今回ご紹介するのは、秋の京都において南禅寺・永観堂エリアなどと呼ばれる地域の紅葉情報です!

この地区以外の京都の紅葉スポットを含めたとしても、毎年日本のみならず世界中の人々から超人気の「南禅寺」「永観堂」という二大紅葉スポットをはじめ、
四季折々の日本の自然を楽しめる散歩道「哲学の道
古くから続く古都京都の庭園の面影を残す「南禅院
趣がまったく異なる二つの庭園を一度に味わえる「天授庵
についてを、このブログではお届けします。

紅葉を観に秋の京都へ行ったのなら必見の紅葉スポットをぜひチェックしていってください!

 

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南禅寺

南禅寺は、日本最初の勅願禅寺で、京都五山と鎌倉五山の上に位置する「別格上位」、つまり、日本のすべての禅寺の中で最も格式が高い寺院となります。

現在の南禅寺が建つ地には、もともと「禅林寺殿」という離宮がありました。

しかし亀山法皇の時代、妖怪たちが毎夜毎晩現れ大層迷惑を被ることになってしまいます。

そこに現れたのが無関普門(大明国師)という僧でした。

弟子を連れて禅林寺殿を訪れた無関普門は、なんとなんと坐禅を組むだけで妖怪たちを退治してしまったのです!

どこぞのマンガかよ!と突っ込みたくなるほどのお坊さんです。。

そして当時80歳ということで、もはや無関普門もまた妖怪変化、蛇蝎磨羯の類なのでは、、とも思わなくもないですが。。。

ともあれこの出来事から、亀山法皇は無関普門を開山として禅林寺殿を「龍安山禅林禅寺」という名前の寺に改めました。

その後、寺号が「太平興国南禅禅寺」に改められて現在の名称である「南禅寺」となったお寺は、後醍醐天皇によって五山の第一位とされ、さらに足利義満によって京都五山と鎌倉五山の上位に当たる最上位「別格上位」に位置付けられますが、応仁の乱で伽藍をはじめとする境内のほとんどが焼失してしまいます。

なかなか再建が進まなかった南禅寺でしたが、徳川家康の時代に黒衣の宰相と呼ばれた以心崇伝(いしんすうでん)という僧侶にして政治家という、またも風変わりなお坊さんの政策によって復興を果たし、現在の姿となりました。

明治維新後には境内に琵琶湖疏水水路閣(”レンガ造りの水道橋“)が造られ、今日でも南禅寺の見どころの一つとなっていますね!

他にも、歌舞伎『山門』で石川五右衛門が言い放つ「絶景かな、絶景かな」の舞台である「三門や、虎が子虎を連れて川を渡る様子を表現した「虎の子渡しの庭」として有名な「方丈庭園など、見どころが目白押しです!

「歴史も深く見どころも満載!」ということは、当然人も多い!笑

ゆっくりと自分のペースで寺院を味わいたい方や、写真をこだわって撮りたいという方は、朝一番での訪問をオススメしますよ!!

 

南禅寺の観光案内

拝観時間

境内の見学は自由

方丈庭園と三門(上部)

8:40~17:00(12月~2月は8:40~16:30)

※受付終了はそれぞれ閉館時間の20分前

休日:12月28日~31日

料金

方丈庭園:500円(高校生:400円、小・中学生:300円)

三門(上部):500円(高校生:400円、小・中学生:300円)

※方丈庭園と三門は別料金

紅葉の見頃

色づき始め:11月中旬

見頃:12月上旬

観光のおすすめ時間

早朝~午前中

アクセス

地下鉄蹴上駅 から徒歩10分

駐車場 50台

 

 

 

南禅院

南禅院は、南禅寺の境内の一角にある京都の隠れた名所です!

目の前には明治時代に造られたレンガ造りの水道橋が建っており、いわば境内の”最深部”にあたるところに位置します。

上述の南禅寺のところでも紹介しましたが、現在南禅寺が建つ場所にははもともと、後嵯峨天皇が造営した離宮「禅林寺殿」が建てられていました。

禅林寺殿は「上の御所」と「下の御所」に分かれており、上の御所に建設された持仏堂が「南禅院」と呼ばれており、「”今日の”南禅院」は「”かつての”南禅院」の後身となります。

言うなれば”離宮の遺跡”であり、「南禅寺発祥の地」ともされるのがこの南禅院なのです!

現在の方丈は、徳川綱吉の母「桂昌院」の寄進によって再建されたもの。

池泉回遊式の庭園は京都三名勝史跡庭園の一つに数えられ、京都に唯一残る鎌倉時代末期の名庭になります。

亀山法皇自ら作庭したとも伝えられる庭園は、南禅寺境内の喧騒が嘘のようにひっそりとしており、静謐かつ幽玄な空間となっていました。

何となく、『風の谷のナウシカ』や『もののけ姫』を彷彿とさせる雰囲気でもあったように思います。

一つの境内にこれほど雰囲気が違う場所があるというのも不思議なものですが、それがまたこの庭園の”味”になっているのかもしれません。。

 

南禅院の観光案内

拝観時間

8:40~17:00(12月~2月は8:40~16:30)

※受付終了はそれぞれ閉館時間の20分前

休日:12月28日~31日

料金

300円(高校生:25円、小・中学生:150円)

紅葉の見頃

色づき始め:11月中旬

見頃:12月上旬

観光のおすすめ時間

午前中

アクセス

地下鉄蹴上駅 から徒歩10分(南禅寺境内の一部)

駐車場 50台(南禅寺の駐車場)

 

 

天授庵

天授庵は、南禅寺(当時の名は「龍安山禅林禅寺」)の開山である「無関普門(大明国師)」の遺骨を納めた塔所として、1339年(歴応2年)に建立されました。

光厳上皇の勅許を得て建てられた天授庵。
塔の名を「霊光」、庵の名を「天授」と授かった』そうで、、なんかもうカッコ良すぎませんか…!笑

現在の天授庵は、1602年(慶長7年)に武将であり歌人でもあった「細川幽斎」によって再興されたものになります。

天授庵は、枯山水の方丈庭園(東庭)と、南北朝時代に造られたとされる池泉回遊式の書院南庭を有し、趣の異なる二つの庭園を味わい楽しむことができます。

同じく南禅寺の境内に位置する南禅院と同じく、南禅寺の境内の喧騒がまるで別世界のことのように感じるほどの静寂に包まれており、それでいて、鮮やかかつ艶やかな小世界となっていました。

個人的にはかなり好みの雰囲気だっただけに、意外と歴史があっさりしていてちょっと残念。。

ですがそのぶん、余計なことを考えず、純粋に景色・風景として楽しめました!

たまにはこういう楽しみ方も、良いのかもしれませんね〜!

 

天授庵の観光案内

拝観時間

9:00~17:00

11月から冬季は9:00~16:30

受付終了はそれぞれ閉館時間の30分前

休日:2019年は、11月11日(月)午後~12日(火)午前

夜間特別拝観(ライトアップ)

2019年は、11月15日(金)~30日(土)

17:30~20:45(受付終了)

料金

500円

ライトアップ:600円(日中料金とは別途)

紅葉の見頃

色づき始め:11月上旬

見頃:11月中旬

観光のおすすめ時間

一日中

アクセス

地下鉄蹴上駅 から徒歩10分(南禅寺境内の一部)

駐車場 50台(南禅寺の駐車場)

 

 

永観堂(禅林寺)

永観堂は、真言宗の開祖であり「空海」の名で広く知られる「弘法大師」の弟子「真紹(しんじょう)が平安時代に建立してから、もみじの永観堂」として1000年以上の長きに渡って多くの人に親しまれてきた寺院になります。

元々は真言密教の「禅林寺」として建立されましたが、のちに「永観律師(ようかんりっし)」が住職となると、彼が三論宗を学んでいたことから次第に浄土教の色が濃くなります。

永観律師は、当時は今よりも広大だった禅林寺の境内に「薬王院」という施療院を建て、さらに貧しい人々の食料の足しになればと「悲田梅」と名付けられた梅林を育て、病人や貧人を救済する慈善活動を積極的に行いました。

この功績から、「永観堂」は永観律師の名からついたとされています。

その後、「静遍(じょうへん)」という僧侶が住職となった時代に浄土宗の寺院となり、浄土宗西山派の東本山を経て浄土宗西山禅林寺派の総本山となりました。

「もみじの永観堂」という渾名に相応しく、毎年様々なところで行われている紅葉ランキングでも上位の常連

敷地内には約3000本ものイロハモミジやオオモミジが植えられており、どこをとっても美しい日本の秋の色に染められています。

中でも釈迦堂横庭園や放生池が絶景ポイント!池に映える紅葉や橋との風景はいつ見ても絶景ですよ!

僕個人の中でも、今回の京都訪問で一番紅葉を楽しめた場所でした!

その分、紅葉を見頃を迎える11月中旬以降は人の数も京都随一。

紅葉シーズン中はいつ行っても人が多いので、逆に時間を選ぶ必要がないとも言えるかもしれません。笑

 

永観堂の観光案内

拝観時間

9:00~17:00(受付終了は16:00)

無休

特別展(寺宝展)

11月6日(水) ~ 12月4日(水)

夜間特別拝観(ライトアップ)

11月6日(水) ~ 12月4日(水)

17:30~21:00(受付終了は20:30)

料金

600円(小・中・高校生は400円)

寺宝展開催期間:1000円(小・中・高校生は400円)
 ↑紅葉の時期のほとんどはこの値段になるので注意です!

ライトアップ:600円(中学生以上)

紅葉の見頃

色づき始め:11月中旬

見頃:11月下旬~12月上旬

観光のおすすめ時間

紅葉の時期はどの時間でも混雑を覚悟しましょう。笑

アクセス

地下鉄東西線 蹴上駅 から徒歩約15分

市バス 南禅寺・永観堂道 から徒歩約3分

 

 

 

哲学の道

哲学の道は、永観堂付近から琵琶湖疏水に沿って銀閣寺近くまで続く約1.5kmの散歩道です。

元々は明治時代にできた琵琶湖疎水水路の管理用道路でしたが、周辺に文人が多く住まうようになり、「文人の道」と呼ばれるようになります。

その後、西田幾多郎をはじめとする京都大学の哲学者たちがこの道を散歩しながら思案を巡らしたことから「哲学の小径」、さらには「散策の道」や「思索の道」、「疏水の小径」などと呼ばれます。

そして1972年(昭和47年)、保存活動を進めるにあたり住民たちで相談した結果哲学の道と決まり、以後その名前で親しまれるようになりました。

西田幾多郎が詠んだ歌
人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾行く道を 吾は行くなり
の石碑が、哲学の道の中間地点付近にある法然院近くに立てられています。

人は人、自分は自分。それ故、自分は自分の行く道を行く
といった感じでしょうか。

自分の道は自分で決める。そして、その道を進んで行く。

素晴らしい言葉ですね。。

疏水の山側は自然の森が生い茂り、対岸には関雪桜の愛称で親しまれている桜並木が並んでいます。

この桜並木を含め、秋の紅葉以外にも、春は桜を、夏は木々の新緑を、そして冬は枯葉の舞う小径を、というように、四季折々の自然を楽しむことができます

また、道沿いには多くのおみやげ屋さんやカフェ、お茶屋さんが立ち並んでいました!

見てまわると、アクセサリー作りなどの体験ができるお店が多かった印象です。

道の風景はもちろんのこと、ゆったりとその周辺を散策してみるのも楽しいかもしれませんね!

 

哲学の道の観光案内

拝観時間・料金

自由散策

紅葉の見頃

色づき始め:11月中旬

見頃:11月中旬~11月下旬

桜の見頃

4月上旬

観光のおすすめ時間

早朝

アクセス

市バス 銀閣寺道 からすぐ

市バス 南禅寺・永観堂道 から徒歩約10分

 

 

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南禅寺・永観堂エリアのまとめ

ということで、今回は京都の紅葉の名所である「南禅寺」「南禅院」「天授庵」「永観堂(禅林寺)」「哲学の道の5ヶ所をご紹介してきました!

今回ご紹介した南禅寺・永観堂エリアは、哲学の道の周辺に紅葉の名所が集中していることから非常にまわりやすいのが特徴で、これら名所を半日でまわりきることも可能なのです!

もちろん、この地域の紅葉を一日かけてじっくりと味わうことも十分できます。

その場合は、今回ご紹介したお寺や小径以外にも、安楽寺法然寺、さらには銀閣寺といった名所も、旅行のプランに加えるのもアリですね!

それぞれの趣味や観たいもの・観たい場所に合わせて臨機応変にプランを自在に組み替えることができるのも、このエリアの推せるポイントです!

「去年はここに行ったから、今年はこっちにしてみようかな…!」なんてことがしやすく、毎年同じところに訪問しながら違った気分を味わえるのではないでしょうか…!

そして、自分だけの”攻略法”や楽しみ方を見つけてみると、より京都の紅葉に愛着が湧くこと間違いなし!

さらに秋の京都を楽しむことができますよ!!