【奈良】春日大社の観光ガイド|見どころや歴史、アクセスやご利益をご紹介!

春日大社_奈良公園 サムネ

みなさんこんにちは!旅狼かいとです!今回ご紹介していくのは、奈良公園の最深部に佇む「春日大社」です!

全国の春日神社の総本山である奈良の春日大社。およそ1300年もの歴史をもつ由緒正しき神社であり、奈良における信仰の中心地でもあります。

奈良公園の鹿との関係も深く、さまざまなご利益をいただけるパワースポットでもあります。

この記事ではそんな春日大社の歴史や見どころ、アクセスにご利益などなど、観光のときに知っておくともっと春日大社を楽しめる情報をお届けしていきます!

  

目次

春日大社とは?

春日大社とは?_釣灯篭

見どころの前に、まずは春日大社の概要からお話ししましょう!

春日大社は、東大寺や興福寺が立ち並ぶ奈良公園に立つ寺院です。興福寺と同様に、平安時代に隆盛を迎えた藤原氏の祖である「中臣鎌足」の子「藤原不比等が創建に関わる神社であり、藤原氏の氏神であるタケミカヅチ(鹿島神)を祀る神社です。

タケミカヅチをはじめとする四神が平城京を守るため本殿に祀られており、
「神が白鹿に乗って奈良の地にやってきた」
という伝説から、春日大社では鹿が神使とされています。

およそ3000基あるといわれる石灯籠朱色の大社が印象的な場所で、20年ごとに御本殿や社殿を造り替える「式年造替」によって、つねに清らかな神様の御加護が境内に満ちているというパワースポットでもあります。

1998年(平成10年)には、春日山原始林とともに「古都奈良の文化財」の一部としてユネスコの世界遺産に登録されました。

  

春日大社の見どころ

では、春日大社にいったら観ておきたい見どころをご紹介してきます!

本殿

春日大社_本殿(中門と御廟)

国宝に指定されている春日大社の本殿

平城京鎮護のため、第一殿に、藤原氏の氏神とされる「武甕槌命(タケミカヅチノミコト)を、第二殿から第四殿までにはそれぞれ、「経津主命(フツヌシノミコト)」、「天児屋根命(アメノコヤネノミコト)」、「比売神(ヒメガミ)」が祀られています。

林檎の庭」と呼ばれる中庭からは、四所神殿を守る中門と御廟を眺めることができ、春日大社随一のフォトスポットとなっていますよ!

  

藤浪之屋の万灯籠

春日大社_藤浪之屋の万灯籠

本殿を取り囲む回廊のうち、北回廊の端にあるのが藤浪之屋(ふじなみのや)と呼ばれる重要文化財です。ここには、平安時代から現在まで奉納されたおよそ3000基もの釣灯籠が飾られています。

「春日大社」の燈籠はただ数が多いだけでなく歴史的な資料としても重要とされており、なんと現存する室町時代以前の燈籠の6割以上が春日大社にあるといわれているのです!

境内には同じく、約3000基の石灯籠も立てられており、毎年2月の節分、8月14日・15日の年3回だけ、これらすべての灯籠に火をともす「春日万燈籠が行われるのです。

そんな年数回のみの万灯籠の雰囲気をいつでも体験できるように用意されたのが、ここ藤浪之屋なのです。

真っ暗な建物の中ではLED電灯の釣燈籠がぎっしりと灯されており、万灯籠を再現しています。残念ながらろうそくではないものの、かつての春日大社の雰囲気を味わうには十分な場所でしたよ!

 

南門

春日大社_南門

二の鳥居をくぐった先の石段を登ると左手側に見えるのが、本殿の正面玄関、楼門にあたる春日大社の「南門です。

高さ約12mの鮮やかな朱色が印象的な荘厳な門であり、春には灯籠や朱色の南門に花がかかる枝垂れ桜の撮影スポットとしても人気の見どころです!

  

若宮神社とその自然

画像引用先:春日大社 公式サイト 境内のご案内

二の鳥居から南門をスルーしてそのまま先へ進むと、神域ともいえる春日信仰の始まりの地「御蓋山の森と、そこに建つ若宮神社があります。

若宮神社までの道には、室町時代~江戸時代初期の御間型灯籠(おあいがたとうろう)が並んでおり、この道もまた見どころの一つです。

「若宮神社の自然」ともいえるこの地には、ほとんどが竹柏(なぎ)の木だけという純林も多く見られ、その希少性から天然記念物にも指定されています。竹柏は春日大社において、榊の代わりに神事に用いられた神木でもありますから、この森が春日社にとっていかに大切な土地なのか、想像に難くないですね…!

ほかにも、奈良県下で1、2を争う巨樹「若宮の大楠花弁の形や配列が一定に”ならない”という八重咲きの椿「若宮椿、若宮社本殿北側の竹柏に巻きつき、屋根を覆うように花をつける濃い紫の八重咲きの藤「八ツ藤など、見どころとなるここだけの花々も魅力的です!

また、平安時代後期から始まったとされる若宮おん祭が行われる場所でもあり、今では「祭じまいはおん祭」といわれるほど、奈良の代表的な祭として知られています。一年で最後の祭として、現在も12月15~18日に盛大に行われていますよ!

  

表参道

春日大社_見どころ_表参道と石灯籠

春日大社の表玄関たる「一の鳥居」をくぐると、二の鳥居まで馬場としても用いられた真っすぐな参道が続きます。

この表参道の両脇にはおよそ2000基もの石灯籠が立ち並んでおり、そのそれぞれが異なる絵柄や形をしているというのが隠れおもしろいポイント!

本殿へ向かって進むと「馬止橋」を渡り、そのさきに広がるのが「萬葉植物園」です。右手には「鹿苑」もありますので、時間があったら立ち寄るのもよいでしょう!

  

春日大社の神様とご利益

春日大社の祭神_ご利益と神様

春日大社の祭神

春日大社の本殿には、
武甕槌命(タケミカヅチノミコト)
経津主命(フツヌシノミコト)
天児屋根命(アメノコヤネノミコト)
比売神(ヒメガミ)
の4神が祀られています。

タケミカヅチフツヌシは、地上で生まれた神(国津神)から天の神(天津神)へと日本を譲り渡すようあらゆる神々と交渉し、国に平和をもたらした神様です。

アメノコヤネ神事と政治を守り導かれる神であり、そんなアメノコヤネの妻であるヒメガミは、平和と愛の女神であるとされています。

これら四柱の霊験から、春日神からは出世運商売繁盛などのご利益をいただけるとされています!

  

夫婦大國社

画像引用先:春日大社 公式サイト 境内のご案内

春日大社の境内にある若宮十五社」の一つ「夫婦大國社(めおとだいこくしゃ)もまた、春日大社では忘れてはいけないパワースポット!

というのも、この夫婦大國社では、日本で唯一、夫婦の大国様を祀っていることから、縁結びや夫婦円満のご利益で知られているのです!

大國様の妻である「須勢理姫命(スセリビメノミコト)」が手にしゃもじを持っていることから、古くよりしゃもじを奉納するのがならわしとなっており、特に女性へのご利益が強いそうですよ!

  

若宮十五社めぐり

画像引用先:春日大社 公式サイト 境内のご案内

一生分のご利益を祈願できるという「若宮十五社めぐりもまた、春日大社のご利益といったら忘れてはいけません!

良縁や開運・財運、商売繁盛、延命長寿などなど、人の一生で遭遇するさまざまな苦難を守ってくれる神々を順に巡り、ご利益を一度に祈願するというなんとも欲張りな巡礼になります。笑

が、その効果はやはり絶大!

順番に春日大社の摂社を巡るだけ、とはいうものの簡単な巡礼になりますので、45分ほどかかります。時間には余裕を持っていくとよいでしょう!

画像引用先:春日大社 公式サイト 春日大社について

他にも、、春日神のお使いである奈良の鹿がモチーフの「鹿みくじ祈願紙に願いを書いて紙のお守り袋に入れて身につけるという「叶守など、春日大社でしか目にすることのできないお守りやおみくじも目白押し!

お土産にもオススメですので、足を運んだ際はぜひご覧になってからお帰りくださいね!

  

春日大社の観光情報

春日大社の観光情報_時間・料金・アクセス

拝観時間

3月~10月

6:30~17:30

11月~2月

7:00~17:00

特別参拝(本殿前)

9:00~16:00

※終日拝観不可

・3月8日頃~3月13日

・12月20日~1月7日

・成人の日

※午前中拝観不可

・毎月1日・11日・21日

・節分の日・2月17日・2月23日・3月14日・3月15日・春分の日

・4月3日・5月第3金曜日・5月5日・5月10日

・8月7日・8月15日・秋分の日

・10月9日・11月3日・11月23日・12月17日

夫婦大国社

9:00~16:30

※若宮十五社めぐりの受付は15:30まで

国宝殿

10:00~17:00(入館は16:30まで)

萬葉植物園

3月~11月

9:00~17:00(入園は16:30まで)

12月~2月

9:00~16:30(入園は16:00まで)

拝観料

境内は自由散策

特別参拝(本殿前)

初穂料500円

国宝殿

一般:500円

大学生・高校生:300円

中学生・小学生:200円

萬葉植物園

大人:500円

小人(中学生以下):250円

※国宝殿・萬葉植物園には20名以上で団体割引あり

アクセス

奈良交通バス「春日大社本殿」下車からすぐ

奈良交通市内循環バス「春日大社表参道」下車から徒歩約10分

近鉄奈良駅から徒歩約25分

1 2
春日大社_奈良公園 サムネ

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

この記事が良かったらみんなにも共有してね!
  • URLをコピーしました!

この記事へのコメントはこちらから!

コメント一覧 (1件)

コメントする

目次