両もあり、今だに改良を続ける”古き良き”トロッコ列車からの眺めを一目見ようと、老若男女問わず多くの観光客に利用されています。

途中下車も可能ですので、途中からは徒歩で渓谷を楽しむのも、新鮮な空気を吸いながら風景を楽しめることでしょう!

 

嵯峨野トロッコ列車の観光案内

運航期間

3月1日~12月29日

運行時間

トロッコ嵯峨駅発:9:01~16:01

トロッコ亀岡駅発:9:29~16:29

1日8往復16本、繁忙期は臨時列車運航

運休日

水曜休(祝日・春休み・GW・夏休み・紅葉の時期は運行)

料金(片道)

大人(12歳以上):620円

小人(6歳以上):310円 ※6歳未満は大人1名に付き1名まで無料

紅葉の見頃

色づき始め:11月上旬

見頃:11月下旬

アクセス

トロッコ嵯峨駅へは、JR嵯峨野線 嵯峨嵐山駅から徒歩ですぐ

車でアクセスする方は、亀岡から保津川下りで嵐山まで下り、トロッコに乗って亀岡まで戻ってくるという方も多いみたいです!

 

 

 

天龍寺

「亀山」とも呼ばれる小倉山の麓に建てられた天龍寺

室町幕府を成立させた足利尊氏が、のちに天龍寺の開山となる夢窓疎石(むそうそせき)の勧めを受けて、後醍醐天皇の菩薩を弔うために建立しました。

天龍寺といえば、どこから見ても龍に睨まれているように見える雲龍図が大変に有名ですが、実は雲龍図はおまけ。笑

天龍寺最大の見どころは、夢窓疎石がつくったとされる亀山(小倉山)を借景とした「曹源池(そうげんち)庭園」になります。

池泉回遊式庭園である曹源池庭園は、見る場所によって実に多くの魅力を感じることができるのもポイント!

庭園に臨む天龍寺最大の建物である大方丈から眺めるもよし、隣の書院である小方丈から眺めるもよし、庭園におりて見てまわるもよしです。

曹源池庭園は紅葉の名所としても知られていますが、もちろん他の季節でも天龍寺を楽しむことができます。

春は桜の名所となり、夏は蓮や桔梗、半夏生(はんげしょう)に、百日紅(さるすべり)といった花々を愛でることもできますよ!

 

天龍寺の観光案内

拝観時間

8:30~17:30

(11/10~12/2は7:30~、10/21~3/20は~17:00)

特別参拝(法堂「雲龍図」)

土日祝、春、秋の9:00~17:00

(10/21~3/20は~16:00)

写真引用:天龍寺 雲龍図の案内 より

料金

庭園・諸堂の通常参拝:500円

法堂(雲龍図):500円(通常参拝とは別料金)

紅葉の見頃

色づき始め:11月中旬

見頃:11月下旬~12月上旬

桜の見頃

3月下旬~4月中旬

観光のおすすめ時間

開館直後

アクセス

嵐電嵐山駅 からすぐ

市バス 嵐山天龍寺前 からすぐ

駐車場は120台分完備

 

 

 

宝厳院

宝厳院は、天龍寺の塔頭(たっちゅう)寺院のひとつになります。

この宝厳院は近代に入って何度か移転をしている珍しい寺院で、室町時代に建立された当初は、現在の京都市上京区(二条城や京都御所のあたり)に位置し、広大な境内を有した寺院でした。

応仁の乱によって一度は焼失するものの、豊臣秀吉より再建され、徳川幕府にも明治に至るまで保護されます。

その後、天龍寺塔頭弘源寺境内に移転し、2002年に現在の天龍寺のお隣、この嵐山の地に移転再興しました。

この寺院の見どころは、獅子吼(ししく)の庭ですね!

室町時代に中国に二度渡った禅僧・策彦周良禅師によって作庭され、嵐山の景観を取り入れた借景回遊式庭園となっています。

「獅子吼」とは、「獅子が吼えて百獣を恐れさせる」ことから「仏(釈迦、ブッダ)が説法する」という意味だそうで、公式ホームページ曰く、
庭園内を散策し、鳥の声、風の音を聴く事によって、人生の心理、正道を肌で感じ、心が大変癒する庭
だそうですよ!

秋の紅葉も大変美しいですが、入口付近の「三尊石」や「苦海」や「獣石」、庭園のシンボルとも言える「獅子岩」など、庭園のいたるところに石と岩を用いた”遊び”が散りばめられているのもこの庭園の魅力です。

そんな宝厳院、実はいつでも拝観できるわけではなく、一般公開となるのは春と秋の年2回だけなのです!

春の特別拝観(3月中旬~6月下旬)では爽やかな青紅葉を、秋の特別拝観(10月初旬~12月上旬)では鮮やかな紅に染まった紅葉を楽しむことができますよ!

 

宝厳院の観光案内

拝観期間

春と秋の特別拝観時のみ

2019年は、10月5日(土) 〜 12月8日(日)

夜間特別拝観(ライトアップ)

2019年は、11月8日(金) 〜 12月1日(日)

拝観時間

9:00~16:45(最終受付は16:45)

夜間特別拝観(ライトアップ)

17:30~20:30(最終受付は20:15)

料金

庭園

大人:500円(夜間公開時間帯は大人600円)

小中学生:300円

本堂(庭園拝観料に別途必要)

大人:500円

小中学生:300円

紅葉の見頃

色づき始め:11月上旬

見頃:11月中旬~12月上旬

観光のおすすめ時間

午前中

アクセス

嵐電嵐山駅 から徒歩3分

市バス 嵐山天龍寺前 から徒歩4分

 

 

 

竹林の小径

※写ってしまっている顔は編集しています。

嵐山には竹林が多く存在しますし、嵐山の寺院の多くには竹が植えてあります。

そんな嵐山の中でも「竹」といえば、、ここ竹林の小径(こみち)ですね!!

紅葉とは関係ありませんが、竹林の小径は嵐山に来たらはずせない観光スポットです。

野宮神社から天龍寺の北側を通り大河内山荘庭園へと続く、全長約400mの竹林の散歩道で、上を見上げても竹の葉が覆うほど竹に囲まれているという、まさに「竹のトンネル」です!

ネットには「静謐」だの「幽玄」だのと書いてありますが、基本的には年中大勢の人が通っていますので、そういった雰囲気を味わいたい方は早朝か深夜に行くしかないでしょう!笑

ですが素晴らしい光景、別世界を歩いているような体験ができるのもまた事実!

特に夏場は、猛暑の中でも竹の雰囲気や音から””を感じられると大人気ですし、毎年12月に開催される「嵐山花灯路」の時期には、竹林の両側がライトアップされ、より幻想的な雰囲気も楽しむことができますよ!

 

竹林の小径の観光案内

時間

散策自由

イベント・催し物

12月上旬:嵐山花灯路

アクセス

嵐電嵐山駅 から徒歩7分

 

 

野宮神社

※写ってしまっている顔は編集しています。

竹林の小径の内部に佇むように位置する野宮神社は、嵐山No.1のパワースポットと言っても過言ではありません。

若い世代、そして特に女性には大人気の観光地ですね!

もともと野宮は、天皇の代理で伊勢神宮にお仕えする、天皇の親族の女性から選ばれた「斎王」が、伊勢へ赴く前に身を清める場所でした。

穢れを祓う聖地のような役割を持ち、加えて、野宮のシンボルである黒木鳥居と小柴垣に囲まれたこの地の美しさも相まって、当時から清らかな場所として扱われていたようです。

その様子は、紫式部が描いた日本を代表する最古のプレイボーイである光源氏の物語『源氏物語』の『賢木の巻』にも登場するほど。

そんなただでさえパワースポットとして成立する地に、斎王の風習がなくなったのちに多くの神様を祀ったのが野宮神社なのです!

この神社におけるご利益は、「野宮大黒天」による「縁結び・恋愛成就「白福稲荷大明神」による「子宝安産が大変に有名ですが、それ以外にも「財運、芸能上達」や「交通安全」、「健康、知恵授け」と、もうよりどりみどり!笑

さらに、縁結びの野宮大黒天のそばにある神石「お亀石」を撫でながらお祈りすると、 一年以内に願い事が成就すると言われており、こちらも順番待ちの行列ができるほどの人気ぶり!

せっかくここまで来たのなら、みなさんもご利益をもらって行きましょう!!

 

野宮神社の観光案内

拝観時間

9:00~17:00

料金

境内は自由に出入りできます

観光のおすすめ時間

時期によって参拝者、というか、ご利益を求めて来る人の数が大きく変化すると思われます。

境内がそこまで広くないため、ほかの観光地に比べると参拝者数が飽和しやすいです。

特に、紅葉が見頃を迎える時期と修学旅行生が多く訪問する時期が重なる秋の季節は、かなり混雑するでしょう。
(僕は11月の中旬の11時ごろに行きましたが、すでに身動きが取りにくいほどの人だかりでした。笑)

アクセス

嵐電嵐山駅 から徒歩7分

市バス停 野々宮 から徒歩4分

 

 

 

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常寂光寺

常寂光寺は小倉山の山腹に位置し、慶長年間(1596~1614年)に日禛(にっしん)上人により開創されたお寺です。

嵐山の地域は平安時代から皇族や貴族の離宮、あるいは別荘地として人気があったということは既に書きましたが、常寂光寺が建つここ小倉山もその一つ。

かつては、現在常寂光寺の境内が建つこの地に、『小倉百人一首』を編纂した歌人・藤原定家の山荘「時雨亭」が建てられていたとも言われています。

百人一首ファン、そして近年人気を博した『ちはやふる』ファンにとっては、まさに「聖地」とも呼べる場所かもしれませんね!

そんな常寂光寺の名前は、「常寂光土」という仏教用語に由来しています。

常寂光土は一言でいうと、「仏様の住む世界のうちで一番の理想郷」のことで、常寂光寺はその名に恥じない紅葉の名所として古くから親しまれています。

茅葺き屋根の仁王門、たくさんの紅葉に囲まれる本堂、そして、多宝塔と最奥の展望台からの絶景…!

実際に足を運んでみて、なぜこの地に当代有数の歌人である藤原定家が別荘を建てたのかがよくわかりました!

 

常寂光寺の観光案内

拝観期間

9:00~17:00(最終受付16:30)

無休

イベント・催し物

12月上旬の17:00~20:00:嵐山花灯路(夜間ライトアップ)

料金

500円

嵐山花灯路の夜間ライトアップは、別途500円

紅葉の見頃

色づき始め:11月上旬

見頃:11月中旬~下旬

桜の見頃

4月上旬~4月中旬

観光のおすすめ時間

開館直後

アクセス

嵐電嵐山駅 から徒歩15分

JR嵯峨野線 嵯峨嵐山駅 から徒歩17分

市バス停 嵯峨小学校前 から徒歩8分

 

 

 

祇王寺

お庭の一面にびっしりと生えた美しい苔が印象的な祇王寺は、超人気の嵐山の観光スポットの中では穴場の部類になるのではないかと、個人的には思います。

​常寂光寺からさらに小倉山に沿って北へ行ったところに位置しており、とても静かな場所に佇んでいる印象でした。​​​

この祇王寺は『平家物語』にも登場するお寺ですが、そのストーリーは少々切ないものとなっています…。​

このお寺の名前(正しくいうと「寺号」)にもなっている祇王(「妓王」と紹介されることの方が多いです)は、故郷の近江国から京都へ上京し、京都では有名な白拍子(踊り子の一種)となり、”時の人”平清盛に寵愛されます。

​​その後、清盛の寵愛は仏御前に移ってしまうのですが、妓王は仏御前と清盛の仲を取り成した過去があり、その恩に報いようと、今度は仏御前が妓王と清盛の仲を取り成そうと計らいます。

しかしそれがかえって逆効果となり、妓王は母と妹とともに京を追放され、当時は「往生院」という名であったこの寺で出家することとなったのです。

​​​これは第一巻『祇王』のお話で、ここから祇王寺は「悲恋の尼寺」の名でも知られています。

​このストーリーを知ると、趣のある苔たちを見るとなんだか切ない気分になってしますのですが、​​華やかな寺社仏閣だけでなく、こういった”侘び寂び”を感じるお寺を味わうというのも、京都の楽しみ方の一つなのかもしれないと教えてくれたお寺でした。。​

 

祇王寺の観光案内

拝観時間

9:00~17:00(最終受付は16:30)

料金

大人:300円

小人(小中高):100円

大覚寺・祇王寺の2カ寺共通拝観券:600円

紅葉の見頃

色づき始め:11月中旬

見頃:11月下旬

苔庭に敷き積もった深紅の散りもみじが一番の見どころです!

観光のおすすめ時間

穴場(個人的感覚)

アクセス

嵐電嵐山駅 から徒歩22分

常寂光寺 から徒歩10分

市バス停 嵯峨釈迦堂前 から徒歩15分

祇王寺〜大覚寺までは、徒歩で約25分

 

 

 

厭離庵

常寂光寺のところで、「百人一首を編纂した藤原定家の小倉山荘「時雨亭」があったとされる場所」とご紹介しましたが、実はここ厭離庵(えんりあん)も、藤原定家の別荘があったとされる場所なのです。

厭離庵については、時雨亭跡として伝えられたのちに、定家と為家(定家の嗣子)のお墓のみを残して一度荒廃しますが、江戸時代に定家の子孫である冷泉家が修復し、霊元天皇から「厭離庵」の号を授かったという歴史を持ちます。

実際に定家の血縁者が関係を持ったという意味では、ある意味特別な”何か”はあるのかもしれませんね。

その後再び荒廃しますが、再度復興を果たし、現在は尼寺となっています。

名前にある「離」という言葉は「厭離穢土」という言葉にも使われており、「汚れた現世を嫌い、離れる(往生する)こと」を指します。

その名に相応しいように、まず、ここ厭離庵には普段は立ち入ることができず、秋の紅葉シーズンのみ開放されます

そしていざ入ってみると、確かにそこは別世界。。

四方を高い木々に囲まれているためまるで外界と隔絶された空間となっていて、やや薄暗いのも、どこか幽玄な雰囲気を作り出すのに一役買っていました。

僕が行った時期は紅葉がほとんど進んでおらず、厭離庵一番の魅力と言われる”一面の散りもみじ”は見ることが叶いませんでしたが、その分人も少なく、静かでどこか”異世界な”時間を過ごすことができました。

 

厭離庵の観光案内

拝観期間

秋の紅葉シーズンのみ(普段は非公開)

例年、11月1日~12月7日

※この期間でも建物内の見学は不可。見学は庭園・茶室・本堂のみ。

拝観時間

9:00~16:00

料金

500円

紅葉の見頃

色づき始め:11月中旬

見頃:11月下旬

観光のおすすめ時間

午前中

例年見頃を迎える11月下旬は、小さな庭園内が人で埋め尽くされるほどの訪問者数になるようです。

人が少しでも少ない中で厭離庵一番の見どころである散りもみじ(敷きもみじ)を楽しみたい方は、朝一番に行くのがよいでしょう!

アクセス

嵐電嵐山駅 から徒歩20分

常寂光寺 から徒歩8分

市バス停 嵯峨釈迦堂前 から徒歩10分

小径の奥にいりしており、Google Mapなどの地図アプリを用いてもかなりわかりにくいです。笑

近くまで行くと「いかにも手書きじゃん!」みたいな看板がありますので(笑)、それに従って行くとすんなり訪問できました!

 

 

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車折神社

紅葉とはあまり関係がありませんが、野宮神社同様嵐山屈指のパワースポットである「車折(くるまざき)神社は取り上げないわけにはいきません!

日本一とも言われるほどの、屈指の芸能神社として名高い車折神社ですが、元々は、平安時代後期の儒学者「清原頼業(きよはらよりなり)」を祀った寺院で、頼業の非常に優れた和漢の学識や政治実務の手腕から、本殿の車折明神は学業成就のご利益や、「約束を違えないこと」を守ってくれるということで、商売繁盛金運・財運、さらには恋愛成就のご利益で知られていました。

その後、車折神社には数々の摂社(本社に付属し、その祭神と縁の深い神を祭った社)が建てられ、その中の一つが「芸能神社」でした。

“芸能の神様”である「天宇受売命(あめのうずめのみこと)」が祀られた芸能神社ですが、その人気が急上昇したのは、車折神社特有の「芸能玉垣が世に知れ渡ったからですね!

数々の有名人が訪れ、名前を掲げている車折神社の芸能玉垣は、実はプロ・アマ問わず、芸能や芸術に関わっていれば書いていただけるのですよ!

さすがに目立つ位置には掲載されないとは思いますが、掲げられている方々の仲間入りができたように感じられるだけで、すでにご利益がありそうですよね!

他にも、随筆『枕草子』の作者として知られる清少納言を祀り、「才色兼備(優れた学力と才能)」のご利益があるとされる「清少納言社」や、ヒンドゥー教の女神サラスヴァティーと同一視される弁才天(弁財天、弁天とも)を祀り、「金満美麗(金運と美しさを兼ね備える)」のご利益があるとされる「弁天神社」も、摂社として境内に建っています。

さらには、「車折石」ないしは「祈念神石(きねんしんせき)」と呼ばれるパワーストーンもあり、本当にご利益てんこ盛りな神社となっているのが車折神社なのです!

 

車折神社の観光案内

拝観時間

8:30~17:30

料金

境内へは自由に出入り可能

アクセス

嵐電車折神社駅 からすぐ

 

 

 

大覚寺

今回は夜間ライトアップ時のみ訪問したため、写真はすべてライトアップのものになります!

大覚寺は、平安時代初期に嵯峨天皇が新たな離宮として建てた離宮嵯峨院が前身となり、恒寂入道親王を開山として開創された寺院となります。

大覚寺は、明治時代初頭まで代々天皇や皇統が門主(住職)を務めた格式高い門跡寺院としても知られており、政治、特に天皇との関係について長く関わりが深いです。

中でも大きな出来事は、1336年から57年間続いていた南北朝が分立していた時代が元中9年(1392年)に南北朝の和解をもって終結した際、ここ大覚寺で、南朝最後の天皇である後亀山天皇から北朝の後小松天皇に「三種の神器」が引き継がれる儀式が執り行われたことでしょう。

この時代以前から、大覚寺は「大覚寺統」の拠点として南朝ゆかりの寺院ではありましたが、室町時代には北朝・室町幕府方の有力寺院となり、その後も皇室ゆかりの寺院としてあり続けました。

このような歴史から、ガイドブックやサイトなどには旧嵯峨御所大本山大覚寺と書かれていることも多いですね!

そんな大覚寺における一番の見どころが、嵯峨天皇が離宮造園時に中国の洞庭湖を模して作庭したとされる、現存する日本最古の庭池大沢池です!

嵐山に別荘を構えた平安貴族はこの大沢池で舟遊びに興じていたともされており、平安時代の雰囲気を未だ感じさせる庭園と紅葉、そして、池の辺りに立つ心経宝塔との取り合わせは、いつ見ても素晴らしいものを感じさせてくれますし、夜間のライトアップの際は、一層幽玄となった雰囲気を味わうことができますよ!

また、大覚寺は「いけばな」発祥のお寺でもあり、大沢池の菊ヶ島に咲く野菊を、嵯峨天皇自ら手折り、器にいけ、「後世、花を賞づるもの、宜しく之をもって範とすべし」と述べたとされることをはじまりとしているそうです。

早朝には特別写経も行われており、大覚寺は上述のいけばな発祥の地と合わせて「華と心経の寺」とも呼ばれています。

大覚寺はまさに、嵐山随一の歴史を誇る寺院と言えるでしょう!

 

大覚寺の観光案内

拝観時間

9:00~17:00(最終受付は16:30)

夜間特別拝観(ライトアップ)

2019年は、11月8日(金) ~ 12月1日(日)

17:30~20:00(受付終了)

料金

大人:500円

小人(小中高):300円

夜間特別拝観(ライトアップ)

大人:500円

小人(小中高):300円

※日中の参拝券を持っていても、別途拝観料が必要(昼夜入替制)

紅葉の見頃

色づき始め:11月中旬

見頃:11月下旬

桜の見頃

3月下旬~4月中旬

イベント・催し物

9月中旬(中秋の名月の頃):観月の夕べ

大覚寺では各時期多数の催し物が開催されていますので、詳しくは公式ホームページをご覧ください!

観光のおすすめ時間

午前中

アクセス

JR嵯峨野線 嵯峨嵐山駅 から徒歩20分、

嵐電 嵐電嵯峨駅 から徒歩25分

京都駅より市バス停・京都バス停 大覚寺 から徒歩すぐ

 

 

 

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嵐山の観光案内 まとめ

今回は、国内外を問わず人気の京都観光の中でも、とりわけ賑わいを見せる嵐山エリアの観光情報をお届けしました!

このブログでは紅葉にフィーチャーしてお届けしてきましたが、春は桜を、初夏から夏にかけては青紅葉や植物を、そして冬は雪化粧をというように、四季折々一年を通じて様々な角度から楽しむこともできるのが、ここ嵐山最大の魅力と言ってよいでしょう!

京都へ行ったらここ嵐山は外せない!!

ぜひ皆さんも、魅力溢れる嵐山の地へ足を運んでみてくださいね!